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zoom RSS 【ネタバレ】映画「ウエスタン」

<<   作成日時 : 2014/05/10 16:05   >>

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ONCE UPON A TIME IN THE WEST (1968)



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この凄まじい決闘交響曲は、静寂という序曲から始まる

うーん、今日も暑い!
こういう日こそウーン、マンダム!ブロンソン祭り第2弾、前回に続いて男臭さNo.1俳優チャールズ・ブロンソンの西部劇、「ウエスタン」を見るんやよ!
またえらくストレートな邦題ですが、原題は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト(昔々、西部で)」、そうですね、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」と話はつながってませんが、同じレオーネ監督です。
イタリア製西部劇「マカロニ・ウエスタン」の世界的大ブームを巻き起こし、クリント・イーストウッド大スターに押し上げ、モリコーネ映画音楽のマエストロとして名を知らしめたイーストウッド3部作」の後、セルジオ・レオーネ監督がハリウッドに招かれ、本物のアメリカ西部を背景にハリウッド・スターを起用して作られた本作、もはや「マカロニ」と呼んでいいのかどうかわかりませんが、マカロニ・ウエスタンの頂点に君臨する最高傑作であります。
サントラモリコーネのベストの1枚であり、サントラ・コレクターなら誰でも持ってるわー。

昔々、アメリカの鉄道会社が線路をガンガン敷きまくっていた時代。
鉄道が通る予定の荒野に住むマクベイン一家が立ち退きに応じないので、鉄道会社殺し屋ヘンリー・フォンダ)を雇い一家を惨殺。
本作のメインテーマ曲「復讐のバラード」とともにフォンダ一味が姿を現すシーンのカッコ良さには鳥肌立ちまくり!
それにしても西部劇のヒーロー役で知られたヘンリー・フォンダ幼い少女まで無慈悲に殺してしまうのだから、当時の観客は相当ショックを受けたはず。
マクベインの花嫁となるべく荒野へとやってきた都会の女ジルクラウディア・カルディナーレ)は、新しい家族となるはずだった人々の死体に対面、呆然となる。
鉄道会社はお尋ね者の山賊シャイアンジェイソン・ロバーズ)に罪をかぶせるが、ジルの前に現れたシャイアンは男気あふれる人物で、真犯人を必ず見つけ出すと約束。

そしてもう1人、まるで影のようにフォンダにつきまとう謎の男チャールズ・ブロンソン)。
常にハーモニカを口にして、ほとんどしゃべらないセリフの少ない役だ。
マクベインの土地はジルのものとなり、鉄道会社は今度はジルを標的とし、つけ狙う。
ブロンソンシャイアンは手を組んで、ヘンリー・フォンダの魔手からジルを守ることに。
鉄道会社の黒幕「女王陛下の007」ドラコ役のガブリエル・フェルゼッティだったのね・・・)を仕留めるシャイアン
そしてブロンソンもフォンダと最後の決闘。

「なぜ、俺を狙う?」
フォンダの問いに、ブロンソンの脳裏に甦るある情景
両手を縛られ首にロープを巻かれた1人の男・・・ 彼の両足は、やはり両手を縛られた1人の少年の肩に乗っている。
それは恐るべきリンチの光景・・・ 長時間太陽に焼かれ立ちっぱなしでフラフラの少年、彼が肩で支えているのは実の兄、彼が倒れればはそのまま吊るし首になってしまう!
取り囲んだ男たちは、そんな光景を笑いながら楽しそうに見ている。
その中の1人(フォンダ)がハーモニカを取り出し、少年の口にくわえさせる。
ゼエゼエと苦しそうな少年の息遣いとともに、プアープアーと鳴るハーモニカ、大笑いする男たち。
ついに少年は倒れ、首吊り死体となった・・・

轟く銃声、地に倒れ伏すのはフォンダ
その口に因縁のハーモニカをくわえさせるブロンソン
フォンダはすべてを思い出し、そして死んでいった。

ジルの土地を鉄道が通ることになり、ジルは家を酒場に改装、鉄道工事の労働者たちを相手に商売繁盛。
新しい人生を歩み始めたジルに別れを告げ、馬に乗って去りゆくシャイアンブロンソン
だがシャイアンが馬から滑り落ちる。
鉄道会社の黒幕を倒した時、彼もまた敵の銃弾を腹に受けていたのだ。
ブロンソンを先に行かせ、1人眠りにつくシャイアン
鉄道の時代の到来とともに、銃で生き銃で死す男たちの時代=西部劇の時代は終わりを告げたのだ・・・
ここで「ONCE UPON A TIME IN THE WEST」というタイトル・クレジットがようやく出てくる。(実は映画が始まってからここまで、タイトルは1度も出てこなかったのです)
そして流れるモリコーネのもっとも美しい作品の1つ、本作のメインタイトル曲「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」
ノスタルジーの塊のような曲とともに、幕を閉じていく荒々しくも美しかった男たちの時代
さらば、大西部よ・・・
たぶん自分の人生が終わる時、耳に聴こえてくるのは、この曲のような気がします。


チャールズ・ブロンソン出演作のエントリー一覧
「レッド・サン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201304/article_2.html
「軍用列車」
http://puripuriouch.at.webry.info/201405/article_6.html
「ウエスタン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201405/article_7.html
「狼の挽歌」
http://puripuriouch.at.webry.info/201405/article_8.html











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コメント(24件)

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昨夜見ました台風が家を揺らしている最中に
面白かったです
まずは冒頭。胡散臭い男達が駅に来る。汚らしい男に蝿が纏わりつく。「何だ!こいつは?」と思ったら何と映画「キャノンボール」でドクターを演じた人ではないですか

>歌詞が左翼の主張に合ってないですが笑

働き蜂、過労死のイメージです・・・

>出雲弁と東北のズーズー弁がルーツが同じとか

山陰地方と東北。意外でした。
蟷螂の斧
2017/09/18 19:17
えっ?あのハエの人、ジャック・イーラムでしたか!
教えていただくまで、まったく気づきませんでした。
鉄道会社の人が女王陛下007のドラコだったこともブログ書くまで気づきませんでした・・・

夕べはこちらも吹き荒れました!
屋根が飛ばされないか心配でしたが、無事でした。
さほど遠くないところで銭湯の煙突がポッキリ折れたとニュースで言ってました・・・

あうち
2017/09/18 21:31
>鉄道会社の人が女王陛下007のドラコ

これは僕も驚きました泥水に顔をつけて絶命すごい役者さんです

>銭湯の煙突がポッキリ折れたとニュースで言ってました・・・

ネットで見て驚きました

>さらば、大西部よ・・・

サム・ペキンパー監督、ジェイソン・ロバーズ主演の映画を思い出します。僕が大好きな映画です
蟷螂の斧
2017/09/19 23:37
ええ何でしょう、その映画
ちょっと思い浮かびません・・・
ペキンパー監督といえばゲッタウェイですが、年内中にブログで取り上げたいと思います。
ワイルドバンチはすでにUP済です。
あうち
2017/09/20 10:41
>ええ何でしょう、その映画

公開当時の邦題は「砂漠の流れ者」。その後、原題通りに「ケーブル・ホーグのバラード」です

>ワイルドバンチ

子供の頃にテレビで日本語版を見た時に、トラウマになるような場面がありました
蟷螂の斧
2017/09/20 19:26
その映画、初めて聞くタイトルですたが、ウイキで調べたらペキンパ監督が自らの最高傑作とおっしゃてるようですね。
TVでやったら録画必須!

バンチもけっこうバイオレンス多めでしたからね。
どのへんがトラウマだったでしょうか?
将軍が首を掻っ切るあたりでしょうか?
あうち
2017/09/20 20:37
>将軍が首を掻っ切るあたりでしょうか?

その通りですそして、その前には馬で引きづられるエンジェル。可哀相でした・・・

>ペキンパ監督が自らの最高傑作

執着のロバースもいいけど、娼婦役のステラ・スティーヴンスが可愛らしいです

>チャールズ・ブロンソン

この映画では名前が出るのが4番目。
でも有名になってからは彼が1番目のようですね
蟷螂の斧
2017/09/21 07:13
エンジェルもけっこう自業自得だったような記憶が・・・
将軍もまったく必要のないエンジェル殺しをしなければ、銃撃戦にもならずに自分も死なずに済んだのに、って、それでは映画になりませんが笑

ステラ・スティーヴンスて初めて聞く名前ですが、調べたらマリリンモンローぽいですね。

え、ブロンソン4番目とは気づかなかった!
でも考えてみればフォンダ、クラウデア、ロバーズのが出番も多いですね。
ブロンソンは冒頭とクライマックスだけという感じ
あうち
2017/09/21 08:36
>え、ブロンソン4番目とは気づかなかった!

映画公開後に順番が変わるのは、時々あります。「荒野の七人」とか

>調べたらマリリンモンローぽいですね。

こんな事を言ったら、モンローのファンに怒られそうですが・・・
ステラ・スティーヴンスの方が魅力的ですまあ、十人十色。

>エンジェルもけっこう自業自得

大人になってから、しかもネットが普及してから色々調べると、そう言う事なんです
蟷螂の斧
2017/09/21 19:57
私は大人になってからワイルドバンチ見たので、主人公たちも悪人なのであまり感情移入せず笑

モンローって昔の人には衝撃的だったんだろうけど、今の基準で見ると、ちょっとどうかと思いますよね。
グレース・ケリーとかイングリット・バーグマンとか、ヒッチコック系の女優は今でも美しいですが。

順番変わってしまうの切ないですね。
「俺が主演だったのにー」とか悔しがる人が出てきそう

あうち
2017/09/21 21:18
>「俺が主演だったのにー」とか悔しがる人が出てきそう

そうなんですよ悔しいなんてものではないでしょう
でも、「続・荒野の七人」「新・荒野の七人 馬上の決闘」「荒野の七人・真昼の決闘」(シリーズ第2・3・4弾)は、その心配は無さそうです

>ヒッチコック系の女優

監督さんが好んだ女優

>私は大人になってからワイルドバンチ見たので

見た時の年齢によって印象は色々です
蟷螂の斧
2017/09/22 20:32
荒野の七人続編はマイナーな人ばかりで有名どころは1人くらいしかいないから、順番は変動せず・・・ ということでしょうか。

ヒッチコックは太ってるのがコンプレックスで、その反動で女優さんを映画の中でひどい目にあわせたそうです・・・ 才能があったからいいけど、単なる変質者になっていたかもしれなかった・・・
あうち
2017/09/22 21:13
>才能があったからいいけど、単なる変質者

まあ複雑なものです
そして、彼がショーン・コネリーを起用したけど、失敗作と言われた「マーニー」。
「4番打者でも三振や凡打もある」と言った人がいました

>荒野の七人続編はマイナーな人ばかり

第2弾のウォーレン・オーツはペキンパー作品で、いい味を出していますが、大スターと言う感じではないですまた人生も短かった。
蟷螂の斧
2017/09/23 16:42
>ウォーレン・オーツ
夜の大捜査線やワイルドバンチに出てますね。
でも顔が思い出せない・・・

マーニーって凡作でしたか。
見たかったけど、やめようかな・・・
コネリーとヒッチコックって相性悪そう・・・
あうち
2017/09/23 21:38
>でも顔が思い出せない・・・

そのあたりが大スターではなく、中スターぐらいかなと思います。マックィーンの代わりにヴィンを演じたロバート・フラー(ララミー牧場)も然り

>コネリーとヒッチコックって相性悪そう・・・

そう思います日野康一先生が「ヒッチコック作品としては出来が良いものではなく、なぜこの役がコネリーでなければならないのか合点がいかない。」と書いていました。

>西部劇のヒーロー役で知られたヘンリー・フォンダが幼い少女まで無慈悲に殺してしまうのだから、当時の観客は相当ショックを受けたはず。

まあ、しかし彼も私生活では色々と・・・そうだよね?ジェーンさん&ピーターさん
蟷螂の斧
2017/09/25 19:20
中スターっていい言葉ですね笑
私も大スターより中スターが好き、小スターも

それは例のコネリー本ですね。思い出しました。

ええフォンダの私生活ってジェーン&ピーターを虐待してたんですか?
人は見かけによらない!
あうち
2017/09/25 20:39
説明不足でした
ジェーン&ピーターのお母さんが自殺。夫の度重なる浮気に悩んで・・・そして、その3ヶ月後には新しい妻と結婚する父親

>中スターっていい言葉ですね

若山富三郎が弟の勝新太郎に関して言っていました。
「勝が大スターならば、私は中スター。」

>私も大スターより中スターが好き、小スターも

大映時代の勝新太郎や市川雷蔵の数々の主演作を見ると、「この人、よく見るなあ。」と思う役者さんがいますよね出番はそんなに多くないけど印象に残る役者さん
蟷螂の斧
2017/09/26 23:47
なんと!呪われたフォンダ家・・・
ヘンリーフォンダはロクな死に方しなさそう!

若山富三郎が中スターなら大部分の俳優さんがザコになってまう・・・

うちのバーサンが市川雷蔵のファンでファンレターの返事も直筆でもらったそうですが、私はあまり見てないんですよね・・・
もうちょっと後の世代かな。
佐藤慶さんとか成田三樹夫さんとか加藤武さんとか小池朝雄さんとか、やっぱり東映系の役者になじみがあるかなあ。
あうち
2017/09/27 15:33
>なんと!呪われたフォンダ家・・・

ドリュー・バリモア一家も色々?

>若山富三郎が中スターなら大部分の俳優さんがザコ

若山さんならではの謙遜でしょう
ところで最初の芸名もいいですね。

>佐藤慶さんとか成田三樹夫さんとか加藤武さんとか小池朝雄さんとか

いいですよね名脇役。
蟷螂の斧
2017/09/28 20:43
若山さんの最初の芸名って「城 健三朗」ってやつですか?
そのまんまヒーローみたいなお名前・・・
若山さんは「唖侍・鬼一法眼」というのがすごいよかったです。
マカロニ時代劇!
TVではほとんど再放送しないので、DVDボックス買ってしまいました。

ドリュー・バリモアもウイキで見てみましたが、壮絶ですなー。
「ホームアローン」の子役もそうですが、子役で成功すると後の人生が・・・
日本でも子連れ狼の大五郎が
あうち
2017/09/28 21:52
あうちさん。おはようございます背景の絵ちょっと意味深?

>「唖侍・鬼一法眼」

一度見たいですね〜

>「城 健三朗」

市川雷蔵主演「忍びの者」で信長役。「この役者は誰だろう?顔と声がカツシンにそっくりだなあ。」と思いながら見ていました

>日本でも子連れ狼の大五郎が

驚きました!
蟷螂の斧
2017/09/29 06:49
背景の絵に意味はないいのです><
ちょっと明るくしてみようと思ったのですが・・・ でもやっぱり陰気なものに変更しました。秋だし

「忍びの物」TVでやったら取り上げます!
「唖侍・鬼一法眼」のOPがかっこいいのでどうぞ!
作曲は富田勲
笠に仕込んだバックミラーが笑
https://www.youtube.com/watch?v=QW7P_cJ5bbk

あうち
2017/09/29 09:04
>唖侍・鬼一法眼

たった今見ました「配役」と出るところが1970年代っぽいです

>笠に仕込んだバックミラーが笑

渋いです

>背景の絵に意味はないいのです

女性の身体に見えました
蟷螂の斧
2017/10/01 20:48
うーむ女体に見えないよう加工したのに・・・ さすがです笑

あの歌、勝新太郎が歌ってるんですね。
若山さんだとずっと思ってました・・・
あうち
2017/10/01 22:10

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