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zoom RSS 【ネタバレ】映画「アウトブレイク」

<<   作成日時 : 2014/08/07 22:56   >>

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エボラ出血熱感染拡大につき緊急ネタバレ!

予定を変更しまして、エボラっぽいウイルスが猛威を振るうパニック映画「アウトブレイク」を緊急にレビューいたします。
大事なことを先に言っておきますが、本作で登場する「モターバ・ウイルス」エボラ・ウイルスをモデルにしてるものの、あくまでも架空のウイルス
エボラは空気感染しませんから、この映画を見て「ヒーッ世界がもうじき、こんなふうになってしまうんじゃー!」なんて思わないようにね!
1999年までは人類は滅亡しないことになってるから大丈夫!

ウイルスですから一応「動物パニック」のジャンルかな?
とはいえ前半こそ「人類VSウイルス」ですが、後半は「主人公VS軍部」という展開になってしまい、あれれー?という感じ。
管理人としては激しく違和感を感じるこの映画、どの辺がマズイのか見ていきましょう。

モターバ・ウイルスが蔓延したアフリカの小さな村。
米軍が医療品を投下するフリして、超ぶっとび爆弾を落とし、村ごと消滅させる。
はいはい、さっそくこれですよ・・・ 「米軍はこんな悪いことしてるんですよー」と印象づけたいの?
現在、エボラが蔓延してる地域で、アメリカはこんな悪いことをしてるかな?
製作者は米軍ごめんなさいしないといけないんじゃないかな?

中国籍のタンカーによって、アフリカから珍しいサルがアメリカに密輸される。
モバータ・ウイルスのキャリアーであるこのサルは、とあるペット・ショップに売られ、そこの店員に噛み付いてウイルスを移し、その店員映画館で咳しまくって、不特定多数の人々に感染は広がっていく。(アメリカ人もマスクをする習慣を身につけよう!
まさにパンデミック(感染拡大)、アメリカの小さな町はたちまち死の町と化し、が出動して町を封鎖する。
この辺まではリアルで緊迫感がハンパなく、非常にいい感じ。
このまま人類とウイルスの戦いを描ききっていれば、将来を予見した傑作となっていたかもしれないのに・・・

主人公ダニエルズ大佐ダスティン・ホフマン)は別れた妻とともにウイルスの解析を進め、サルが感染源であることを突き止める。
だが軍部の偉い人は、町ごと核爆弾で消滅させる決定を下す。
迫り来るタイム・リミットまでに、逃げ出した感染源のサルを捕獲、ワクチンを作り出さなければならない。
絶対に無理そうだけど、ご都合主義でサルを捕まえた!(サルゲッチュの元ネタ?)
しかし軍部はなぜか執拗に妨害、クライマックスはヘリコプター同士の空中チェイスとなる。
この場面だけ切り取って見れば、迫力満点のアクション・シーンですが、人類の危機なのに、なんでこんなランボーみたいなアクションやってるの?
正直、ストーリーの流れの中で浮きまくってます。

どうにかサルを連れて研究所へ戻ったダニエルズ、5分くらいでチャチャッとワクチン完成。(早っ!)
しかし軍部ダニエルズの報告を無視、核爆弾を搭載した爆撃機を発進させる。
ここから非常に胡散臭い展開になりますが、ダニエルズは無線で爆撃機のパイロットに必死に呼びかける。
「君たちも人間なら、そんなことはやめろ! 命令より良心に従うんだ!」
ギリギリでパイロットは説得を受け入れ、町ではなく海上に爆弾を落とすのだった。
ワクチンが配布され、感染者はみんな助かって、めでたしめでたし・・・ うーん。
まず、ワクチンが完成したにも関わらず、町に核爆弾落とそうとするアホな展開・・・ いくら軍部を悪者にしたいからって、100%ありえない、リアリティなさすぎで冷めてしまいます。
軍部ウイルスが蔓延した町をどうにかしようと思って活動しており、その方策の1つとして「町ごと消滅させる」という極端な選択肢があるのでしょうが、ワクチンが完成したなら、それで解決。
物語はそこで終わりなのです。
ダニエルズの呼びかけが、まったく心に響かない白々しいセリフとなってる理由は、誰が見ても「ダニエルズが100%正しく、軍部が100%悪い」という現実には絶対ありえないようなシチュエーションを製作者が作り出してるから。
もしこれが、「ワクチンが完成できなかった!」という状況だったら、ダニエルズはどのように行動したでしょうか?
それでもパイロットを止めようとするなら、その時は人命を最大限に尊重しようとする重みのある決断となり、感動できたかもしれません。
(しかしパイロットが爆撃をやめたために、人類絶滅・・・ なんてことになったらダニエルズはどう責任を取るのか)
あるいは軍部と同様、これ以上の感染拡大を防ぐために町ごと消滅させるのも止む無し、と考えたかもしれません。
それも非常に重い決断であり、ダニエルズの苦渋に共感したかもしれません。

人生に「正解」はありません。
世の中に「絶対正しい」と言い切れるものは、めったにあるものではない。
それでも人間は「決断」して生きていかなければならない、責任ある立場の人なら、なおさら。
だからこそ、ここぞという時の「決断」の重みを映画や小説で見ると、心が動かされるのでしょう。
この映画は、シリアスなテーマを描こうとしてるようで、実際には政治的扇動だから感動できない。
Wikiで確認せずとも、ダスティン・ホフマンは共和党嫌いの民主党支持者なんだろ、どうせ。
そういう政治的メッセージを娯楽映画に持ちこまないでほしい。
娯楽映画なら娯楽に徹していれば良かった、「カサンドラ・クロス」のようにね。












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