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zoom RSS 【ネタバレ】映画「ケイン号の叛乱」

<<   作成日時 : 2014/09/28 23:16   >>

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あんたならどうする? ドンデン返しの海軍ドラマ

陸海空・乗り物祭り第2弾!
海の人間ドラマ、映画史上に残る名作「ケイン号の叛乱」をお送りします。
「戦争の嵐」ハーマン・ウォーク原作、少々古い映画ながら、その物語展開の面白さには子供時代の管理人も引きこまれてしまいました!
戦争映画のようですが、戦争場面はほとんどなく、老朽艦ケイン号を舞台にした人間ドラマと、クライマックスは法廷劇へと移り、意外なラストを迎えるというミステリーっぽい要素もあります。
本当はネタバレを読んでほしくない・・・ ネタバレを読むということは、あなたがこの名作を楽しむチャンスを永遠に奪われてしまうことだから・・・
といいつつ、サクッとネタバレ

第2次世界大戦真っ盛りのころ、士官学校を卒業した若きエリート軍人のキース少尉
初めて士官として乗りこむケイン号とは、どんな船かな?ワクワク・・・
どひゃーっ なんや、この今にも沈みそうなボロ船
甲板に洗濯物干してあるし・・・
乗員たちもなんかフリーダムな感じだが、上半身裸でキースを迎えるデヴリース艦長も、相当ワイルドな人。
「よろしくなー。まあ、適当にやってくれやー」
スクラップ寸前の駆逐艦ケイン号は、今は掃海艇としてなんとか働いているものの、ダメ人間の掃き溜めの様相を呈しており、艦長自身も他の船に移りたくて転属希望を出してるくらいなのだ。
失望したキースは当然プリプリして艦長とも衝突するが、それでも度量の広い艦長キースの評価を高くつけてくれる。
そんなケイン号で過ごす日々の中、真面目な副長マリク大尉、勤務の合間に艦内で小説を書いてる作家志望のキーファー大尉といった友人もできる。

さて艦長の希望がかない、転属となる日が来た。
ズボラだが部下たちから慕われていたデヴリース艦長ケイン号から去るその姿に、キースもなんとなく寂しさを感じる。
新たな艦長クイーグ中佐ハンフリー・ボガート)が着任してからが、物語の本番だ。
前任者とうって変わって、厳格でネチネチ細かい性格の新艦長、さっそくケイン号の規律刷新に取りかかる。
だが、冷蔵庫内のイチゴをつまみ食いした犯人を徹底的に探し出す執拗さを見せたかと思えば、部下のミスはとことん追求するくせに自分のミスはごまかして装備のせいにする卑劣ぶりに、士官たちの間には艦長に対する不信と反発が広がっていく。
それにしても、「カサブランカ」では「君の瞳に乾杯」とかいってカッコ良かったハンフリー・ボガートが、こんな陰険で卑劣なオヤジに成り下がってしまうとは、なんとも哀しいですな。

作家志望のキーファーは、艦長「偏執狂」という精神異常ではないかと考え、副長のマリクに、海軍本部へチクッてみたらどうかと提案。
キースキーファーマリクの3人は総司令官に面会するため空母エンタープライズを訪れるが、面会直前になってキーファーが怖気づいたか、「確実な証拠もないし、信じてもらえないだろう。ケイン号へ帰った方がいい」と言い出したものだから、3人はバカみたいに何もしないで帰艦するのだった。

だが、ある夜・・・ ケイン号大型の台風に遭遇。
恐怖で冷静な判断を失った艦長は、精神を落ち着かせるためポケットから金属製の玉2つを取り出し、それをニギニギし始める。
的確な指示を出せない艦長を見かねた副長マリクは、自分が替わって指揮を取ると進言。
だが艦長はそれを拒否、ここにいたって士官たちとの対立が鮮明に。
このままではケイン号は転覆してしまう!
「艦長、あなたは精神を病んでいます。指揮権を剥奪します!」
マリク艦長を監禁するよう指令、キースもそれを支持する。
そしてマリクの指揮によって、ケイン号は無事に台風を脱出、母港へと帰艦したのだが・・・

キースマリクを待っていたのは、「叛乱を起こし艦長を監禁した」罪による、軍事法廷への起訴。
実は艦長は家柄も良く、堅実な実績があるので、上層部からの覚えはめでたいのだ。
艦長側の弁護士「偏執狂」の可能性を巧みに否定、しかも「艦長は異常だ」と言い出した張本人のキーファーが裏切って、罪をマリクに着せようとしたことから、被告側は一気に不利に。
若きキースと真面目人間マリクは、銃殺刑へ一直線の運命だ。
そんな2人の弁護をしぶしぶ引き受けたのが敏腕弁護士グリーンウォルド中尉、演じるは「デューン砂の惑星」の銀河皇帝ホセ・ファーラー
攻勢に出たグリーンウォルド艦長が自分のミスをごまかした経緯を細かく追究。
精神的に追いつめられてきた艦長は無意識のうちに金属製の玉2つを取り出しニギニギ、ヒステリックに叫んで自己弁護する。
呆気にとられる裁判官たち・・・ 艦長のその姿は、明らかに正常ではなかった。

こうしてキースマリクは無罪となり、クイーグ艦長の海軍でのキャリアは終わった。
その勝利を祝うパーティーの席に、図々しく出席する裏切り者のキーファー
そして勝利の立役者グリーンウォルドは、えらく不機嫌で酒をあおるのだった。
「勝ってもぜんぜん嬉しくない。こんな胸のムカつく勝利は初めてだ」
グリーンウォルドによって暴かれた真実、それは・・・
「艦長の精神が異常である」マリクを焚きつけ、叛乱を起こすよう誘導したのはキーファーだったのだ。
彼はその経緯を「ケイン号の叛乱」という物語にまとめ、小説家デビューしようという腹づもりだったのである。
だが責められるべきはキーファーだけではない。
キースマリク、君らはクイーグ艦長を本当に責めることができるのか? 彼は君らがガキの頃からアメリカ海軍に勤務し、国家と国民のため、数々の危険をくぐり抜けてきた(そのため神経をすり減らし、精神を病んでしまった)。 君たちは艦長と対立する前に、彼を助けようと、彼に協力しようとしたのか? 君たちが艦長をあそこまで追いこんでしまったのではないのか?
何も答えられないキースマリク、勝利はしたものの、ほろ苦い後味であった。

その後、キースは別の艦へと転属になる。
そこで待っていた、彼の新たな上官は・・・ かつてのケイン号艦長、ズボラなデヴリース艦長だった!
キースをチラリと見て、「任務に就きたまえ、キース中尉
キースはニヤリとして「アイアイサー!」
ほろ苦い経験の後の、さわやかな幕切れ。
シリアスな物語なのにユーモアもあって、カラッとしてるのが良いな。
マックス・スタイナーテーマ曲も元気があっていい。

この映画、社会人経験を積んでから見ると、面白さがまたひとしおですね。
社会に出てからの人間関係、特に上司との人間関係は大変なものです。
単なる無能な上官かと思われたクイーグ、しかし人間を1つの面だけで判断してはいけないという教訓でした。
上司も大変なのであり、そして人間は決して完璧ではありえないのです。












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