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zoom RSS 【ネタバレ】映画「必殺仕掛人」

<<   作成日時 : 2014/10/03 23:09   >>

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必殺仕掛人 (1973) 松竹



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原作の池波ワールドに忠実な映画版「必殺」第1弾

「神無月だってえのに、やけに蒸しやがるねえ、彦さん」
「そうだねえ、梅安さん。こんな時は冷奴で一杯いきてえもんだねえ」
「彦さんは豆腐が好きだねえ」

なんつって・・・ 池波正太郎先生をちょっと真似してみました、ごめんなさい!
60年代、世界中に吹き荒れた「マカロニ・ウエスタン」の大ブーム、日本でもその影響を受けた番組が多数作られました。
中でも「続・荒野の用心棒」主人公ジャンゴを江戸時代の渡世人に置き換えたという、笹沢佐保原作の「木枯し紋次郎」は大ヒット。
裏番組で「君たちは魚だ!」を放送していた朝日放送は視聴率で大苦戦、「紋次郎」に対抗すべく池波正太郎原作の「仕掛人・藤枝梅安」シリーズをドラマ化したのです。
池波先生も「アウトローすぎてTVでの放送は無理だろう」と心配していたというこの「必殺仕掛人」狂った70年代だからこそ製作も放送もできた!
だって左内さん仕掛人になる前は辻斬りだし、女でも殺すし、オパーイがべろんちょだし、精神が異常な方「世のためにならねえ」って始末しちゃうし、今では絶対に無理な内容ばかり!
衝撃的な内容だけではない、映像も演出も脚本も音楽も俳優もすべてが最高レベル、まさにTVドラマの金字塔、これでヒットしない方がおかしい。
結果として、紋次郎ですら凌駕する一大ブームに。
今でも仕掛人という言葉は普通に使われてますよね、「ラー油ブームの仕掛人」みたいに。(でも本来の意味は「殺し屋」を指す隠語なんですが、現在はそのまんま「仕掛けた人」の意味だー)
池波先生が作り出すまで存在しなかった日本語なんですよ、仕掛人

そういうわけで大成功したTVシリーズ「仕掛人」ですが、時代のせいか紋次郎に対抗するためか、非常にマカロニ・テイストの濃い「マカロニ時代劇」となってしまったのです。
原作をお読みになった方はご存知でしょうけど、小説「仕掛人」江戸の暗黒街を描きながらも、非常に江戸情緒を感じる、暗さの中にもシットリとした情感が漂う作風で、マカロニとは程遠い。(そもそも池波先生はマカロニ嫌い、正当なアメリカ西部劇を愛しておられる)
それがTV版だと「殺しのトランペット」ぱらぱ〜、「風吹き荒れー雨が降りつぐー」ですから。
内容的にも緒形拳演じる梅安のキャラが原作とぜんぜんちがうし、彦次郎小杉さんも出ないし。
原作ファンの方は不満がたまっていたかもしれません。

さて、大ヒットに乗じて製作された劇場版「必殺仕掛人」は、そんな原作派の不満に答えるべく、マカロニ味を抑えて、非常に原作の雰囲気の濃い作風に作られました。
その分、暗くて地味、普通の時代劇っぽい印象はぬぐえませんが、「ついに本当の仕掛人が映像化された!」という感動があるんじゃないでしょか。
作風の変更に合わせてキャストも、針医者・藤枝梅安「パネルクイズ・アタック25」司会の田宮二郎が、浪人・西村左内「初代・柳生烈堂」高橋幸治に、それぞれチェンジ。
元締め・音羽屋半右衛門はTVと同じ山村聡でーす。
田宮二郎梅安、知性と暗さという点で緒形拳より原作に近い感じ。(一番近いのは渡辺謙だけど)
でも田宮二郎「医者」ですから、白い巨塔に登りつめて「アタック・チャンスの狙い目は」なんて言いそうで怖い。


*** あらすじ ***

序盤は「梅雨の湯豆腐」梅安が登場しない「仕掛人もの」の短編、彦次郎が主役だがラストで死亡!)をベースに展開。
TV版に登場しない梅安の相棒・彦次郎「徳次郎」と名を変え登場。
演じる浜田寅彦TV版第1話頼み人TV版最終回悪役も演じており、この後の必殺シリーズでもガンガン出まくる!

梅安徳次郎は、縁日の境内で連携プレイで悪党を始末。
だが徳次郎の仕事を見ていた目撃者がいた。
殺された悪党の仲間で、かつては徳次郎ともチームを組んでいた盗人の孫八川地民夫)だ。
箱根の温泉で殺しの後の静養、血の匂いを洗い流す梅安徳次郎
疲れを感じた徳次郎は、芸者遊びに興じる梅安を残し、早々と自室に引き上げる。
が、孫八が匕首(あいくち)を手に待ち構えていた。
徳次郎、お前は盗人仲間の仁義を裏切った!」とブスリ!
「仕掛人は決して長生きできない」と、自ら語っていた通りの運命をたどった徳次郎であった。

ここから原作第1話「おんなごろし」のエピソードに移る。
TV版でも映像化されており、梅安の生き別れの妹「お美乃」加賀まりこが演じていたが、映画版では「お吉」と名前を変え、ジャニーズ版「仕事人」「母上」を好演中の野際陽子にバトンタッチ。

仕掛人元締め音羽屋半右衛門から、次なる殺しの依頼が来た。
今度のターゲットは香具師(やし)の親分の後添え、艶っぽい熟女お吉である。
その姿を見た梅安は、幼いころ自分を捨てた母親そっくりなので驚く。
母親は家を出る時、を連れていったが・・・ まさか、お吉生き別れの妹なのか?(そうです)
だが、仕掛人の非情の掟、たとえ家族であっても、1度依頼を引き受けたら、仕掛けなければならないのだ!

お吉の正体は、徳次郎を殺した孫八の愛人。
この2人と同心の峯山室田日出男TV版第1話悪役)が手を組んで、香具師の親分の縄張りを狙っている。
頼み人は、この親分を心配した兄弟分
だが、殺しに挑んだ梅安は仕損じて捕えられ、拷問にかけられる。(あ、この展開はマカロニ・・・)
挙句の果てに簀巻きにされ大川に放り込まれる梅安、しかしなんとか生き延びて、今度こそお吉孫八必殺の針で始末!
峯山はもう1人の仕掛人西村左内が斬る。(左内さんに2度も斬られる室田日出男!)

これで一件落着かと思いきや・・・
頼み人の真の狙いは、兄弟分の縄張りを己が乗っ取ることだった!
それを知った元締め半右衛門、自ら匕首で頼み人を仕置き!
仕掛の依頼に嘘があった時は、元締め自ら、制裁を下すのだ。

これで本当の一件落着、と思いきや・・・
茶屋で半右衛門、早くも梅安次なる殺しの依頼。
「ちょっと休ませてくださいよ〜」と文句を言いたくなるのも無理はない。
しかし、「急ぎの仕掛けなんで。仕掛ける相手は、あの門の向こう・・・」
彼方に見える、ドーンと大きな大名屋敷を指し示す半右衛門
まさしく、悪人は次から次へと絶えることなし!
ぱらら〜 と、「荒野の果てに」のトランペットが流れてEND。
最後は結局、マカロニ節












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