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zoom RSS 【ネタバレ】「マリー・ロジェの謎」エドガー・アラン・ポオ

<<   作成日時 : 2014/11/15 21:24   >>

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THE MYSTERY OF MARIE ROGET (1842)
Edgar Allan Poe



ポオ小説全集 3 (創元推理文庫 522-3)
東京創元社
エドガー・アラン・ポオ

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名探偵デュパン再び、本格推理の夜明け

『モルグ街の殺人』の続篇---と副題が付いておりますように、推理小説というジャンルを生み出したあの名作から、デユパン「私」が帰ってきた!
名探偵第1号C・オーギュスト・デュパンのキャラクターは、後にシャーロック・ホームズにパクられ、現在でも「相棒」水谷豊に受け継がれるなど、天才型探偵の原型としてエンタメ界に多大な影響を与えました。
相方が割と平凡な頭脳の持ち主物語の語り部のようなポジション、というのもおなじみのパターンですね。

本作はニューヨークで実際に起きた殺人事件を、ポオが1度も現場調査などを行わず、新聞記事だけをたよりに推理、それを小説の形で発表するという企画。
小説化する際に舞台をパリに移し、犠牲者メアリ・ロジャースをフランス風にマリー・ロジェと変えるなど、最低限の手が加えてあります。
「モルグ街」の事件がオランウータンによる殺戮という怪奇趣味あふれる展開だったのに対し、本作は現実の事件ということで、あくまでも純粋理論的な推理に焦点を絞った作品であり、本格推理はここに始まると言えるでしょう。
デュパン「奇怪な事件より普通の事件の方が難しい」と語ってますように、難易度もはるかに高い。(でも怪奇趣味がないと面白くねー)


*** 事件の経緯 ***

下宿屋を営む未亡人の娘マリー・ロジェは、若く美しい。
その美貌に目をつけた香水業者が彼女をスカウト、香水店の売り子となった。
この看板娘は街の話題となり、店は大繁盛。
しかし彼女が売り子となって1年ほどたったころ、1週間ほど謎の失踪をしたことがある。(後にある新聞が、『彼女はこの時、女たらしで有名なとある海軍士官といっしょだった』と報道)
マリーは沈んだ顔で戻ってきて、香水店をやめて家に引きこもっていたが、5カ月後再び失踪。(家を出る時、下宿人に「叔母の家に行く」と言って出発した)
それから4日後、セーヌ川に浮かんでる彼女の死体が発見された・・・
警察は、週末になると川辺の森に出没する無法者集団によるレイプ殺人と見て捜査を進める。
たちどころに解決すると思われたが、いっこうに有力な手掛かりが見つからず、犯人を特定できないのであった。


*** デュパンの推理 ***

高額な懸賞金をかけても犯人は見つからず、警視総監デュパンに相談に訪れる。(この警視総監も、無能な警察上層部キャラの元祖ですね)
デュパンは複数の新聞や雑誌から記事を集め、間違った憶測を排除、純粋な事実だけを集め、事件を再現する。
その結果、これは無法者のしわざに見せかけた計画殺人であり、マリーが最初に失踪した時にいっしょだった海軍士官の犯行である可能性が高いという結論に。
マリーが駆け落ちしようと押しかけてきて、彼女が邪魔になった士官が森の中で殺害した・・・
無法者集団を目撃したと証言する、現場近くの宿屋の女主人もグルらしい。

物語は推理の段階までしか描かれず、今後の捜査の指針を提案したところで終わる。
実際の事件が未解決なため、あえて犯人逮捕まで行かずに終わったようですが・・・
途中で終わってるような印象がぬぐえず、スッキリしない。
Wikiを見ると、現実の事件の方は迷宮入りしたようです。
そしてやっぱり、本作は「退屈で面白くない」と批評されたって・・・












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