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zoom RSS 【ネタバレ】映画「華氏451」

<<   作成日時 : 2014/12/07 22:01   >>

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本は禁止なのに漫画はOKなチグハグ未来社会

あらゆる種類の書物が禁止された未来社会
「本は人間を狂わせる」というのが、その理由。(必ずしも間違ってないよね)
もし本が発見されたら、ファイヤーマンが出動して火炎放射器で焼き払うのだ!
タイトルの華氏451度とは紙の発火する温度で、摂氏でいうと233度くらいだって。
ファイヤーマンという単語は本来は消防士の意味なのだが、消防車(っぽい車両)で出動し火炎を放射するというアイデアは面白い。(この世界に火事はないのか? 本物の消防士は存在しないようだが・・・)
日本で「ファイヤーマン」と言えば、円谷プロ「地球が地球が大ピンチ♪」を思い出しますよね(笑
主人公モンターグオスカー・ウェルナー)はそうしたファイヤーマンの1人だが、通勤中に知り合った女性=クラリスと、本についての問答をしているうちに本に対する興味が目覚め・・・
出動先で発見した本をこっそり持ち帰り、自宅で読みふけるようになる・・・

意図的にナチスを連想させるようデザインされた黒いコスチュームに身を包んだファイヤーマンたちが、消防車で出動するシーンはカッコいい。
また主人公が通勤に使うモノレール、駅というものが存在せず、長いハシゴで地上まで降りるのが、なんともシュールな風景・・・
「アレ?」と思ったのが、主人公が自宅で堂々と漫画を読んでるシーン。
漫画は禁止されてないようです。
また主人公の妻がTVドラマを鑑賞してるので、ドラマもOKらしい。

要するに活字の印刷された本だけが禁止という、実に不思議な未来社会。
漫画ドラマだって体制に都合悪い内容だったら、検閲されてもいいのに・・・
逆に小説だって体制を賛美する内容なら、出版しても問題ないのに・・・
要は内容が重要なのであって、「小説」「漫画」「TV」といった媒体が問題になるわけではない、と思うのですが・・・
これは原作者レイ・ブラッドベリおよび監督フランソワ・トリュフォーの「小説は芸術性があるし人を覚醒させる力があるが、漫画TVドラマは下らないしバカが見るものだから」という偏見が、作品の奥底に流れてるからではないでしょうか?

芸術かどうかは中身で決まるのであり、媒体で決まるわけではない。
「活字だけが偉大なり」という製作者の偏見は、「活字は邪悪な存在」という作中の社会通念と表裏一体。
ブラッドベリトリュフォーが権力を握ったら、ファイヤーマンが出動して漫画TVスタジオを焼き払うんじゃないの?
TVドラマだって人を感動させる作品は作れるし、漫画だって名作はある。
小説だって下らないものは多いし、活字媒体全体を見れば99%くらいはクズなんじゃないのか?
ま、そんな偏見に基づいた物語なので、いくら有名原作者でも名高い監督でも、消防車がカッコいいだけの「なんじゃコレ?」映画に仕上がってしまいました。

一応最後までネタバレすると、主人公は妻に裏切られ通報され、追われる身となる。
クラリスに導かれてたどり着いたのは、権力の手が届かない「書物人間」の居住地。
そこに住む人々は1人1冊、文学作品丸々暗記して(文字を持たない原始部族のように)、口承だけで後の世代まで文学を伝えようというプロジェクトを行っていた。(文学作品だけでSFやミステリー、冒険小説は無視ですよ・・・ ましてラノベなんて存在さえしない。
ブラッドベリ「火星年代記」を暗記してる人がいて笑えるが、ちゃっかり自分の作品を世界的文学と同格扱いかよ・・・ 見損なったぜよブラッドベリ
そして主人公もなんかの本を暗記するよう割り振られて、みんなでブツブツ暗誦しながらEND

ほえええ・・・ なんじゃ、この映画。












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