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zoom RSS 【ネタバレ】映画「ロング・グッドバイ」

<<   作成日時 : 2015/06/20 22:50   >>

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名作「長いお別れ」映画化ですが原作と違いすぎワロタwww

あううハードボイルドの映画化って本当に難しいのですねえ。
前回見た時は高校生で原作未読だったので、それなりに楽しめた記憶がありますが、読んでから見るとヘソの穴をレイプされたような気分。
原作「長いお別れ」のネタバレはこちら
http://puripuriouch.at.webry.info/201208/article_4.html

有名な監督らしいのですが、この違和感はたぶん原作は50年代なのに、映画は70年代で時代がすっかり変わってしまった点が大きいと思う。
ハードボイルドを代表する探偵フィリップ・マーロウを演じるのはエリオット・グールド
「カプリコン・1」の記者役しか知らないのですが、バーブラ・ストライサンドの旦那だってな。
なんかちょっと下卑た感じがマーロウのイメージとちがう・・・
タバコを24時間吸っており、見てるだけで肺癌になりそう。
ストーリーもすっかり簡略化されてますが、猫なんか探す暇があったら原作のエピソードをもうちょっと入れてほしかった。

ある夜マーロウの友人テリー・レノックスがいきなり訪ねてきて、メキシコのティファナまで連れてってくれと頼むところは原作通り。
ただしテリーとの出会いや交流はまったく描かれず、有名な「ギムレットには良い日だ」のセリフもない。
この監督にとって、テリーよりも猫を描写する方が重要らしいです。
実はテリーの妻が殺されており、マーロウが警察に訊問されるのも原作と同じだが、さすがに70年代には暴力をともなう取り調べは非現実的なのか、いたってソフトな取り調べに拍子抜け。
その後、メキシコの小さな町で「私は妻を殺した」と自白する内容の遺書を残し、テリーは自殺。

釈放されたマーロウは、今度はギャングのボスから「テリーが持ち逃げした俺の金はどこだ?お前、知ってるだろ?」と追及される。
ここでチンピラ役で無名時代のアーノルド・シュワルツネガーが出てるそうだが、まったく気づかなかった。
いきなりブチ切れたボス愛人の顔面を瓶で殴りつけるシーンはショッキングだが、どういう意味があったのかわからん。
ボスから「なんとしても金を見つけろ」と命令されるマーロウ
妻殺しの犯人テリーじゃないと確信するマーロウはメキシコの小さな町を実際に訪ね、テリーの自殺は偽装であり、この事件の裏には何かがあると直感する。(結局、事件の裏には何もありませんでしたが)

同時進行で人妻アイリーンから「雲隠れしたアル中の夫を探してほしい」との依頼を受け、とあるクリニックで夫ロジャーを見つけ出す。
ロジャーは売れっ子作家だが、スランプで原稿を書けなくなっており、アルコールに逃避する癖がついたらしいが・・・
この夫婦も、裏に何かありそうだ。
ここも原作に比べ、面白くもなんともないんだよねえ。
「怒らせるとタコと踊るのか?」「銃を撃っていいのは銃を持ってる奴だけ」といった名セリフもカット。

ロジャーとアイリーン夫妻テリー夫妻のご近所であり、ロジャーテリー妻と浮気していた。
ロジャーこそテリー妻を殺した真犯人だと確信するマーロウ、だが警察は取り合わない。
さらにギャングのボスからも借金していたロジャー、追い打ちをかけるようにクリニック院長からも高額な治療代を請求され、ついに入水自殺

一方、ギャング・ボスのオフィスに顔を出すマーロウ、「金がどこにあるか知らんわ」と正直に告げる。
ちょうどそこにテリー本人から「やばい金だからやっぱ返すわー」と、金の詰まったバッグが郵送されてきたので、マーロウは無事解放。

ラストは・・・
メキシコのとある豪邸に隠れていたテリーを見つけ出すマーロウ
妻を殺したのは、やっぱりテリー本人だった。
アイリーンと浮気していたのがバレて喧嘩になり、ついうっかり殺してしまった。
ギャング・ボスから借りた金を持ち逃げしてメキシコに逃亡、自殺を偽装したが、やっぱり怖くなったので金はボスに返した。
「よくある話だ、これで万事解決だろ?」
まったく罪の意識のないテリーを、マーロウは一撃で射殺する。
「お前のせいで、俺の猫が行方不明になった」
プールに落ちるテリーの死体、歩き去るマーロウ
突如マーロウ必殺仕掛人になったようなラストにビックリ!
えええ〜何、この脚本?

テリーは無実、ロジャーこそ真犯人と睨んだマーロウの眼力はまったくのウンコだったってことだよね?
そもそも原作では優しすぎる男だったテリー(その無責任な優しさのため悲劇が起こる)を、すっかり人間のクズとして描いてるわけですが、どうしてマーロウはこんな男と友人になったのか?
どうして「テリーが妻を殺すわけがない」なんて思いこんだのか?
警察に訊問されてもテリーをかばう理由がまったくわかりません。
テリーが真犯人にされたため、テリー夫妻の事件とロジャー夫妻の事件が、あまり関係のない「別々の事件」になってしまった。(原作では2つの事件は見事にからまりあっている)

ネタバレになりますが、原作ではアイリーンが真犯人であり、アイリーンをかばってテリーは罪をかぶり、マーロウテリーがそういう男だとわかってるから無実を信じて警察に黙秘を貫き、だがテリーのその優しさが仇となってアイリーンによる第2の殺人(ロジャー殺し)が起きる、という見事な筋書き。
映画では結局何を描きたかったのか、サッパリわかりません・・・

あ、でも主題歌をはじめとする音楽は唯一良かった点。
音楽はジョン・ウィリアムスなのかー、今とイメージがちがいすぎてビックリ。











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