FIREFOX (1982) ガント、フォースを使え・・・ ロシア語で考えるのだ 暑い夏にサッパリ爽やか、大空のスカイ映画祭り! 第1弾は戦闘機映画を10本上げれば必ず名前が上がる名作・・・ ってほどでもないけど、まあまあ作・・・ なかなか作・・・ クリント・イーストウッドと「スターウォーズ」風特撮がとてつもない違和感を生み出す映画「ファイヤーフォックス」やでー。 クレイグ・トーマスの原作小説は、こちらでレビュー済み。 http://puripuriouch.at.webry.info/201411/article_21.html 映画も小説をかなり忠実に再現してますので、ストーリーはリンク先を見てほしいナー。 同じストーリーを2度書くのめんどいナー。 ま、これだけ原作を大事に、なかなかの出来栄えで映画化してみらえれば、原作者さんも満足いったと思うナー。 ご存じの通りクリント・イーストウッドがガントを演じてますが、「3大イーストウッドぽくない映画」の中でも、最強にイーストウッドぽくない作品となった(笑 (あとの2つは「荒鷲の要塞」「アイガー・サンクション」ね) そして「前半と後半の印象がまったくちがう映画」の1本であり、その印象のちがいが原作よりずっと際立ってます。 ソ連に潜入、ビリアルスクまでたどり着く前半は、いかにも暗い画面のスパイ・サスペンス。 ファイヤーフォックスを盗んで飛び立ってからの後半は、ガラッと一転「スターウォーズ」かと見まがう特撮を駆使したスピード感あふれるSF風の空中バトルが展開。 イーストウッドとSF風特撮という組み合わせが違和感ハンパない! (特撮担当はSWのジョン・ダイクストラだからね) 映画では思い切りSFチックになったソ連最新鋭戦闘機ファイヤーフォックス、そのデザインは「ウルトラセブン」のウルトラホーク1号っぽい? 格納庫から出てくるシーンでは思わず「フォース・ゲート・オープン!」 プラモデルも出てたようだ。 ファイヤーフォックスが海上をマッハでスッ飛んでいくと、ソニックブーム(衝撃波)で海が両側に壁のようにそそり立つ演出、これがなんといっても印象的。 アニメ「うる星やつら」でこれのパロディをやって以来、アニメのお約束演出のひとつとなったようで、今でもたまにギャグアニメで、猛スピードで走る人の両側にソニックウェーブが直立したりするよね。 そして原作との最大の違いはラストの2号機とのドッグファイト、有名な「ロシア語で考えるんだ!」のシーン。 映画では思考制御システムはロシア語で考えないと動かないという設定。 ベトナム時代のトラウマが蘇りパニックに陥ったガント、ついあせって英語で思考してしまうがミサイルは発射されない。 ギリギリで思い出してロシア語で命令、無事に敵を撃破するのだった。 やはりロシア語は勉強しておくべき。ハラショー |
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