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zoom RSS 【ネタバレ】「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」 ジョン・ル・カレ

<<   作成日時 : 2016/08/19 22:01   >>

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TINKER, TAILOR, SOLDIER, SPY (1974)
John Le Carre







実際の事件をもとにしてるので、犯人はあまり意外じゃないなー

スパイの本場イギリスでスパイ小説の最高傑作と呼ばれる1本。
作者は名作「寒い国から帰ってきたスパイ」ジョン・ル・カレ
正直な感想として「寒い国」の方がプロットひねってあるしラストも衝撃的だし、そこまで「ティンカー」最高傑作かなー?
読みだしたら止まらないくらいに、面白いことは面白い。
ただ読後に「え?これで終わり?」という不満が残る。
3部作の第1作だし、続きを読まないとわからない部分もあるかねー。
事件の黒幕であるKGB幹部カーラが魅力的な悪役。
主人公スマイリーと対峙しても一言もしゃべらない、しかし、しっかりとスマイリーの弱点を見抜いてしまうという恐ろしさ。
スマイリーカーラの決着が見たいから、続編の「スクールボーイ閣下」「スマイリーと仲間たち」も、そのうち読むことにしましょうか。

短くまとめるのが大変そうな話ですが、できるだけサクッとまとめる。
英国情報部「サーカス」(MI6をモデルにしてる?)をクビになった元情報員ジョージ・スマイリー
彼はル・カレ作品全般を通しての主人公であり、「寒い国」にも登場する。
パッとしない中年のハゲ太りのオッサンという、いかにも頭脳型のヒーロー。(ごめん、ハゲてなかったかもしれない)
彼はかつての同僚ギラムに待ち伏せされ、情報機関監査役レイコンの屋敷に連行される。
ギラムはクビにこそならなかったものの、通称「首狩り人」という荒っぽい仕事を請け負うセクションのリーダーに左遷されており、スマイリー同様に不遇をかこつ身分。
そして監査役レイコンというのは「007/スカイフォール」に出てくるマロリーみたいなもんかしら?
というかマロリーレイコンをパクッた設定のキャラじゃないの?
あ、関係ないけど「ハニー・トラップ」という用語はル・カレが小説のために考えた造語で、いつのまにか一般的に使われるようになったものらしい。
池波正太郎が作り出した「仕掛人」みたいなもんかね。

ま、話がそれましたが、レイコン邸でスマイリーは驚くべき話を聞かされる。
ギラムの部下ターがたまたまつかんだネタだが、情報部の上層部にはソ連の工作員(通称「もぐら」)が潜伏している・・・(かつてイギリスで実際にあった事件が元ネタ)
ターは口封じを恐れ姿を消し、直属の上司であるギラムにのみ報告をしたのだが、スマイリーは自分がクビになった時から、上層部に何かおかしい動きがあると感じていた。
レイコンから「もぐら」の正体を突きとめてほしいと依頼されるスマイリー、スパイを追う日々が始まる。

安ホテルに拠点を設け、ギラムレイコンがこっそり持ち出してくる極秘資料を精読したり、かつて情報部に所属していた人々と会ったり、地味ながらスリリングな展開。
その昔スマイリーが情報部の腕利きとしてブイブイいわしていたころ、情報部の長は「コントロール」と呼ばれる人物だった。
「寒い国」にもコントロールって出てくるけど同一人物?
それとも単に役職名?(日本語版では「管理官」と訳されている)
そのコントロールと対立する派閥があり、そのリーダーがパーシー・アレリン、その優秀な右腕がビル・ヘイドン、その下にブランドエスタヘイスという部下がいて、この4人が仲良しグループ。
ビル・ヘイドンスマイリーの奥さんアンの不倫相手でもある。

ある日、この4人組は「マーリン」という暗号名で呼ばれる情報源を獲得、そこからレベルの高いソ連の軍事機密がどしどし入ってくるようになり、たちまち情報部内での評価が高まる。
だが彼らは「情報源マーリン」の素性を明かさないため、長官コントロールは怪しみ、裏に何か陰謀があるのではないかと勘繰る。
そんな中、コントロールは独断で子飼いの部下プリドーをチェコに派遣。(この時点ではスマイリーも疑われている)
チェコ諜報機関の大物から「英国情報部内に潜入したスパイ(もぐら)の名を明かす」という申し出があったからだ。
これは「テスティファイ作戦」と呼ばれ、情報部内でもコントロールプリドー以外は誰1人知らされず、極秘裏に進められた・・・ が、すべては罠であり、プリドーは銃撃され逮捕、釈放されたものの障害の残る体となってしまった。
国際的スキャンダルになりかけた「テスティファイ作戦」の失敗により、コントロールは失脚、やがて持病の心臓病が悪化して死亡。
その後パーシー・アレリンが情報部のチーフとなり、ヘイドンブランドエスタヘイスといった仲良しグループが要職を占めるようになる。
そしてスマイリーはクビ、ギラムは左遷、プリドーは小学校の先生に転職。
「情報部内にソ連のスパイがいる」という話はコントロールがあの世に持って行ってしまったのだ、たまたまターがソ連通商団員の女房と不倫関係になるまでは・・・

調査を終え、おおよそスパイの正体に検討をつけたスマイリー、捕獲作戦を開始する。
まず行方不明だったターがパリ支局を急襲、長官アレリンに暗号通信を送れと現地職員に強要。(「もぐら」を誘い出す作戦)
そのころスマイリーは、仲良し4人組が「マーリン」との接触に使うセーフハウス(隠れ家)に潜んで、「もぐら」が現れるのを待つ。
「もぐら」ターの動きをつかめば、ここで「マーリン」と落ち合って指示をあおぐにちがいないからだ。
モスクワにいるKGBの大物カーラ「マーリン」を通じて「もぐら」を操る。
「マーリン」がもたらした極秘情報(漏れてもソ連にとっては害の少ない情報に、時々重要性の高いものを混ぜる)が「もぐら」の手柄となり、「もぐら」の情報部内での地位が上がる・・・ という仕組みになっていた。
ということは仲良し4人組の誰かが「もぐら」ということですが、やっぱりというか、英国情報部のエースともいうべき優秀な男ビル・ヘイドン「もぐら」だった。
かなり昔から共産主義に傾倒していたヘイドン、情報部のキャリアの初期の頃からカーラと通じていたようだ。
「マーリン」の正体はソ連大使館員のポリャコフであり、本国へ送還。
逮捕されたヘイドンは、ソ連に捕まってる英国情報員との交換処置が決まった。
その他のアレリンブランドエスタヘイスはいずれも左遷。

交換を待つ間、スマイリーヘイドンに最後のインタビューを試みるが、ある夜ヘイドンは収容されていた施設の庭で死体となって発見された。
犯人は明記されていないが、ヘイドンの裏切りのせいで背中に障害が残ったプリドーの仕業でしょう。

ちなみに「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」のタイトルの意味は
あ、もう文字数いっぱいだ。では、失礼

映画化作品「裏切りのサーカス」のレビューはこちら
http://puripuriouch.at.webry.info/201705/article_4.html



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