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zoom RSS 【ネタバレ】映画「寒い国から帰ったスパイ」

<<   作成日時 : 2016/09/13 14:05   >>

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THE SPY WHO CAME IN FROM THE COLD (1965)


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名作「寒い国」の映画化なんだけど、ひたすら暗い

ジョン・ル・カレのスパイ小説最高峰「寒い国から帰ってきたスパイ」を映画化(モノクロ)、原作に忠実なストーリーなので、詳しくは原作の方のネタバレも見てくだされ
http://puripuriouch.at.webry.info/201503/article_2.html

原作は間違いなく面白いのですが、映画はちょっとわかりづらい、原作読んでないと何が起きてるのかよくわからんと思います。
それでもアカデミー主演男優賞と美術賞とってるのね・・・
美術ってそんなに目を引くものあったっけ?
リチャード・バートンの演技も、まあ普通だと感じましたが・・・

まだベルリンが東西に分かれていた時代。
英国情報部員リーマスリチャード・バートン)が東ベルリンで確保した工作員はすべて、東ドイツ秘密警察の大物ムントによって摘発、殺害された。
敗北感とともに帰国するリーマスは左遷されて経理課へ。
だが事務仕事にウンザリして、やがて退職。
このころのリーマスは荒れまくっており、食料品屋のオヤジにツケ払いを要求したり、断られると殴って刑務所に入れられたり。
ちょwww 食料品屋のオヤジ007の上司バーナード・リー)なんですけどwww
落ちぶれたのはリーマスだけじゃなかったわwww
「殴ったね!ショーン・コネリーにだって殴られたことなかったのに!」

しかし荒れた生活を送りながらも、しっかり図書館員の女といい仲になってるし。
この女は共産党員でもあり、後に悲劇的な運命を迎えるのだが、正直共産党支持者がどんな運命を迎えようと、自業自得です。
出所したリーマスに接近する、ソ連のスパイたち。
祖国に不満があるなら、ソ連に寝返れば、いい報酬出すでー。
ベルリン時代にどんな活動してたか、英国情報部の内部はどんな風なのか、話してちょ−だい・・・
しだいにソ連側に惹かれていくリーマス、ついに東ベルリンへと渡るが・・・

実はこれ、すべては英国情報部の作戦であり、リーマスの荒れた生活も演技なのだ。
すべては宿敵ムントに一矢報いるため・・・
リーマスに指示を与える役割で「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の主人公スマイリーも登場。
さて東ベルリンでは秘密警察副長官フィードラーリーマスを尋問する。
たくみな証言によってムントを裏切り者に仕立て上げていくリーマス
フィードラームントの動きが怪しいと前々から目をつけていたので、リーマスの証言は、まさにパズルの最後のピースのようにガッシリと辻褄が合う。

「ムントは英国が送りこんだスパイであり、裏切り者です」
ついにムントを告発するフィードラー
ムントは大ピンチ、これでムントは失脚だ・・・ ほくそ笑むリーマス
だがムントには、恐るべき切り札があった。
リーマスの恋人である図書館員の女が法廷に引き出される。
彼女に大金を払ったものがいる点、リーマスが彼女に語った言葉などから、リーマスが落ちぶれたのも東側へ来たのも、すべて英国情報部の計略であると看破するムント
そしてフィードラーこそ、その計略にまんまとハマッた愚か者、祖国への裏切り者なのだ・・・
またしてもリーマスムントに敗北した。
失脚したのはフィードラーであり、ムントは無罪放免となった。

だが刑務所からリーマスとその恋人を、密かに解放したのはムントだった。
車を用意してあり、ベルリンの壁へ向かうよう指示。
脱出ポイントへ向けて車を走らせながら、リーマスはようやく気づいた。
ムントは正真正銘、英国のスパイなのだ!
リーマスの手持ちの工作員たちはみな、ムントが功績をあげて秘密警察内で出世できるよう、犠牲になったのだ・・・
だが切れ者の副官フィードラームントをマークし始めたので、リーマスを送りこんでフィードラーを失脚させたのだ・・・
自分は単なるチェスの駒だったと、情報戦の非情さを痛感するリーマス

ベルリンの壁では、脱出の手配が整えられていた。
ほんの数十秒の間、壁からサーチライトをそらすので、その間に所定の場所からハシゴで壁を越えるように・・・ 必ずリーマスが先に登ること。
壁の上に上がるリーマス、西側ではスマイリーたちが「ジャンプしろ!」と叫んでいる。
リーマスに続いてハシゴを登ってくる図書館員の女、だがサーチライトが彼女を捕えた!
秘密を知りすぎた彼女は脱出させるわけにはいかない、ここで死んでもらう・・・
銃撃にのけぞる女、ハシゴから落下。
リーマスは西側でなく東側に飛び降り、恋人の死体のかたわらに・・・
やがて東側の警備兵がリーマスに気づき、銃撃。
ベルリンの壁に散る恋人たち、まるで「ロミジュリ」のような悲劇的結末。

共産主義国・社会主義国といったいわゆる「東側」が非人間的なのは当然として、そういた連中を相手に戦っていると民主的・人道的なはずの「西側」の組織や人間までも人間性を失ってしまう。
そういった警告が原作にあり、映画もそのままテーマを描き切りました。
それなら、どうすればいいんだよ、という点は描かれていません。
批判だけで終わるのは無責任だと思いますでー。
どうすればいいのか提案しないと。
個人的には、人間性を無視する相手(共産主義者など)に人間性を考慮する必要はないと思うけど。
それより「寒い国」のストーリーを原作と映画で2回も書いたので疲れた!



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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
有名なタイトルのこの映画。先日初めて見ました。

>食料品屋のオヤジ、007の上司M(バーナード・リー)なんですけどwww

そうだったんですか印象に残る演技をする人だとは思っていたのですが・・・

>落ちぶれたのはリーマスだけじゃなかったわwww
>「殴ったね!ショーン・コネリーにだって殴られたことなかったのに!」

あははは

>右側のドクターノオはキモノ来てるし「ムーンレイカー」のチャンに通じるものが・・・

その発想も素晴らしいです僕は気付かなかった・・・

>原作でも食堂のシーンはあったから、やっぱり海底の窓も出てきたんでしょうね。

さすが100万ドル(当時)かけただけあります
膨大な費用をかけた施設を描くことが出来る。
そこがまた小説の素晴らしさです
蟷螂の斧
2017/05/02 06:15
いつもコメントありがとうございます!
バーナード・リーは「第三の男」にも出演してるのを、こないだ発見。
最後はオーソンウェルズに撃ち殺されてしまう・・・

イギリス人が日本と中国をごっちゃにするのは腹立ちますよね。
でも007の秘密基地みたいな家に住んでみたい・・・

あうち
2017/05/02 10:09
ウィキペディアを見ると・・・・。
パットモア役がバーナード・リー。食料品店店主役がリチャード・マーナー。
そしてバーナード・リーを調べると、寒い国から帰ったスパイでM役。訳がわかりません

>最後はオーソンウェルズに撃ち殺されてしまう・・・

う〜ん・・・。覚えていないです。すみません

>007の秘密基地みたいな家に住んでみたい・・・

同感です

>美術ってそんなに目を引くものあったっけ?

何だろう?ベルリンの壁でしょうか?

>図書館員の女

綺麗な人だと思ったら「ライムライト」のヒロインですね
現在86歳。まだ健在。
蟷螂の斧
2017/05/03 07:13
あら〜またやらかしてしまったかなー?
ウイキで確認したら、確かにその通りですね!
パットモアって誰だろう・・・
あ、調べてみると以下のようなブログが

書籍資料の分別係になったリーマスは、酒に溺れて生活も乱れ、パットモア(バーナード・リー)の食料品店のつけも溜まってしまう。
http://www.e-pino.com/wmt/thespywhocameinfromthecold/

英語版のウイキだとリチャード・マーナーはVopo Captainという役名になってます。
うーん謎は深まるばかり。
おおーこのサイトにすべての答えが!
http://www.aveleyman.com/FilmCredit.aspx?FilmID=18056
リチャード・マーナーは東ドイツの軍人役でMはやっぱり食料品店です!
よかったーウイキがまちがってるとは・・・
あの女性はライムライトでしたか、でも相当な大昔ですよね・・・

第三の男は近々レビューしますので、そこで詳しく語りますねー
最後の下水道の追跡で撃ち殺されるバーナードリー、その銃を拾った主人公がオーソンを仕留める、という流れ。

あうち
2017/05/03 14:22
いろいろ調べて下さってありがとうございます

>リチャード・マーナーは東ドイツの軍人役でMはやっぱり食料品店です!

とりあえずそれを知ってなぜかホッとしました
ウィキが全て正しいとは言い切れないって説もあります

>第三の男は近々レビューしますので

白黒だからこそ光と影の使い方が生かされる映像

>銃撃にのけぞる女、ハシゴから落下

彼女を撃った若い兵士。
あの二人を逃がすために手引きした若い男とは別ですよね?よくわかりませんでした・・・
蟷螂の斧
2017/05/04 08:16
私も以前、ブログとは別の件で日本史関係の項目をウイキで見ていたら、細かいエラーがけっこうありました。(年代とか)
寄付金払ってないし文句言えた義理ではありませんが・・・
やはり複数のソースで確認するのは大事ですね。

2人を撃ったのは、ふつうに東側の警備兵だったと思います。
手引きした男や英国情報部は少なくともリーマスだけは助ける予定だったのに、リーマスが自分の意志で東側に降りてしまい・・・

次に「裏窓」やってその次に「第三の男」の予定でーす
あうち
2017/05/04 11:13
>2人を撃ったのは、ふつうに東側の警備兵

そうでしたか。僕はムントや手引きした男は最初からリーマスを殺すつもりだと勘繰っていました

>寄付金払ってないし文句言えた義理ではありませんが・・・

僕も寄付金払っていないです

>フィードラー

演じたオスカー・ウェルナーは「華氏451」で禁止されている書物の捜索と焼却を任務とする「ファイアマン」の役でした。不気味な映画でした
蟷螂の斧
2017/05/05 06:39
女の方は口封じに殺すけどリーマスは助ける
という計画だったようです。

フィードラーが華氏451の主人公でしたか!
雰囲気ちがいすぎてまったく気づかない笑

華氏451の記事もよろしかったらどうぞ
http://puripuriouch.at.webry.info/201412/article_4.html
あうち
2017/05/05 14:39
>女の方は口封じに殺すけどリーマスは助けるという計画

ムントも手引きした男も最初からそう言うつもりだったんですね。
東側の警備兵は、そこまでは知らずに女もリーマスも撃ったと言う事でしょうか?
やはり小説を読まないとわかりませんね

>華氏451の記事

そのうちにお邪魔します

>美術賞

もしかしてベルリンの壁がスタジオ撮影で、それが表彰されたとか
蟷螂の斧
2017/05/06 05:11
東側の警備兵は作戦と無関係に、ふつうに警備していただけと思います。
サーチライトが他に向いてるスキにリーマスだけ西側に飛び降りて、女が登ってる時にハシゴを外す?みたいな・・・
うーん私も原作を見ないと細かいことは忘れてしまったか・・・
でもリーマスを助けて女を殺す計画だったのに、リーマスが女と一緒に死ぬことを選んだ、というのは確かです、と思います笑

壁は確かにスタジオだと思いますが、賞取るほどのものでしょうかねー。
あうち
2017/05/06 10:50
>この女は共産党員

東側の為にリーマスに近づく。

>リーマスの荒れた生活も演技

西側の為の演技

そして二人とも射殺される。哀れ・・・

もしかしてムントにもそう言う時が来るのでは・・・?
演じたペーター・ファン・アイクも55歳で死去とは早過ぎます・・・
蟷螂の斧
2017/05/07 07:12
ジョン・ルカレの他の小説で「寒い国」のその後に言及した部分があるらしいので、もしかしたらムントのその後の運命もわかるかもしれませんね。
「スクールボーイ閣下」あたりかな?
読んでみて何かわかったらお知らせしますね。

俳優さん、早く亡くなるる方多いですね。
不安定で不規則な生活だし・・・
あうち
2017/05/07 09:54

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