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zoom RSS 【ネタバレ】「鷲は舞い降りた(完全版)」 ジャック・ヒギンズ

<<   作成日時 : 2017/04/23 22:54   >>

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THE EAGLE HAS LANDED (1975)
Jack Higgins



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チャールズ首相を誘拐せよ! 精鋭部隊は舞い降りた!

いよいよジャック・ヒギンズをメジャーにした代表作にして冒険小説史上に残る大傑作をレビューする時が来ましたでー。
実は今回、初めて読みました。
高校生の時に原作に忠実な映画版を見てしまい、同じストーリーの原作小説を読むのがめんどくさかったのです。
いずれ記憶が風化したら読んでみようと思ってましたが、映画の印象が強烈でいっこうに風化せず笑
でもさすがに小説は情報量も多いし、計画の準備段階から詳細に描かれていて、クッキリハッキリよくわかります。

プロローグとエピローグでは珍しくジャック・ヒギンズ自ら登場。
調査のために訪れたイギリスの小さい村で、謎のドイツ軍人の墓を発見、それが本作の執筆へとつながります。
ちょっとショックだったのは、ヒギンズ、実はあまり酒が好きではない(「私が楽しめるアルコール飲料はウォッカ・トニックだけ」)ことが判明。
酒にこだわりのある人物がたくさん登場するのに・・・
水島新司先生が実は酒が飲めないと知った時と同じくらいショック。


*** ネタバレあらすじ ***

「イギリスのチャーチル首相を誘拐してこいやー」
ヒットラーは半分冗談で言ったのかもしれず、その後すっかり忘れてしまったようだが・・・
ゲシュタポ長官のヒムラーは、ヒットラーを喜ばそうと、独断で計画を推進する。
責任者に選ばれたラードル中佐は、たまたま諜報員からの連絡で、チャーチルが近々イギリスのとある小村を訪れ静養する、という情報をキャッチ。
「お、これは・・・ ほんとにいけるかもしれんね」
英国の首相を拉致するという前代未聞の計画は、ついに動き始めた!

まず先兵として現地に送りこまれるのは、祖国独立のためイギリスと戦う(よってドイツに協力する)アイルランド人工作員、リーアム・デヴリン
ついに出ました、ヒギンズ作品を代表する人物、英国冒険小説でも屈指の魅力的なキャラ、デヴリン
今回は若いし、いろいろ新鮮です。
後の作品では年寄りになって登場するからね・・・
首相が宿泊する館にほど近いスタドリ・コンスタブルという村に沼地の管理人として住み着き、ひそかに準備を整える。
だが村娘モリイと許されぬ恋に落ちてしまい、当然ながら後にまずいことに。

そして実際にチャーチル誘拐(それが無理な時は暗殺)を実行するのは、歴戦の勇士シュタイナ中佐率いる落下傘部隊。
このシュタイナ中佐がまた、ヒギンズ作品屈指のカッコいい人物で、ユダヤ人少女を助ける登場シーンからしてちょーカッコいい!
ドイツ軍人をこれほどまでにカッコ良く描く欧米の作品は稀ですよねー。

ついにスタドリ村付近の砂浜に降下する落下傘部隊。
鷲は舞い降りた!
部隊はポーランド義勇軍に偽装、付近で演習を行うという触れ込みで村人と交流。
だが演習を見物していた村の子供が川に落ち、水車に巻きこまれそうになった時・・・ 隊員の1人がとっさに飛びこみ、子供を助けて自らが犠牲に。
水車によって引き裂かれた軍服の下には、まぎれもないドイツ軍の戦闘服が・・・!
ここが映画と違うところですが、映画ではシュタイナたち自ら望んで祖国の軍服を着こんでいましたが、原作ではヒムラーの命令で着ていたんですね。
いずれにしろ、こんなものを下に着ていたので(ゴロゴロするやろ?)ドイツ軍とばれてしまい、計画はジ・エンド。
部隊は住民たちを教会に集めて監禁、首相の到着まで粘ろうとするが、逃げ出した牧師の妹が、やはり付近で演習していたアメリカのレンジャー部隊に通報。
アメリカVSドイツの銃撃戦へと発展するのであった。
シュタイナの部下は強いが、やはり数的に不利であり、次々と倒されていく。
最後に残った1名とデヴリンが脱出、それを見届けたシュタイナは単身、チャーチルが宿泊してる館へと潜入!
ついにバルコニーで1人葉巻を吸う首相に銃口を向けるが・・・
一瞬の迷いが仇となり、引き金を引く前に射殺される。
映画ではちゃんと首相を撃って殺しましたよね。
そしてスタドリ村にいる首相が実は影武者(俳優)であり、本物はテヘラン会談に向かっていた・・・ というオチは映画も小説も同じ。

敵国の子供を助けたため、全滅してしまうドイツ落下傘部隊の悲しさ、カッコよさ。
そして命と引き換えても任務を達成せんとするシュタイナの生き様。
そこに意味はないかもしれないが、男のロマンはあるのです。
デヴリンモリイに残した手紙もカッコよくて泣ける。
すべての責任を押し付けられた計画立案者のラードル中佐は、映画だと処刑されるが、小説では無事に生き延びてビックリ。

エピローグではなんと、ヒギンズデヴリンと対面!(イアン・フレミングジェームズ・ボンドに会うようなもの)

というわけで、男の哀しみが漂うすばらしいエンディングなのですが、この後にちょっと気になることが。
本作の成功に気を良くしたヒギンズ、これ以後「有名な人物を暗殺する、誘拐する」というパターンを何回も繰り返します。(ローマ法王とかサッチャー首相とか)
ちょっとワンパターンな気が・・・
さらに「鷲が飛び立った」なんて続編もできて、シュタイナが生きかえるという噂が・・・
やめてほしいなあ。



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