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zoom RSS 【ネタバレ】「007 白紙委任状」 ジェフリー・ディーヴァー

<<   作成日時 : 2017/07/24 22:02   >>

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リニューアルされた21世紀版ボンド、新時代の悪と対決


イギリスのナントカって機関のレーダーがキャッチした恐るべき情報、「ノア」と呼ばれる謎の人物が、今週の金曜に大量虐殺を企てている!
その名も「ゲヘナ(地獄)計画」・・・
英国情報部員ジェームズ・ボンドは手がかりを追ってセルビアに飛び、ノアの手下「アイリッシュ・マン」が貨物列車を脱線させるところを阻止。
だが、これは金曜本番前の準備段階でしかないのだ・・・

ご存じ007シリーズ、原作者イアン・フレミングの死後もいろんな作家が書き継いでますが、数が多い割に大した作品はなさそうで、興味引かれなかった。
が、「ボーン・コレクター」などで知られるベストセラー作家ジェフリー・ディーヴァーが手掛けた本作は評判も良く、つい読んじゃいましたよ!
原作のボンド像を現代に合わせてリニューアル、年齢もぐっと若返りました。(原作は戦前生まれだしねー)
新兵器もスマホにダウンロードする「読唇術アプリ」とか、今風のものばかり。
寂しい、違和感がある・・・ という部分もなくはないけど、全体的に出来が良く、おもしろかったと認めざるをえません。
フレミング以外の作家が書いた007小説ではベストかもしれない。
それどころか、「スカイフォール」「スペクター」といった最近の映画シリーズの脚本よりもイイ!
映画にしろ小説にしろ、007のストーリーをおもしろくする肝は悪役にあると思います。
悪役のキャラクターおよび、そいつが企てる悪の陰謀。
007にふさわしいスケールの大きさがあり、かつユニークな犯罪計画というのは、なかなか考えるのが難しいのですが、本作ではそれが成功している。

メカフェチでロボットのような殺し屋アイリッシュマン、その雇い主で世界的産廃業者のセヴェラン・ハイト
このハイトなる人物、長く伸びた黄色い爪がサタンを連想させる、死体愛好家で廃墟も大好きな自称「エントロピーの支配者」。
かつて美女コンテストで優勝した60代の女性を愛人としているが、高齢者フェチかと思ったら、美女が年老いて腐れ爛れていくのを観察するのが大好きとかいうステキな趣味をしてらっしゃる。
そしてハイトの学生時代のニックネームが「ノア」

彼の開発したシュレッダーというのが、これまた笑えるのですが、書類なりディスクなりを差しこむと裁断する前に情報を読み取って、ハイトの本社に送信、この盗み出した情報でまた儲けるという笑
このシュレッダーでセルビアが開発した新兵器「カッター」(爆発時に小さい刃物を無数に飛散させる爆弾)の存在を知ったハイト。(セルビアでの列車の脱線は、カッター用の小型刃物を盗み出すのが目的)
イギリスのとある大学で、セルビア政府の犯行に見せかけカッターを使った爆弾テロを企てる。
標的は大学で講演する反政府セルビア人学者、と見せかけて、真のターゲットは新薬を開発中のイギリス人学者。
この新薬が完成すると、ハイトの顧客であるアメリカの製薬会社が大打撃を受けるのだ。
ハイトの正体を暴くべく、イギリスからドバイ、南アフリカのケープタウンへと飛ぶボンド、間一髪、カッター爆発直前に大学から人々を避難させ、死者ゼロに押さえた。
だが、これは真の「ゲヘナ計画」から注意をそらすための、オトリ作戦にすぎなかった!

ボンドが裏稼業の人間を装ってハイトに接近した際、もちかけた計画もステキです。
アフリカでは、いろんな国の独裁者が大量虐殺を行い、その死体を無造作に埋めている。
この大量の死体が国連に見つかるとヤバイので、何かいい処理方法はないかと、相談をもちかけられた・・・
そこでハイトさん、この死体の処理を私といっしょに事業としてやらないか、死体を処分するだけではモッタイナーイので、死体をリサイクルして何か製品を作るのもいい。(変質的な犯罪者を多く作り出してきたディーヴァーならではのアイデアですね!)
といったボンドの作り話に目を輝かせ、のめりこんでしまうハイト
ボンドを信用してケープタウンの本社に招き入れてしまったのが敗因で、カッターを使ったテロは阻止されてしまった。
アイリッシュマンに射殺されるハイト、どうも小物臭いと思ったら、真のボスは他にいる!

アフリカの貧困と飢餓を救うため、食料援助に人生をかける情熱的な美女フェリシティ・ウィリング
ボンドとベッドをともにした、雌ライオンのような彼女こそ、ゲヘナ計画の真の黒幕、彼女の主催する「全国飢餓対策機構」の頭文字がNOAH(ノア)だった!
ハイトのニックネームがノア、というのはニセ情報)
その悪の計画とはズバリ「飢餓の輸出」
たとえばアフリカでA国とB国が戦争してるとしましょう。
ノアはA国だけに食料を援助、B国にはしない。(もちろんA国から謝礼をもらう)
国民が餓死してB国は負ける・・・ つまり飢餓を兵器として利用するという、これが本当のゲヘナ計画
まあ結局はボンドに暴かれてアイリッシュマン死亡、ウィリングは逮捕。

他にもアフリカでボンドカー(ボンド・レンタカー)として活躍するスバル・インプレッサとか。
メアリー・グッドナイトの登場とか、ユア・アイズ・オンリーとか、いろいろ細かい見どころあり。
ディーヴァーの書いた007なら、他のも読んでみたいなあ。
でも、これっきりらしい。



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