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zoom RSS 【ネタバレ】映画「地獄の黙示録」

<<   作成日時 : 2017/07/26 10:11   >>

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戦争も狂ってるしアメリカも狂ってるが、コッポラも狂ってる

「ゴッドファーザー」コッポラ監督のベトナム戦争超大作。
戦争映画というより冒険映画、後半はホラー映画のような感触です。
なんといっても「本物の死体」を撮影に使用、監督がタイーホされてしまうという・・・
どの辺に死体使ったんだろ?
ええー 調べてみたら死体の使用は事実ではなく、宣伝のため?のデマだって!
そんなガセネタにだまされてしまうくらい、鬼気迫る画面作りということですな。
管理人は公開時に、本作とスピルバーグ監督の「1941」どっちを見ようかなー(両方見るお金はない)、「1941」にしよう・・・ うわークソ映画!
という経験を経て、その後ビデオで何回か見てますが、今回鑑賞したのはカットされた場面が復活して劇場版より1時間近く長い「なんとかスペシャル版」。
フランス人の一族がベトナム植民地化の歴史についてウダウダ語る場面などが追加されてますが、長ったらしいし、劇場版でじゅうぶんだと思った。

ストーリーはけっこうシンプルです。
軍人というよりCIAの殺し屋ウィラードマーティン・シーン)、彼の新たな任務は、ベトナム-カンボジア国境付近に潜伏するカーツ大佐の暗殺。
名門の家に生まれ、軍人として輝かしい経歴を持つ大佐だが、突然命令に背いてジャングルの奥地に「王国」を築いたという。
ウィラードはいかにもメリケンな仲間たちとともに、哨戒艇で川をさかのぼり「王国」を目指すが、道中では「現代の黙示録」ともいうべき狂気の数々を目撃するのだった。

有名な「サーフィン」の場面が、序盤の方でいきなり出てきます。
部下思いでサーフィン大好きなイケイケ指揮官、キルゴア中佐
演じるは「ゴッドファーザー」のゴッド弁護士、ロバート・デュバル
雰囲気違いすぎてウイキ見るまで気づかなかったよ。
いい波が来るベトナムのビーチ、ここでサーフィンしたいから、海岸付近のベトコンが潜んでるジャングルを全部焼き払うぞヒャッホー!
ヘリコプターで編隊を組み、村もジャングルもナパーム弾で焼き尽くす。
BGMはご存じ、ワーグナー作曲「ワルキューレの騎行」
この場面のせいで「ワルキューレ」を聞くとヘリコプターとナパーム弾しか思い浮かばなくなってしまった。
これ
https://www.youtube.com/watch?v=TqtehtSB0LI

まさに戦争の狂気を絵にかいたような場面、ウィラードも「キルゴアが無罪でカーツが処刑とは矛盾してない?」と疑問を感じる。
ま、キルゴアカーツも、どっちも処刑でいいでしょう。
さらに川をさかのぼると、ジャングルの駐屯地に作られたステージに、プレイメイトが慰問に来る場面に遭遇。
観客がエキサイトしすぎて、プレイメイトたちは命からがらヘリで脱出。
劇場版ではカットされたが、この後ヘリが墜落して、プレイメイトたちが売春して命をつないでいる描写がある。(よくプレイボーイから訴えられなかったな)
その他、原住民が弓矢で襲ってきたリ、虎が出現したり、さまざまな「地獄めぐり」が続く。

で、ついにカーツ大佐「王国」に到着だ。
ジャングル真っただ中の巨大遺跡(たぶんセット)を根城にしており、ここまでくると完全に戦争映画ではなく、「暗黒のインディ・ジョーンズ」といった趣。
ウィラードは捕えられ、仲間は首チョンパされる。
ハゲ頭のサタンのようなカーツ大佐、戦争の狂気などを語るが、どう見ても自身も狂ってる。
演じるは名優マーロン・ブランド
彼を取材するマトモでないジャーナリストをデニス・ホッパーが演じているが、当時ヤク中でセリフも覚えられないくらい、ひどい有様だったようだ。

なぜか釈放されるウィラード、いったんは任務を放棄しかけるが、牛祭りの日にナタでカーツを叩っ殺す!
これですが、牛の屠殺がグロいので閲覧中尉!
https://www.youtube.com/watch?v=Ca_4opiNcwg

ウィラードは原住民から新たな王として迎えられるが、王にはならず哨戒艇で帰還する。
仲間は1人を残して皆死んだ。
「王国」以降は狂ってるというだけで、細かいことはよくわからない。
考察すればキリがないので、雰囲気だけをエンジョイすればいいのでは?
冗長なところもあるし、1回見ればじゅうぶんな気もするが、3年くらいするとまた見たくなる中毒性のある映画なのだ。



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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
大分前に「解読「地獄の黙示録」」っていう立花隆の本をネットで買った記憶があります。
地獄の黙示録の劇場公開版と完全版を観た感想と、難解すぎる本作の真実を探ろうみたいな本だったと思います。
後、本作は当初はジョージ、ルーカスが監督するはずだったやら(その名残みたいな感じでハリソン、フォードが演じた軍人がルーカス大佐という役名だとか。冒頭に出てました)
ジョン、ミリアスが監督するはずだった等と言われてますね(ジョージ、ルーカスが監督やってたら「スターウォーズ」だけの監督じゃなかったハズ何て本に書いてあったような…)
つい最近買った「俺たちのアメリカンニューシネマ」でも本作と「ゴッドファーザー」、ジョージ、ルーカス監督、コッポラが製作総指揮をやった「アメリカングラフィティ」が載ってました。
最近、アメリカングラフィティを観ました。個人的には世界遺産を鑑賞してる気分の映画でしたね(90年代生まれにはそう感じるのかも)
綾小路清隆(仮名)
2018/02/18 01:34
「映画の中のクラシック100」というCDの解説書には本作は5時間に及ぶフィルムがあり、5時間版も予定されたそうですね。
ただし、コッポラが冗長すぎると判断して今の完全版になってるようですが…
綾小路清隆(仮名)
2018/02/18 01:40
ほう、ジョージルーカスが監督してたら、もっとSFっぽい感じになったんでしょうか・・・
今のがお気に入りだからコッポラでよかったと思うけど・・・
ミリアスはなんかちがうなー、という感じ。
なんか勇敢な軍人の物語になりそう。
5時間は確かに長すぎですね!
完全版でも長すぎだと思うし・・・
でもまあ本作も最後の方はわかりにくいけど、前半はそれほど難解でもないような。
カーツ大佐がなぜ反乱を起こしたのか、なぜ王国を築いたか、という根本部分がわかっらないですよね・・・
ハリソンがルーカスだったとは気づきませんでしたwww
ちょっとしか出てなかったし。

「アメリカングラフィティ」は私も見たことないんですよ。
アメリカの50年代の青春ものというのが苦手で、歌と踊りも苦手だし笑

あうち
2018/02/18 08:46
なんでも「アメリカングラフィティ」の公開をきっかけにオールディーズ曲がリバイバルヒットしたようです。
映画で使われてるオールディーズ曲はジョージ、ルーカスの好みになっているみたいで、例えば62年最大のヒット曲だったフォーシーズンズの曲が無かったり、62年以降のヒット曲が流れたりするようです(観たけどあまり違和感無かったですよ)
俳優陣の中には70年代に流行らないヘアスタイルにさせられるのを嫌ってたようですね(その為、ハリソン、フォードはカウボーイハットを被ってるようです)
綾小路清隆(仮名)
2018/04/14 02:44
「アメリカングラフィティ」公開時というと、スターウオーズより前ですよね・・・
完全に子供だし、オールディーズ曲がヒットしていたとか、まったく記憶にないです笑
フォーシーズンとかホテルしか知らない笑
ハリソン、フォードも出てたんですか、さぞ若いでしょうなあ・・・(まだ10代かも?)
あうち
2018/04/14 15:43
この映画の撮影中にコッポラは三島由紀夫の「豊穣の海」4部作だったかを読みながらイメージを構想してたそうですね(立花隆の「解読地獄の黙示録」に載ってました)映画観た感じですと、どこに三島由紀夫の要素が…って思いましたが、狂気だけどどこか芸術っぽい所がそうなのでしょうか。ちなみに、三島由紀夫の小説は「春の雪」しか読んだこと無いので三島由紀夫に関してはほぼにわかですね…(三島由紀夫っていうとあの事件の映像ばっかり小学生の時から観せられてたもので変に誤解してました)
綾小路清隆(仮名)
2018/04/14 23:45
私も三島は金閣寺しか読んだことありません。
あの自決事件の映像はよくTVでやりますね。
あと三島はホモだったんですよね・・・

おっしゃる通り芸術のためには何でもやる狂気が共通してるのかなあ、と思います。
クリエイターは多少狂ってないと名作が作れないとは思いますけどね。
ゴッホなんかガチで狂ってましたからね笑
あうち
2018/04/15 11:12

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