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zoom RSS 【ネタバレ】「予告された殺人の記録」 G・ガルシア・マルケス

<<   作成日時 : 2017/07/07 22:37   >>

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CRONICA DE UNA MUERTE ANUNCIADA (1981)
Gabriel Garcia Marquez



予告された殺人の記録 (新潮文庫)
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G. ガルシア=マルケス

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ノーベル文学賞受賞作家が描く、熱帯の不条理な殺人(実話)

むむむ。こんな大作家の作品は当ブログ初登場です。
でも文学だからって威張ってないし、むしろ非常に読みやすい。(文学なのに.357マグナムとか出てくるぞ)
しかも薄いので、すぐ読めてしまいます。
夏休みの宿題で文学作品を読んで感想文を書かねばならーん!という人にもオススメ。
南米コロンビアの川沿いの町で起きた殺人事件を、いろんな人物の視点から描いており、不思議な味があって面白いですぞ。
しかしコロンビアなんて殺人が日常茶飯事なイメージありますが、こういう平和な時代もあったんですな。
あらすじはいたってシンプル。

金持ちの青年サン・ロマンが町にやって来た。
親は政府の偉い人らしい。
彼の目的はズバリ、花嫁探し。
決して裕福ではない家の娘アンヘラに目をつけ、婚礼の準備が進む。
結婚式当日は、町を挙げてのフェスティバルだ。
だが初夜の夜、花嫁アンヘラは実家に帰されてしまう。
なんとアンヘラは処女ではなかったのだ・・・
さあ大変!
「お前をキズものにしたのは誰なんだ?」
父親に問い詰められ、アンヘラが口にした名は・・・
町の裕福な商人の息子サンティアゴ・ナサール
作者の親友であり、婚礼の日はいっしょに飲んで騒いでいた。
アンヘラ2人の兄は怒り心頭、「我が家の名誉を傷つけられた!」と、ブタ解体用のナイフをもって、サンティアゴを探しに出かける。

町では「冗談だろう」「本気じゃないだろう」と思った人が多かった。
わずかながら「2人は本気でサンティアゴを殺ろうとしている」と気づいた人々もいたが、警告がうまく伝わらないし、しかもサンティアゴ自身も行方不明だ。(どこかで酒食らって寝てたようだが)
婚礼の翌日は司教が船で町を訪れるため、祝福を受けようと、朝早くから多くの人が港に詰めかける。
その中にサンティアゴもいた!
この時点で、兄弟が彼を狙ってるという話は町中に広まってるのに、サンティアゴ本人は知らなかったようだ。
ナイフを持った兄弟が現れ、襲ってくる!
サンティアゴは家まで走って逃げるが、広場の騒ぎを聞いた母親が、息子は家に逃げこんだろうと勘違い、正面扉を閉めて錠をおろしてしまう。(ひどい笑)

開かない扉をドンドン叩いてるところを、メッタ切りにされるサンティアゴ
それでも死なないで、腹からあふれる内臓を引きずって裏口に回る。
すれちがった近所の人に挨拶、「俺は死んでるんだよ」と告げ、裏口で力尽きて死んだ。
うーん不思議な話だー
兄弟は自首するが、「名誉のための殺人だ」と無罪を主張。
しかし最後までミステリーなのが、サンティアゴが本当にアンヘラの処女を奪った人物なのかどうかという点。
作者を始めとするサンティアゴの友人たちも、アンヘラの家族や友人も、誰1人として、2人がそんな関係だったことを知らない。
それにもしサンティアゴがそんなことをしたなら、花嫁が実家に帰された夜に、のんびり酒を飲んでいるだろうか?
まったく身の危険を感じてる様子はなかったのだ・・・
もしかするとサンティアゴはまったく無関係で、有名人だったから名前を出されて、何も悪いことしてないのに殺されてしまった可能性も濃厚。
この点についてアンヘラは生涯口をつぐんでいたので、謎は永遠に謎のままだ。

そして実家に帰った後アンヘラは、束の間だけ夫だったサン・ロマンに対し、愛を告げる手紙を何通も何通も、何年も何年も出し続けたのである。
中年になったころ、サン・ロマンアンヘラを訪ねてきた。
彼女から受け取った山のようなラブレターをカバンに詰めて・・・
それらをすべてアンヘラに返す。
手紙はすべて未開封のままだったという・・・

本作は小説というよりルポルタージュに近いですが、被害者が作者の友人で、加害者も作者の親戚筋ということで、「一族の恥だから封印しろ」と圧力がかかり、長い間にわたり発表できなかったそうです。
でも、やっぱりコロンビアは怖い!
ガルシア・マルケスの他の作品も読んでみる予定。

映画化もされてる。これ
https://www.youtube.com/watch?v=BL3-O8vNZKw
録画したビデオが行方不明になってしもたー
ジャン・マリア・ボロンテが出てたような気がするが



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