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zoom RSS 【ネタバレ】 映画「チャイナタウン」

<<   作成日時 : 2018/04/14 22:38   >>

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ロサンゼルスのチャイナタウンのヤムチャな絶望

ミステリー映画祭り第2弾、ロマン・ポランスキー監督の名作ハードボイルド(特に評論厨の間で評価が高い)「チャイナタウン」をお送りします。
思えば、当ブログの映画ネタバレはポランスキー監督の「ローズマリーの赤ちゃん」から始まったのでした。
ようやく2本目のポランスキー作品。
監督の夫人が悪魔教団に虐殺された「シャロン・テート事件」から5年後に発表された本作、映画よりも凄惨な体験を乗り越え、こんな名作をものにするとは・・・ よくがんばった!
70年代の映画なのに、レイモンド・チャンドラー作品のような複雑な物語と戦前の雰囲気、原作小説があるのかと思ったらオリジナル脚本なのがすごい。
どうりで脚本家はアカデミー脚本賞を受賞するわけです。
ただ衝撃のラストは脚本家が意図したものではなく、監督の発案によるんだって。
監督の言う通り、ラストがハッピーエンドだったら凡庸な映画になっていたでしょう。
1回目の鑑賞ではストーリーを追うのに精いっぱいで細かい点まで目が届かなかったので、いずれ2回目3回目と見ていきたいですね。
ジャズっぽい音楽は当ブログで頻出の巨匠ジェリー・ゴールドスミス、アカデミー作曲賞にノミネートされました。
これ
https://www.youtube.com/watch?v=PrO8mahp0ng

では、いきなりネタバレになりますが、物語の背景にある陰謀から。
ロサンゼルスの大地主ノア・クロスが黒幕で犯人・・・ 演じるは「マルタの鷹」ジョン・ヒューストン監督!
演技もけっこう評価高いみたいですね。
管理人はこれまで、演技するヒューストン監督は「(旧)カジノロワイヤル」のズラを飛ばされるしか知りませんでしたが・・・
かつて、このクロスモーレイという男と組んで、砂漠に囲まれたロサンゼルスに水道局を立ち上げた。
水道局が公営でなく個人経営というのがアメリカらしい・・・
クロスの娘モーレイに嫁ぐほど強いパートナーシップで結ばれていた2人だったが、ダム建設の計画が持ち上がってから亀裂が入る。
「水は商品」と考えるクロスは、ダムを使って水を完全に支配したい。
さらに旱魃を言い訳に農園地帯に水を放流せず、農民が干上がったところで土地を安く買い叩き、そこに新しい町を建設しようと目論んでいた。
一方、「水は公共のもの」と考える社会正義感の強いモーレイは、クロスの計画には反対。
当然、命を狙われますねー。

さて物語は、私立探偵ギテスモーレイ夫人の依頼を受けるところから始まる。
ギテスを演じるのは顔が怖いジャック・ニコルソン、珍しく正義の側の人間です。
かつてチャイナタウンに配属されていた警官だったギテス
そこでは警察の権力が通用せず、事件が起こってもただ見てることしかできなかったらしい。(具体的に何があったのか不明)
その絶望感・無力感がトラウマとなり、警察を辞めた理由でもある。
モーレイ夫人は「夫の浮気の証拠をつかんでほしい」と依頼。
ギテスモーレイをマーク、愛人(にしては若すぎる少女)と密会してる現場を撮影、その写真を夫人に渡す。
すると、その写真が新聞に掲載されてスキャンダル騒ぎになってしもた。
直後、モーレイは水死体となって見つかる・・・ スキャンダルを気に病んで自殺したのか?
それとも貯水池の放流に巻きこまれた事故死か?

ここで本物のモーレイ夫人エヴリンフェイ・ダナウェイ)がギテスの事務所に押しかけ、「なんであんな写真を新聞社に渡したのよ」と抗議。
そう、最初に現れたモーレイ夫人は真っ赤な偽物だった!(この偽物は後に、黒幕によって始末される)
何者かがモーレイの失脚を企て、俺にいっぱい食わせやがった・・・
怒りのギテスは、「真犯人を見つける」とエヴリンに約束、捜査開始!
が、貯水池近辺を嗅ぎまわるギテスを、ギャングっぽい男らが取り囲み、「手を引け」と警告。
ナイフで鼻の穴を切られてしまうギテス、痛そう!
このナイフの男、なんとポランスキー監督ご本人。
不気味な男ですなー。

モーレイ
のパートナー、有力者クロスとも面会するギテス
「娘のエヴリンは嫉妬深いんじゃー。あの愛人も保護しないと娘に殺されてしまうかもしれん。愛人を見つけ出してくれ」と依頼される。
クロスの心配した通り、愛人(にしては若すぎる少女)エヴリンによって監禁されていた。
モーレイを殺したのもエヴリンではないか、と疑い始めたギテスは彼女を問い詰める。
観念して、涙ながらに告白するエヴリン
少女はモーレイの愛人ではない、私の娘にして妹・・・
父のクロスにレイプされた結果、生まれた娘だった!
そしてモーレイを殺した黒幕もクロス・・・

忌まわしい過去を知ったギテスは、いまや警察からもモーレイ殺害の容疑で追われるエヴリンを娘といっしょに逃がしてやる。
いつしかエヴリンとは男女の仲になっていたのだ・・・
だがギテス自身も偽モーレイ夫人殺害容疑やら真モーレイ夫人逃亡の幇助やらで警察にしょっぴかれ、警部といっしょにパトカーで、エヴリンが潜伏するチャイナタウンへと向かう。
チャイナタウン・・・」
戻りたくないその場所へ、無理やりに連れていかれるギテス
しかも警察は完全に有力者クロスの味方だ。

チャイナタウンのその現場で、父と娘は争っていた。
父が娘をレイプして産ませた少女をめぐって・・・
少女を奪い取り、車で逃走するエヴリン
「娘は狂ってるんだ、止めてくれ!」
クロスの要請で、エヴリンの車に発砲する警部。
車がぶつかって停止する音、少女の絶叫。
頭部を撃ち抜かれたエヴリンは、血まみれになって死んでいた。
かつての警官時代のようにギテスは何もできず、ただ見てるしかなかった・・・

黒幕が逮捕されないEND、ヒロイン死亡END、主人公無力ENDという三重バッドエンド。
ただ、絶望に立ちつくすギテスを見て、警部は彼を釈放してくれました。
ちょっとめでたし、ちょっとめでたし。


ロマン・ポランスキー監督作品のネタバレ
「ローズマリーの赤ちゃん」
http://puripuriouch.at.webry.info/201209/article_7.html

ジャック・ニコルソン出演作品のネタバレ
「シャイニング」
http://puripuriouch.at.webry.info/201401/article_11.html
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
http://puripuriouch.at.webry.info/201401/article_13.html
「ア・フュー・グッドメン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201803/article_20.html

ジョン・ヒューストン(俳優としての)出演作品
「007/カジノロワイヤル」
http://puripuriouch.at.webry.info/201305/article_17.html









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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
本作の音楽はジェリー、ゴールドスミスが担当してるんですね。
音楽はなんでも野球で言う緊急登板だったようですが、何とアカデミー賞にノミネートされたそうです!但し、彼がアカデミー賞に生涯で唯一輝いたのが「オーメン」というのがチョイと寂しいですね…
サスペンス映画の代表作は結構ありまして、メリル、ストリープとケビン、ベーコンが共演した「激流」や同じ監督の「L.A.コンフィデンシャル」、「サイコ2」、アンソニー、ホプキンスとアレック、ボールドウィンが熊と戦闘中したりする「ザ、ワイルド」、「カプリコン1」と同じ監督、ショーン、コネリー主演のSFサスペンス「アウトランド」等一杯ありますね♪
綾小路清隆(仮名)
2018/04/14 23:33
すみません、音楽のことを書き忘れてたので、大至急追加してきました(汗
渋い雰囲気のあるテーマ曲ですね!
ゴールドスミスの名曲はたくさんあるのに、オーメンがどんな曲だったか思い出せない・・・
「サイコ2」と「カプリコン1」は取り上げ済で、「L.A.コンフィデンシャル」と「アウトランド」は6月頃に取り上げ予定です。
あ、JFKも録画できました!これも6月くらい・・・
あうち
2018/04/15 11:07
この映画、あのシャロン、テート事件から5年後の映画だったんですか!
ポランスキーが撮った「戦場のピアニスト」は前半はグロッチイ戦争の悲惨さを描いた映像ばっかりでしたね…
シャロン、テートが出演したポランスキー映画の「吸血鬼」は結末がほぼバッドエンドで、ポランスキーの戦争体験が影を落としてる映画でした(時すでに遅く、結局、吸血鬼が世に蔓延るのであった…っていう結末でした)
綾小路清隆(仮名)
2018/04/15 13:59
私も今回調べて、5年後だったと初めて知りました。
まだまだポランスキーほとんど見てないです。
「吸血鬼」は事件の関係もあってTV放送は無理かもですね・・・ 見たい!


あうち
2018/04/15 20:09

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