【ネタバレ】「エーリッヒ・ツァンの音楽」H・P・ラヴクラフト

THE MUSIC OF ERICH ZANN (1921)
Howard Phillips Lovecraft



ラヴクラフト全集 (2) (創元推理文庫 (523‐2))
東京創元社
H・P・ラヴクラフト

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★登場する怪物★ 風とともに現れる怪物

主人公が下宿する、オーゼイユ街の妖しく幻想的な描写が良い。
たぶんフランスにあると思われる、地図にも載っていない、石畳の古めかしい街の下宿屋で、最上階に住むエーリッヒ・ツァンという老音楽家と主人公は知り合う。彼の音楽をもっと聴きたい、最上階の窓から街を見下ろしてみたい、という望みを主人公は抱くが・・・


★衝撃の結末★

最上階の窓から主人公が見た景色、それは街の灯ではなく、異次元の闇が広がる恐るべき空間であった。
この窓は夜の間だけ異次元へと通じる門と化し、異次元の怪物の侵入を防ぐため、エーリッヒ・ツァンは狂おしいメロディーを弾きつづけていたのだ。
だが魔風とともに押し入る、姿の見えない怪物たち。
ツァンは死体となっても楽器を弾きつづける。
主人公は死に物狂いで脱出、どうにか正常な世界にたどり着く。
が、地図に載っていないオーゼイユ街を、2度と見つけだすことはできなかった。

短いけど味わい深い一品。
下宿していた街自体が、この世のものではないという不条理さがステキ。











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