【ネタバレ】映画「ナバロンの嵐」

FORCE 10 FROM NAVARONE (1978)



ナバロンの嵐 [DVD]
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出演者の顔ぶれが楽しすぎる戦争アクション

「ナバロンの要塞」「荒鷲の要塞」に続く、アリステア・マクリーン原作の戦争アクション第3作。
勇まし明るいテーマ曲「荒鷲」に続いて、ロン・グッドウィンが担当。
前2作に負けない印象的な名曲ですね。
映画自体の出来栄えは前2作に劣りますが・・・
監督が出来不出来の激しいガイ・ハミルトンだからしょうがないか。
4作担当した007シリーズでも、名作と駄作の差がすごかった。

前作でナバロン島の巨砲を爆破したマロリーミラーのコンビは、裏切り者ニコライ抹殺の指令を受け、アメリカ軍特殊部隊フォース・テンの飛行機に便乗させてもらい、ユーゴスラビアへと飛ぶ。
フォース・テン・チームもまた、ユーゴでネレトヴァ川の大きな橋を爆破する任務を帯びていた。
原作とは、だいぶストーリーを変えてありますなあ。
今は亡きユーゴスラビアという国、現在はセルビアやクロアチアなど6つの国に分かれていますが、本作の舞台はボスニアのようです。
管理人も紛争の収まった翌年くらいに、このあたりを旅行しました。

この映画のスゴイところは、なんといってもマニア心をくすぐるキャストですな。
主役の登山家マロリー爆破の専門家ミラーを演じるのは、「ロシアより愛をこめて」殺し屋グラントロバート・ショウ)と、「ジャッカルの日」殺し屋ジャッカルエドワード・フォックス)という最強殺し屋コンビ
この2人がフォース・テン隊長のハリソン・フォードと顔を合わせるシーンは、思わず出てもいないショーン・コネリーの顔が浮かんできます。
オリエント急行ボンドコネリー)と戦ったグラントショウ)、「ネバーセイ・ネバーアゲイン」でのボンドコネリー)の上司フォックス)、そしてコネリー・パパの息子インディ・ジョーンズが顔をそろえてるんですから・・・

ドイツ軍戦闘機の攻撃を受け、ユーゴに不時着するマロリーたち。
そこで出会うのは「私を愛したスパイ」から抜け出てきたジョーズリチャード・キール)とボンドガールアニヤバーバラ・バックリンゴ・スターの嫁)。
007関係者が多くてビックリですが、ドイツ軍将校役のマイケル・バーン「トゥモロー・ネバー・ダイ」に出演してるのだ。
ロバート・ショウリチャード・キールが出会う場面、「ジョーズ」ジョーズに食われたショウジョーズと対面とかwww
ジョーズVSグラントと見れば、007ファンにとって夢の対決ですな。
残念ながら2人の対決は実現せず、かわりにロッキーの宿敵アポロVSジョーズという、もう1つのドリームマッチが見られます・・・ショボい戦いだったけど。

ユーゴ国内はナチスに協力する「王党派」と、ナチスに反抗する「パルチザン」に分裂していた。
運悪くマロリーたちが捕まったのは、「王党派」だったが・・・ マロリーのとっさの機転で脱走兵のフリをして、すったもんだの末、脱出。
ようやくパルチザンに合流するも、そこではマロリーの狙う標的、裏切り者ニコライが、レスコバ大尉という名前で副官に収まっていた。
一難さって。また一難。
レスコバ役を、「荒鷲」イーストウッドに続いて、マカロニ・ウエスタンを代表するスター、棺桶を引きずるジャンゴことフランコ・ネロが演じる。
舞台となるユーゴスラビアの荒野はマカロニのロケ地として有名な所だし、白覆面をかぶったガンマンは出てくるしで、「続・荒野の用心棒」の雰囲気が濃厚です。
レスコバ大尉ハリソン・フォードに殺される場面、旧世代のヒーロー(ジャンゴ)から新世代のヒーロー(ハン・ソロ、インディ・ジョーンズ)への交替を象徴してるようにも見えます。

どうにかレスコバを始末したマロリーたち、フォーステンに協力して橋の爆破にも挑戦する。
だが手元にある爆薬では、大きくて頑丈な橋を爆破するには、量が足りない・・・
爆破のプロ、ミラーの考えた作戦は、ネレトヴァ川上流のダムを破壊、あふれ出るすさまじい濁流によって橋を流す、というもの。
マロリーハリソン・フォードとともにダムに潜入、見事に爆破。
進撃するドイツ軍の戦車を載せたまま橋は崩壊、ネレトヴァ川の岸辺にドイツ軍は足止めとなる。
だがマロリーたちもうっかり、ドイツ軍と同じ側の川岸に残されてしまい、これからどうやって脱出しようかー?というところで明るくEND。

007マカロニ、そしてマクリーンの冒険小説・・・
管理人の好物ばかりを揃えたレストランのような映画ですなー。ウホウホ。
でも映画としてはイマイチだけどね。

「ナバロンの要塞」のエントリーはこちら
http://puripuriouch.at.webry.info/201212/article_9.html

「荒鷲の要塞」のエントリーはこちら
http://puripuriouch.at.webry.info/201212/article_8.html

「ジャッカルの日」のエントリーはこちら
http://puripuriouch.at.webry.info/201209/article_37.html

「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のエントリーはこちら
http://puripuriouch.at.webry.info/201208/article_16.html

「続・荒野の用心棒」のエントリーはこちら
http://puripuriouch.at.webry.info/201211/article_4.html











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この記事へのコメント

綾小路清隆(仮名)
2017年11月28日 19:34
キャストでマニア心をくすぐる映画は結構あるのに、キャストでマニア心をくすぐるアニメはほとんど無いですねえ…
最近観たアニメですと「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」と
同じ水瀬いのり出演の「少女終末旅行」ぐらいですか…
「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」はロリキャラ声優夢の共演ってどっかの掲示板で宣伝?されてました。
映画でマニア心くすぐられたのは「エクスペンダブルズ」と「スニーカーズ」ですねえ。
最近放送されてるアニメ「少女終末旅行」の場合はチノVS櫛田桔梗という夢?の珍道中をやっています♪「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」ではロリキャラ声優日高里菜と水瀬いのりが共演し、
香椎愛莉VSチノという夢?の対決?が実現してましたw

あうち
2017年11月28日 22:03
綾小路さん、いつも気持ち玉も押していただいてありがとうございます!
「少女終末旅行」の金髪の子はミューズの「かよちん」の人ですよね?
けっこういい味出しててビックリ!
「ネトゲの嫁」は途中で切ってしまいましたな・・・声優さんが豪華という印象は全くありませんでした笑
今やってるのだと「宝石の国」が声優陣すごくないですかね?

「エクスペンダブルズ」は確かに豪華ではありますが最盛期を過ぎた人ばっかりという印象。
昔の「オリエント急行殺人」とか華やかでしたな。
綾小路清隆(仮名)
2017年11月29日 00:07
最近のドラマでマニア心をくすぐられたのは「やすらぎの郷」です。
20代ですが、ほぼ毎日観てましたw主演が金田一耕助の石坂浩二だったし、その他にもマニア心をくすぐる俳優陣が総出演してました。
名探偵つながりで明智小五郎役者の天知茂か北大路欣也、
難しいでしょうが、名探偵ポワロ役者のデビッド、スーシェとの共演が観たかったですね(後は必殺仕事人のキャストや水戸黄門キャストの勢揃いも)それでも、毎回ゲスト出演含めても豪華な方々の共演は面白かったです。
あうち
2017年11月29日 13:24
「やすらぎの郷」www
たしかに石坂浩二は鑑定団以外で久々に見ましたね。
後番組のトットちゃんも近藤真彦が森繁をやったりマニアックではありますね。
野際陽子の娘が野際陽子役だったり笑
自分は見てないのですが、バーサンが見てるので家事をしてると音声が聞こえます笑
綾小路清隆(仮名)
2019年12月21日 00:32
アポロVSジョーズというドリームマッチがショボいのはハミルトン監督のせいでしょうか…
実現ができるか不明なアポロVS液体金属ターミネーターことロバート、パトリックもみたいですなあ。
最近はあまり見ないロバート、パトリックはB級ホラー「解体病棟」ではマッドドクターな医者役で出演してましたね。
悪役の看護婦を演じてるのが「エイリアン2」では女性兵士役、「ターミネーター2」ではジョン、コナーの義母役だったジェニット、ゴールドスタインというジェームズ、キャメロン映画の傑作で名を残した俳優2人が悪役コンビで登場してます!まあ…どっちも老けちゃってますが…
あうち
2019年12月21日 13:10
ハミルトン監督は良い時とダメな時の落差が激しいですが、今回はどちらかというとダメな方ですねえ・・・

もし実際に本物のアポロVS本物のジョーズが実現したとして、さすがのジョーズもヘヴィ級チャンプのパンチを何発も喰らえばタマランのではないでしょうか・・・
ジョーズの牙は相手を捕えないと使えないし、フットワークを使えばアポロは好き放題に相手を叩きのめすことができそう・・・

しかしアポロはプレデターに瞬殺されてるし、液体ターミネーターには勝ち目なさそう・・・
あの液体の人、あれっきり姿を見ないですが・・・

ジョンコナーの義母と言うと液体ターミネーターに殺される人でしたっけ?
転生して液体ターミネネターとコンビを組むとは、おもしろいですね!
へネラル・モンゴ
2020年03月22日 00:00
「要塞」の方のマロリー=グレゴリー・ペック、
ミラー=デヴィッド・ニーヴンというキャストが印象強すぎて、
最強殺し屋コンビが演じる今作は、まるで別キャラ。

「要塞」ニコライの裏切りエピソード、映画ではほとんど描かれなかったうえ、
テレビ放映の時はまるまるカットされたりしてましたので、
「要塞」「嵐」の2作を最初に続けてテレビで見たとき、ストーリーのつながりが
よく分かりませんでした。

ユーゴスラビアものの戦争映画で「ネレトヴァ」「橋」とくればやはり
1969年のユーゴ・イタリア・西独映画「ネレトバの戦い」を思い出してしまいます。
こちらの作品での我らがジャンゴは、ファシズムに反旗を翻すイタリア軍大尉役で
「きれいなフランコ・ネロ」でした
あうち
2020年03月22日 08:25
そう言われると、すっかり失念してましたが、ニコライは「要塞」にも登場して裏切ったから暗殺対象になってるんですよね。
原作も読んで映画もノーカットで3回くらい見てるのに、ニコライがどこに出てたか記憶まったくありません汗
たぶんニコライが通報したから「要塞」で島に潜入する際にドイツ軍が警戒してたんですよね。

ロバート・ショウは好きな俳優ですが、やはりヒーロー役となるとペックにはかなわないなあ。
キャストはマニア向けでも「要塞」に比べるとB級ですよね・・・
「ネトレバの戦い」は放送されたらチェックします!
へネラル・モンゴ
2020年03月22日 12:53
>原作も読んで映画もノーカットで3回くらい見てるのに、ニコライがどこに出てたか記憶まったくありません汗
たぶんニコライが通報したから「要塞」で島に潜入する際にドイツ軍が警戒してたんですよね。

小説未読ですが、映画では、攻撃隊のナヴァロン島渡航前に、作戦会議を盗み聞きする髭の青年が「ニコライ」扱いされてますね。
このシーン、テレビ放映によってはカットされてるんです。

>ロバート・ショウは好きな俳優ですが、やはりヒーロー役となるとペックにはかなわないなあ。
「スティング」のロネガン役のような、悪役・敵役の方が光る俳優さんですね。
「バルジ大作戦」のへスラーは、戦争映画中1,2を争う魅力的な敵役です。

「ネレトバの戦い」は、ユーゴ国内バージョン(2時間24分)と、数シーンをカットしたインターナショナル版(1時間35分)の2バージョンがあり、
VHS、DVDでは後者しか流通していませんでした。
日本のテレビ放映(吹き替え)はなんと、ロングバージョンの前者で、前後編に分けてオンエアされました。
音楽もインターナショナル版はバーナード・ハーマン(「タクシードライバー」)、ユーゴ版はウラジーミル・クラウス・ライテリッチと別物をあてています。
フランコ・ネロ演じるリヴァ大尉の人物は当然、ユーゴ版の方が深く描いているので、
放映されるのを私も待っているのですが、なかなか…。
あうち
2020年03月22日 17:09
あ、いたいた盗み聞きしてた男!
あんな小物が続編でフランコ・ネロに笑
わかるわけないですわー笑
ウイキによると「嵐」は小説の方も「要塞」映画版準拠になってるそうで、もしかしたら「要塞」原作には盗み聞きシーンはなかったかもしれないです。
いずれにしても「要塞」「嵐」とも原作本が手元にありますので、近いうちに取り上げたいと思います。

「バルジ大作戦」にもショウが出てるとは、楽しみ!
アマゾンポイント使って今年中にアマプラで見てみようと思います。
「ネレトバの戦い」って1時間もカットされてるとはひどいですね・・・
今確認したら、これはアマプラにもなし、インターナショナル版のDVDしか出回ってないです・・・
本国版を見るのはかなり困難な模様・・・

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