【ネタバレ】「地獄の鍵」 ジャック・ヒギンズ

THE KEYS OF HELL (1965)
Martin Fallon (Jack Higgins)


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ブルース・リーに先駆ける武術バトルにドヒャー

イギリス冒険小説としては、かなり薄くてサクッと読めてしまう1冊。
冒険小説ビッグ4の1人ヒギンズは、5つのペンネームを使い分け、ビッグ4の中で最も大量に小説を生産している。
そのため、やや安っぽく感じる時もあるが、他の3人にはない独特の情感があるのが魅力だ。
マクリーンの描くプロフェッショナルのように淡々と任務をこなしていくだけでなく、ドライな中にウェットな部分、要するに泣けるところがあるんですな。
マクリーンも処女作「ユリシーズ号」では、そんな感じだったですけどね。
ヒギンズはかなりアイルランドに肩入れしてますが、アイリッシュの血が流れてるんですかね?
情感が濃いのも、その血のせいですかね?

さて、本作は秘密情報部員ポール・シャヴァスを主人公としたシリーズの1作。
アルバニアから亡命してきた美女の涙にほだされ、シャヴァスはアルバニア人の希望である「奇跡のマリア像」を沼地からサルベージする仕事を引き受けるが・・・
案の定、これはアルバニア秘密警察の罠であり、その背後には中国の影があった。
謀略国家・中国にはアジアに北朝鮮、ヨーロッパにはアルバニアという凶悪な子分がいる。
チベット独立運動を支援して中国様を悩ませたシャヴァスを捕らえ、貢物として主人に献上しようという、アルバニア秘密警察の企みなのだった・・・

ビックリするのはクライマックスにいきなり始まる、シャヴァスVS悪役タシュコの、地下のローマ遺跡を舞台にした空手対決
ローマ遺跡で武術の戦いというと、コロッセオでブルース・リーチャック・ノリス(笑)が戦う「ドラゴンへの道」を思い出しますが。
この作品が書かれた年代を見てください、1965年ですよ。
カンフー・ブームが来る、ずっと前です。
さすがヒギンズ、目の付け所が新しい!
しかもピンチに追いこまれたシャヴァスが、日本人師匠の言葉(技だ・・・技と頭が暴力を制するだろう・・・)を思い出し、反撃・逆転するという黄金パターンが、すでにこの早い時期に登場してるから驚き。

ラストの、シャヴァスを仇と狙う美女の、執念深い攻撃も怖ろしい。
薄くて軽いけど、読み終わって「おもろかったなー」と思える1冊ですな。




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