【ネタバレ】映画「007/カジノロワイヤル」(1)

CASINO ROYALE (1967)



007 カジノロワイヤル [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2003-08-01

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 007 カジノロワイヤル [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル




ダニエル・クレイグ「カジノ・ロワイヤル」のネタバレをお探しの皆さん、ごめんなさい。
これは古い方の「カジノロワイヤル」ネタバレビューなんだ。
でも新しい「カジノ」と関連する部分もあるので、ぜひ寄っていってくれたまえ。
古い方新しい方パロディー版のリメイク・・・いや、先に作られたのでプレメイクというべき?
なので、新しいカジノ古いカジノという順で見ると、楽しさ倍増ですよ。
そしてその次に「オースティン・パワーズ」を見るのだ。


不滅の存在感を放つ、60年代おバカ映画の金字塔

しかしなぜ、本物の「カジノ・ロワイヤル」ダニエル・クレイグ版)より40年近くも先にパロディー版のリメイク・・・いや、プレメイクが作られるという時間が逆転したような現象が起きたのだろうか。
これと同じ例として「フレッシュ・ゴードン」を管理人は思い出す。
クイーンの歌う「ふらっしゅ!あーあー」という主題歌で有名な「フラッシュ・ゴードン」が作られる16年前に、とんでもないエロパロ版「フレッシュ・ゴードン」が公開されたのだ。
中身はほんとんどポルノ映画で、知らずに小学生3人で亀戸スカラ座でこれを見てしまい、大変気まずい思いをしました。
おちんちんドリル・ロボットが脳裏に焼きついて離れません。
このような「パロディーが先、本物が後」現象は太陽黒点の異状による時空の歪みが引き起こすと考えられますが、科学的には解明されていません。
ひとつ言えるのは、先に作られたパロディーはいずれも人間の常識を超越した狂ったような作品になるということ。

本作「カジノロワイヤル」もまたハチャメチャなウンコ映画であり、公開当時はまったく相手にされないゴミ作品だったようです。
しかし時とともに、音楽・美術セットのお洒落さあふれる60年代テイスト豪華な出演者などが評価され、カルト映画としての地位を確立していきました。
ほとんど同時期に公開された「2度死ぬ」60年代テイストに満ちていましたが、あちらは「日本の60年代」という趣があって日本人が非常にノスタルジーを感じるのに対し、本作は「世界の60年代」テイストであり「サイケ」とか「ミニスカート」とか、インターナショナルなレトロさが売りなのです。

ストーリーなんかクソミソですが、それでも一応「カジノ・ロワイヤル」のストーリーラインに沿っています。
敵がスメルシュだったり、カジノ・ロワイヤルがフランスにあってマティスがフランス人だったり、カードの勝負がバカラだったり、「新しい方」より原作に忠実な部分もあります。
原作者フレミング推薦のデヴィッド・ニーヴンジェームズ・ボンドが、このようなパロディー版で実現するとは、皮肉な運命ですが・・・
「新しいカジノ」若きジェームズ・ボンドが007になる物語なのに対し、「古いカジノ」老いて引退したジェームズ・ボンドを描く、というのも面白いですな。
また本作は「オースティン・パワーズ」の原点であるばかりか、本家007シリーズにも影響を与えてしまったり、本家に先駆けて実現した要素もあったりするので、その意味でも「くだらない黒歴史のゴミ映画」と切り捨てることなど絶対できない作品なのです。
詳しくは次回以降のエントリーで見ていきますが、たとえば、こんな感じ。

「古いカジノ」は最新作「スカイフォール」に、これだけ影響を与えている!
1、Mの家が出てくる
2、を狙って爆破が起こる
3、Mが死亡する
4、Mの遺品を渡す場面がある
5、ボンドの家が出てくる(城のように見える)
6、ボンドの家族の話題が出る
7、マネペニーが現場でボンドといっしょに活動する
8、スコットランドが舞台となる
9、敵のボス身内だった人間、逆恨みしている
10、敵ボスは時々、甘えたような仕草をする
11、眼鏡をかけた、さえないオタクっぽい男が重要キャラ
12、ボンドのプライベート・カーは大昔の車
13、ボンドが生えてる
14、ゴールドフィンガーのパロディーがある
15、新しい情報部のトップが就任する

うーん、これはすごい。


#91 007/カジノロワイヤル

1 不滅の存在感を放つ、60年代おバカ映画の金字塔
http://puripuriouch.at.webry.info/201305/article_17.html
6 イオン・プロが本家なら、こちらは元祖007?なわけねー
http://puripuriouch.at.webry.info/201305/article_22.html
5 単なるバカ映画ではない、本家をも圧倒する恐るべき実力
http://puripuriouch.at.webry.info/201305/article_21.html
4 ストーリーは脱線するし登場人物は増えるしワケワカランことに
http://puripuriouch.at.webry.info/201305/article_20.html
3 原作に沿ったカジノのパートは旧作に軍配!と思うんですが
http://puripuriouch.at.webry.info/201305/article_19.html
2 衝撃のラスト、ジェームズ・ボンド死す!
http://puripuriouch.at.webry.info/201305/article_18.html
7 *** シリーズ番外編「カジノロワイヤル」あれこれ ***
http://puripuriouch.at.webry.info/201305/article_23.html












ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

面白い

この記事へのコメント

蟷螂の斧
2018年02月09日 05:14
デヴィッド・ニーヴンと言えば、この作品ですよね

>60年代おバカ映画の金字塔

僕は昔からこの映画が大好きです

>あちらは「日本の60年代」
>本作は「世界の60年代」

うまい見事な対比です

>「新しい方」より原作に忠実な部分もあります

そうなんですよ
あうち
2018年02月09日 11:13
最近、評価が上がってきてるみたいですね。
魅力的な要素も多いですから・・・
ただ最後がちょっと悪ノリしすぎ笑

そういえばショーシャンク見ました!
最後がビックリ、名作です・・・
これはネタバレしがいがありそうです笑
蟷螂の斧
2018年02月10日 06:07
>ただ最後がちょっと悪ノリしすぎ笑

でも、ミス・マネーペニー役のバーバラ・ブーシェが素敵です

>「スカイフォール」に、これだけ影響を与えている!

そこまで掴んだあうちさん。さすがです

>最後がビックリ、名作です・・・

原作はちょっと違うらしいですが・・・。
あうち
2018年02月10日 10:18
確かに、ベストのマネペニーかもしれません。

>原作はちょっと違うらしいですが・・・

え、ほんとですか?
ちょっとウイキ・・・ あ、最後の海で再会するシーンがないらしいですね。
蟷螂の斧
2018年02月11日 05:31
>Mを狙って爆破が起こる

ズラが飛ぶ笑えます

>確かに、ベストのマネペニーかもしれません。

終盤の衣装もいいですね

>最後の海で再会するシーンがないらしいですね。

そうらしいです。僕は原作は未読ですが・・・
あうち
2018年02月11日 13:14
私も原作未読です。
映画で見たから、もういいや・・・

古いカジノは衣装が全般的にいいですよね。
60年代ファッション、いつかまたはやる日も来るでしょう。
ズラが飛ぶのがヒューストン監督というのがいいですね笑
蟷螂の斧
2018年02月13日 16:30
>60年代ファッション

水着がハイレグでないのが残念?

>スコットランドが舞台となる

緑が多くて、これぞスコットランド

>音楽

テーマ曲。大好きです
あうち
2018年02月13日 20:32
この映画の音楽は本家シリーズがヤバくなってしまうくらい良いですよね。
ハイレグは同感です!
そういえば、まもなく「砂漠の流れ者」を取り上げまーす
教えていただいて感謝です!
蟷螂の斧
2018年02月14日 19:42
>まもなく「砂漠の流れ者」を取り上げまーす

それは楽しみです僕が大好きな映画です
もちろん、この1967年版「カジノ・ロワイヤル」も大好きです

>この映画の音楽は本家シリーズがヤバくなってしまうくらい良いですよね。

僕がこの映画で好きなのは、やっぱりボンドとマネペニーがカジノに入ってからです
二人が捕まりそうになるところで流れる音楽が最高です
あうち
2018年02月14日 22:13
たぶん、この映画を世界で一番くわしく解説してるのは、このブログかと・・・
二人が捕まりそうになるところ、というとラストの方の本部内を逃げる場面ですかね?
どんな音楽だったか、ちょっと忘れました(汗
マタボンドが脱出する場面の音楽は、ピチカートファイブなどいろんなバンドがカバーしてる有名曲らしいです。(ボンドストリートというタイトル)

この記事へのトラックバック