【実録】 2ちゃんねる最後の日!!

2ちゃんねる最大の危機に降臨した予想外の救世主とは?



2chまとめLite
atamiso
2014-03-25

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メリー・・・ さんの羊!
本日はクリスマス特番として、管理人の長いネット生活の中でも特に思い出深い、あの事件の全貌をお届けしたいと思います。
もうだいぶ昔のことですし、今の若者は知らない人もいるでしょう。
はじめにお断りしときますが、管理人は日付や数字を覚えるのが苦手なので、例えばデータ量の正確な数値とか、まったく覚えてません。
ググれば出てくるかもですが、めんどくさいので、リアルタイムで固唾をのんで目撃した、その記憶だけを頼りに書き進めていきますぞ。


第1部 ひろゆき突然の終了宣言

まず、この事件がいつのことだったか、そこから思い出せない・・・
今から8年以上14年未満くらい前だと思う。
まだツイッターもフェイスブックもなく、まとめサイトも少なく、2ちゃんねるに日本の情報の全てが集まっていた時代。
2ちゃんねる「ひろゆき」が個人で運営する掲示板でありながら、すでに世界有数のアクセス数を誇っていた。
が、このアクセス数が命取りとなったのである。

ある日、私が帰宅して2ちゃんねるをのぞいてみると、狂ったようにお別れムード一色になっていた。
「みんな、今までありがとうね!」
人気のAAキャラたちが薄くなっていって別れを告げる、そんな「お別れ用AA」が量産され、あちこちに貼られていた。
なんでもその日の朝、管理人ひろゆき(本人)から以下のような正式発表があったらしい。
「本日深夜0時をもって、2ちゃんねるを閉鎖する」

このショックは、言葉では言い表せない。
今の人にわかりやすく例えるなら、ツイッターが閉鎖するのと同じくらいのショック。
一体なぜ、どうして?
その理由は、予想以上に切実なものだった。


第2部 制御しきれない怪物となってしまった2ちゃんねる

当時、2ちゃんねる某レンタル・サーバー会社と契約して運営されていた。
アクセス数が多いので、いくつかの板ごとに複数のサーバーに分散して管理しているのだが、それでもまだアクセスが多い。
1日で数10万アクセスあるそうで、掲示板として世界でもトップクラスのアクセス数だった。
アクセスが多すぎると、当然サーバーに負荷がかかる。
その頃、2ちゃんねるのアクセス過多によるサーバー・ダウンが頻発。
レンタル・サーバーなので、2ちゃんねる以外のユーザーも使用してるわけで、巻き添え食ってダウンし、大迷惑をこうむっている。
ついにレンタル・サーバー会社は業を煮やし、ひろゆきに最後通牒を突きつけた。
「X月XX日の深夜0時までに、データ転送量をXXXGB以下に落とせない時は、損害賠償としてXXXX万円を請求する」(数字はまったく覚えてません)
この賠償額は、ひろゆき個人で払える額ではない。
彼も何か方法がないか、いろいろ模索したようですが、ついに万策尽き、最終期限当日の朝になって、いきなり「閉鎖」を発表したのです。

事情が事情だけに他人がどうこう言える問題ではなく、もはや閉鎖を受け入れるしかない・・・
というわけで、涙のお別れ大会となってしまったのだが・・・


第3部 2ちゃんねる救出作戦開始!

事態が動き始めたのは、UNIX板住人のプログラマーさんたちが帰宅、自宅PCの前に座った夜21:00頃から。(閉鎖3時間前!)
「アクセス数がそのままでも、CGIを改良すればデータ転送量を減らせるのではないか?」という提案がなされる。
CGIとはネット上で動くプログラムであり、「2ちゃんねるを見る」ということは、ネット上の「2ちゃんねる掲示板プログラム」を動かしてデータのやり取りを行っているわけです。
ひろゆきも他に手段がないので、CGIのソースを開示。
UNIX板において、数名のプログラマーさんたち(おそらく5名以下)がテキパキと改造作業に取りかかりました。
「なんとかなるかもしれない・・・ 2ちゃんねるが存続できるかもしれない・・・」
そんな希望に胸が熱くなってきます。
がんばれ、プログラマーさんたち!

だが、ここで予想外の事態が発生した!
プログラマーさんたちの頼もしい仕事ぶりが噂となり、「まるで『プロジェクトX』をリアルタイムで見てるみたい!」と評判を呼ぶ。
たちまちギャラリーが殺到し・・・ 負荷のかかったUNIX板サーバーはダウンしてしまった!
期限まで残り時間わずかだというのに!


第4部 これが日本人の「絆」の原点だ!

この絶体絶命の危機に、2ちゃんねるに集まった人々はどう反応したでしょうか。
そう、奇跡が起きたのです・・・
まったく見知らぬ者同士が協力し、役割を分担し、整然と復旧作業を開始したのです・・・
まず、まだ生きている別のサーバーを使用してる板の住人たちが、自分たちの板を「作業場所」として提供、ただちにプログラマーさんたちは作業を再開。
このサーバーにアクセスしていいのは作業員だけと取決めがなされ、各板の住人たちが手分けして「作業用サーバーにはアクセスしないよう」通達して回る。
作業用サーバーから締め出されてなじみの板にアクセスできない避難民のため、別サーバーに避難所を用意する人もいる。
再び作業用サーバーがダウンした時に備えて、予備のサーバーの準備にかかる人がいる。
プログラマーさんたちのために、お茶を入れるAAを貼る人がいる。
「経済板」では今後に備えて、ひろゆき2ちゃんねるで利益を得られるシステム作りを検討。
「オカルト板」では、作業が無事に完了するよう神に祈祷が始められた。

まさに2ちゃんねらーの心がひとつになった瞬間。
感動しました・・・ 「電車男」よりも感動しましたよ!
作業も順調に進み、期限までにどうにかなりそうな気配が見え始めた、その時・・・
2ちゃんねるの一番長い日」は、まだ終わりではなかった!


第5部 2ちゃんねるを潰せ! 動き出す悪の組織

さて、今回の閉鎖騒ぎを、まるで天の恵みのように喜んでる人々がいました。
普段から2ちゃんねるを快く思っていない人たちです。
叩かれてる有名人や、会社やお店の人もいるでしょう。
あるいは論破されたり、粘着されたり、自分のサイトを荒らされたり、2ちゃんねるで不愉快な経験をして嫌いになってしまった人もいるでしょう。
そういう人たちがヤフーなどに集まって「とうとう2ちゃん潰れるわプギャー」なんてお祭り騒ぎしていたわけですが・・・
どうやらプログラマーさんたちの活躍によって存続になりそうだ・・・ なんて話が伝わると、
「許さん! 2ちゃんねるは絶対に潰す!」とばかり、行動を開始したのです。
単なる個人ばかりでなく、この妨害活動の背後には、韓国や中国、あるいは国内の左翼組織といった反日集団が潜んでいたかもしれません。

残り時間は90分くらいでしょうか、作業終了まであと少し・・・ というところで、再び作業サーバーにギャラリーが増えてきました。
アンチ2ちゃんねる集団が、随所で「あの板で面白いことやってるぞ! 一生の思い出になるから何か書きこんで来い」と作業板のURLを貼って、煽りまくっていたのです。
そしてついに作業用サーバーがダウン!

予備サーバーに移って作業を続けるも、ここにもアンチ集団が呼びこんだギャラリーが集まってくる・・・
このままでは期限までに間に合わない!
卑劣な妨害によって2ちゃんねる存続の可能性は風前の灯火・・・
誰か助けて・・・
この状況を救える勇者はいないのか!?


第6部 聖なるエロ戦士は降臨した!

この最後の大ピンチを救ったのが、エロ画像板の住人たちだったというのが、いかにも2ちゃんねるらしいオチである・・・
彼らは外部のアップローダーに、それぞれ秘蔵していたコレクションをアップし始めた。
そして作業中の板に「とっておきのお宝エロ画像」の直リンURLを貼る。
すると、どうだろう・・・
まるでブラックホールに吸いこまれるように、集まっていたギャラリーは直リンから吸い出されていく!
サーバーの負荷はどんどん軽くなっていく!
アンチ集団の野望は、エロ画像の前に敗れ去ったのだ!

23時ころ、新しい掲示板CGIは完成、さっそく差し替えられる。
その効果は絶大・・・ データ転送量は従来の10分の1まで下がった!
なんでも、「古いCGIは下手くそな作りで効率が悪かったため、割と簡単な改造でここまで転送量を減らせた」そうだ。
ひろゆきがもっと早くプロに改良を依頼していれば、今回のような騒ぎは起きなかったろうに・・・

その後、2ちゃんねるは企業で運営するようになり、外部の他人が心配する必要もなくなった。
ひろゆき2ちゃんねるから手を引いてニコニコ動画を立ち上げたのも、皆さまご承知の通り。


さて、私こと当ブログ管理人はこの事件の当時、皆で手分けしてがんばっているさなかに何もせず、野次馬を決めこんでいました。
ですが、こうしてこの物語を後世に伝える「語り部」こそが、自分の役割だったんだと今さら気がつきました。
プログラマーさんをはじめ、あの時がんばってくれた皆さん、ご苦労さま。
そして、ありがとうございます。
それにしても「事実は小説より奇なり」って本当ですねえ。











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この記事へのコメント

ken
2019年03月26日 19:50
こんな事があったんですね。知らなかった。2CHは、福島原発が破裂した時にしばらく見てました。
まさに「○○の一番長い日」、立派なドラマが出来ますね。
それにしても、あうちさんのブログは硬軟取り混ぜて底が深い。
あうち
2019年03月26日 21:01
どひゃーこんな探しにくい記事まで見つけていただいて恐縮です!
あのころはずいぶん2ちゃんねるで時間を無駄にしました笑
この件は単に、ひろゆき氏が早めに発表してればスムーズに解決した話なんですよね笑
福島原発の直後は「原発から200キロ圏内は危ない」というデマが飛び交って、だいぶ恐ろしかったです・・・
ken
2019年03月26日 21:25
地震の時は、とにかく怖かったです。朝から晩までTVにかじりつき、更に同時に2CHの過激な板と穏健なものと。数年たって振り返って思い起こすと、TVの専門家と称する連中の意見が間違えで、過激な方が当たってた事を知って愕然としました。「情報」と言うのは怖いです。
あうち
2019年03月26日 23:09
あの時はTV番組も恐ろしかったですよね。
録画しておけばよかったな・・・でも当時はそんな気分にはなれなかったし。
原発の建屋が吹っ飛ぶ瞬間(中継)は一生忘れられませんね。
今こうして無事にいられることに感謝です。

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