【ネタバレ】「虎の潜む嶺」 ジャック・ヒギンズ

YEAR OF THE TIGER (1963,1996)
Jack Higgins


画像



中国に侵略されたチベットを舞台に諜報員シャバスの活躍

久々のヒギンズ、そして「地獄の鍵」以来久々の諜報員ポール・シャバスもの。
語学の天才シャバスのシリーズは原作では全6作、うち3作くらいが日本では出版されたようですが、いろいろな出版社からバラバラに出てるのね・・・
ヒギンズとしては初期の方であり、ボリュームも薄く、内容もそんなに大傑作というほどではないが、ヒギンズ独特の魅力はじゅうぶんに伝わってきます。

本作の原題は「イヤー・オブ・ザ・タイガー」、ズバリ「寅年」。
チベットを舞台に、中国を思いっきり悪役に描いています。
欧米ではソ連に次ぐ共産主義大国ということで、中国が悪役の作品、多いですね。
日本も遠慮せずに中国をバンバン悪役にしたらええと思うよ。
冷戦はまだ終わってないんやで!

中核となる物語は1963年に執筆され、後の1996年にプロローグエピローグが追加されて再出版された。
この追加された部分により、シャバスが無事に生き残って情報部のトップに出世したことが明らかに。

英国情報部の長官ポール・シャバスが、そろそろ引退を決意した頃。
1人の若いチベット僧が自宅を訪ねてくる。
かつてチベットに潜入、ダライ・ラマを無事にインドへ連れ出した実績のあるシャバスに、その当時の思い出を語ってもらうのが訪問の目的。
極秘の工作だったんだけれども、昔のことだし、ええじゃろ・・・ ということで回想に入るシャバス。(ここまでがプロローグ

そう、1959年に中国に侵攻されたチベットからダライ・ラマを救出したのはシャバスだったんです。
その3年後、シャバスは再びチベットの地を踏むことに。
かの地に軟禁されている数学者ホフナー博士が「すごい発見」をしたらしく、それが中国側に利用されるとまずいので、博士を連れ出すのが目的。

再び潜入したシャバスだが、あっさりと中国情報部のリー大佐に捕まってしまう。
例によってすさまじい拷問。
特にチベット民族の敵に仕立て上げられ、チベット人にリンチされる場面が凄惨。
さすがのシャバスも死を覚悟するが、ついに逃亡のチャンスがやってきた。
ホフナー博士と、博士の世話をする心優しい娘カーチャを連れ出し、空気の薄い厳寒の山岳地帯を踏破する。
さすがにこのカーチャが裏切り者というパターンはもうないだろうと思ったが、やっぱり悪の本性を現すカーチャ
ヒロインが実は悪女というパターン、ヒギンズ作品では完全にお約束です。
カーチャを射殺する非情のシャバス博士とともに無事に脱出。

(ここからエピローグ
シャバスが語り終わると、いきなり銃を取り出すチベット僧
シャバスが逃亡したせいで不遇のうちに死んだリー大佐・・・ その息子がチベット僧に化けていたのだ!
「これはカーチャのためだ!」
だがシャバスはとっくにその正体を見抜いており・・・
「人を殺す時はつべこべいうものではない」
サイレンサー付ワルサーで冷酷に返り討ち。

チベットもできるだけ早く中国から解放してあげないといかんですね・・・



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