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zoom RSS 【ネタバレ】映画「風とライオン」

<<   作成日時 : 2015/04/09 22:42   >>

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THE WIND AND THE LION (1975)



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イスラムの守護者コネリーの颯爽たる活躍

またしてもショーン・コネリー主演作。
007で成功した時期と、初老のシブさが評価される時期に挟まれ、長い不遇の時代コネリーにはありました。
ボンドのイメージで固定されるのはイヤだとボンド役を引退、いろいろな作品にチャレンジするも、評価も興行成績も芳しくなかった時代。(そういえばプロデューサーから「やめろ」と言われる前に自分から引退したボンドコネリーだけかな?)
本作は、そんな不遇時代の1本です。
コネリーが本当に演じたかったのは女たらしのボンドではなく、「男の中の男」を体現した本作のライズリのごとき人物だったのでは・・・
女子供には優しいが、男を侮辱する女は平気で殴る(実生活でのコネリーも女を殴る人だったらしいよ)、山賊の頭目にしてイスラムの守護者ライズリを、007時代とは比較にならなほど生き生きと演じていますな。
アクションや戦闘シーンも迫力あるし、キャンディス・バーゲンもなかなかきれいだし、ジョン・ミリアス監督の傑作だと思いますが、評価は低かったみたいね。
ハリウッドがこんなカッコいいイスラム教徒のヒーローを描くなんて今では考えられないし、貴重な1本だと思います。


*** サクッと簡単あらすじ ***

欧米列強に支配されていた頃のモロッコ
金持ち西洋人の邸が山賊ライズリ一味に襲撃され、3名を除いて皆殺しにされる。
殺されずに人質になった3名とはイーデンキャンディス・バーゲン)とその長男長女
ライズリの居城へと連行される旅の中で、男らしく知性のあるライズリに魅かれていくイーデン
2人の子供も、すっかり山賊と仲良しに。
脱走して無法者に捕まったイーデン親子を、馬に乗りたった1人で助けに来るライズリのカッコよさ!
彼の目的は、列強の言いなりになる堕落した太守にハッパをかけ、外国勢を撃ち払うことにあった。

一方、アメリカではテディ・ベアのモデルとなったセオドア・ルーズベルト大統領が、イーデン親子の救出を宣言。
「メテオ」コネリーと共演するブライアン・キースルーズベルトを、「007/カジノロワイヤル(旧)」の監督ジョン・ヒューストン国防長官を演じています。
ちなみにセオドア・ルーズベルトは史上初めて柔道の茶帯を取得した大統領なんだって。
そういえばパーティーの客人の中に日本人がいますな・・・

ルーズベルトの送りこんだ海兵隊は、たちまち太守の館を占拠。
ライズリに「人質を返せば、西洋人はモロッコから撤退するし、あとは自由にすればいいよ」というメッセージを送る。
まんまと誘い出されたライズリドイツ軍に捕らえられ、イーデン親子は救助される。
あれ?いつの間にかアメリカでなくドイツが悪役になってるぞ?

汚い取引に怒ったイーデンアメリカ海兵隊にも協力してもらい、ドイツ軍の砦を奇襲、ライズリを救出!
ライズリの手下たちも駆けつけ、現代の水準からみてもド迫力の戦闘シーンが展開。
イーデン親子に見送られ、風のように去っていくライズリ一党であった。

その後、ライズリからルーズベルトに手紙が届く。
「あなたは風、私はライオン・・・」という有名な手紙ですが、どちらかというとライズリが風ルーズベルトがライオンな感じ。
ともかく両者の間に友情と敬意があったかのような描写でEND。
繰り返すようですが、もし現代のハリウッドアラブ人テロリストがアメリカ人を誘拐するような物語を作ったら、まちがいなく海兵隊によるマシンガン撃ちまくり皆殺し映画になるでしょう。
911があったとはいえ、ハリウッドもアメリカ人の精神も退化したものよ・・・











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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
何かの雑誌でいじめ問題を扱ったドラマを特集した際、この映画を引き合いに出して、いじめ問題を理解しようとしたようにハリウッドもかつてはアラブやイスラムを理解しようとしてた時代があったよ。みたいな物だったと思います。一応これを読んで大分たって観ましたよ、この映画。確かに中学生の時だったかな、いじめ問題を扱ったドラマが2本ぐらい同じ年にやってたなあ。ジョン、ミリアス映画とかジョン、セイルズ(この人も社会派ネタ映画多いです)のパクりっぽいとか言われる「ライフ」は確かに手紙のシーン似てなくもないよね…(映画のようなカッコよさ無いけど…)「風とライオン」のラストは社会派ネタのドラマや刑事ドラマでよくパクられるって書いてた記事みたことあります(音楽はジェリー、ゴールドスミス以下って書いてたけど…)
ジェリー、ゴールドスミスのサントラ盤も気に入ってます。
綾小路清隆(仮名)
2018/10/20 23:45
ええっこの映画とイジメ問題ですか・・・笑
あ、でもアフリカ諸国が列強にいじめられてるって構図なのかな。
ラストって手紙を読むシーンでしたっけ・・・
音楽ゴールドスミスさんでしたか。
どんなテーマ曲だったけか・・・ 後で聞いてみます。
そういえば昔は西洋とイスラムの衝突みたいのはあまりなかったなあ。
昔のパレスチナゲリラはあくまでも領土問題による紛争で、宗教は全く問題になってなかったし。
あうち
2018/10/21 08:42
当時のアメリカの懐の広さを象徴してると言われる映画「トラ!トラ!トラ!」では、最近の戦争映画ではあまり描かれない甲標的を撃沈したワード号事件(製作当時は真相が曖昧だった模様)を再現したり、
アメリカの情報共有不足を描いている所もホントに懐が広かったのね…と感心しそう。21世紀最初の日本もいじめ自殺をテーマにしたドラマを挑戦するように製作してましたな(確か「私たちの教科書」だったっけ…)今なら視聴率狙いでまず製作しないね。
後、「トラ!トラ!トラ!」には日米で公開版が存在し、日本公開バージョンは長らく伝説でした。日本公開版には渥美清と松山栄太郎の炊事兵役が観られます。
綾小路清隆(仮名)
2018/10/21 13:02
なんとトラトラに渥美清が!
DVDもってるんだけど何バージョンだろ。
そのうち取り上げたいと思いますが、なにせTV録画がたまりまくって消化していかないと容量パンパン・・・

昔のアメリカは懐深かったけど、露骨な差別描写もけっこうありましたね笑
それを笑って許す日本の観客も懐深かった・・・
あうち
2018/10/21 21:09
渥美清と松山栄太郎の炊事兵役が観られるバージョンは日本公開版ですね(日本側監督だった舛田利雄のインタビューによるとバージョンが二つあったのを知らなかったそうです)「僕はハリウッドが認めた映画宣伝マン」という本によると、黒澤明が監督する予定だったが色々なトラブルがあって降板したエピソードは多くの映画本になってるとか(大半は仮説や噂をもとにしてるみたい。黒澤明映画の常連だった三船敏郎や山崎務も黒澤明に続いて降板し、その代役は山村聡と田村高廣らしい)ジェリー、ゴールドスミスの世界2000枚限定サントラ盤を運よく入手できたのは一番の自慢ですね。
綾小路清隆(仮名)
2018/10/21 22:01
自分のもってるトラトラはアメリカ公開版でした・・・
まあワゴンセールで売ってた安物だし。
山村聡が三船、田村高廣が山崎務かー(必殺シリーズ関係者多し!)
山崎より田村で良かった気もします。

私はゴールドスミスではスタートレックが一番好きかなあ。
トワイライトゾーンのテーマもよくTVで耳にしますね。(ミステリー的な場面でXファイルと並んでよく流れますね)

あうち
2018/10/22 10:02

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