【ネタバレ】映画「鳥」

THE BIRDS (1963)



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トリ・トリ・トリ! 我人間奇襲に成功せり

梅雨の動物パニック第2弾!
まだパニックという言葉もなかった時代、軍隊アリが人間を襲う「黒い絨毯」(素晴らしい邦題!)とともに動物パニックのさきがけとなった本作。
未見の方、どんな動物が人間を襲うのか、タイトルから察しがつきますか?
なんとカモメやカラスといった鳥が大群で襲ってくるのです!
管理人は子供の頃、実際に見るまで内容は想像できなかったですね。
だって「島」ってだけじゃ、どんな生物が島に潜んでるのかわからんしね・・・

ま、華麗なジョークはさておいて、ヒッチコック監督の代表作でもあり、このジャンルでは「ジョーズ」と並んで最高傑作でしょう。
何度見ても怖い、文句のつけようのない名作です。
お、脚本は「暴力教室」エヴァン・ハンターだったんですね。
「黒い絨毯」もそうですが、本作も前半は恋愛映画っぽい雰囲気。
ただ鳥の群れが渦巻いていたり、ヒロインがカモメに突かれたり、前兆は少しずつ見えてくるのですが・・・
主人公メラニーティッピ・ヘドレン)は、いい歳こいてイタズラ好きのお嬢様。
注文した小鳥を受け取りに入ったペット屋さんで、たまたま出会った弁護士のミッチロッド・テイラー)を店員のフリをして対応、ヒンシュクを買う。
ミッチを気に入ったメラニーは、ストーカーのようにミッチの住所を調べ上げ、海辺の町まで訪ねていくのだった・・・ ミッチの妹に誕生日プレゼントのラブバードを届ける、という名目で。
お、メラニーの乗ってるオープンカー、アストンマーチンじゃね?

ともかくメラニーの行動力がハンパなく、呆れ・・・ 感心します。
ミッチが週末だけ帰る海辺の家には、が暮らしているが、この気難しい母がクセモノ。
夫を早くに亡くした寂しさから息子ミッチを頼りに思い、ミッチに近づく女に嫌がらせする典型的な子供離れしない母親
図々しい押しかけ恋人メラニーとの間に、早くも怪しい雲行きが・・・
物語の途中ですが、ここで突然パニック展開に突入!

の誕生パーティーのさなか、突如として子供たちに襲いかかる鳥の群れ
ここから先はパニック映画史上に残る名場面の連続です。
隣人が鳥に食い殺されてるのを発見するミッチ母。(眼がえぐられてるのがエグい・・・)
安易に悲鳴を上げず、「声が出ない」ことによって恐怖を表現するヒッチコック、さすが凡百のB級監督とは腕前がちがう。
小学校の校庭でメラニーが授業の終わりを待つうちにカラスが鈴なりになってるショッキングな演出もさすが!
学校から脱出する子供たちを襲う鳥の群れ、ガソリンスタンドも襲われ漏れたガソリンで街は大爆発、そしてミッチの家での恐怖の一夜・・・
パニック映画、ホラー映画として面白いだけでなく、将来演出を志す人にとっては教材として最適な「映画の教科書」でもありますね。

パニック展開になってから、すっかり影が薄くなってしまったメラニー
だが彼女の最後の見せ場が・・・ うっかり2階の部屋を見に行ったメラニー、屋根に開いた大穴を見て慄然とする。
鳥たちが・・・ 室内にギッシリと入りこんでいる!
たちまち襲われるメラニー、まるでによる集団レイプ。
ここは後に「バーバレラ」「キューティーハニー」でパクってましたね。
どうにかミッチに救出されるが、あの元気者だったメラニーが精神的ショックからキチガイのようになってしまった!
彼女はミッチに連れられ、鳥たちが大人しい時間帯に、どうにか車で町を脱出。
だが鳥が人間を襲う理由はまったくわからないし、車が向かう空に怪しい雲が垂れこめ、この恐るべき現象が世界中に広がるような、人類の滅亡を暗示するような、不吉な絵で映画は終わります。

恐るべきバッドエンドでありますが、気難しいミッチ母が最後には精神をやられたメラニーを娘のように抱きしめ、2人の間に強い絆ができあがった模様。
今回の事件がなければ30年たっても仲良くなれなかったろうし、もっと恐ろしい嫁と姑の戦いが始まったろうし。
もうすでにミッチの家族も同然のメアリー、これはある意味ハッピーエンドか?

ところで子供のころタイトルを「ヒッチコックの鳥」かと勘違い、ヒッチコックという人がを操ってるのかと思ってた。(ん?まちがいではないか)
調べたら「新・鳥」という続編があるそうです。
「鳥新」は焼き鳥屋さんだよ!






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この記事へのコメント

蟷螂の斧
2020年06月01日 19:14
こんばんは。昨夜見た「予期せぬ出来事」(アメリカでの公開は1963年9月19日)。まだ若い社長を演じる濃い目の顔の男。髪も目も黒。どこかで見た人だと思ったらロッド・テイラーでした。「鳥」(アメリカでの公開は 1963年3月28日)では弁護士役。
この映画はとにかく怖かったです!絶望的なラストも。現在の世界(新型コロナウィルス)にも通じるものがあるのでは?

>名俳優がけっこうアニメに関わってましたよね。

丹下段平の声をアテた藤岡重慶さんも色々なドラマや時代劇に出ました。

>「日本の首領」では田村正和と相討ち

一度見たいです。
尾藤イサオと言えばNHK銀河テレビ小説「幻のぶどう園」が良かったです。売れない歌手兼ギタリスト。彼の十八番は故・大塚博堂の「ダスティンホフマンになれなかったよ」。ドラマの主題歌はユーミンの「晩夏(ひとりの季節)」。
突然子供の頃の思い出に浸ってしまいました・・・(^^;
あうち
2020年06月01日 20:58
こんばんわー。

「予期せぬ出来事」録画しとけばよかったなー。
NHKーBSでやってるのは知ってましたが、レコーダー容量問題があるので、最近はよほど興味を惹かれるもの以外は録ってないのです・・・
「地上最大のショウ」「愛と青春の旅立ち」は録りましたので今年中にやりまーす。

あ、怖かったのは「鳥」の方ですかね?
最近原作も読みましたが、人類滅亡エンドっぽくて、さらに深刻です笑
ただいまアメリカで暴動が広がっており、いろいろと不穏な情勢・・・

あおい輝彦と藤岡重慶の共演してる時代劇がみたいなー
同じくオスカル(田島玲子)とアンドレ(志垣太郎)共演もありそうで、見たことない・・・

NHK銀河テレビ小説は一度も見たことないなー。
ユーミン主題歌ならそんなに古くないんでしょうね・・・

蟷螂の斧
2020年06月02日 05:50
おはようございます。怖かったのはもちろん「鳥」です。説明不足ですみません。動物パニックのさきがけとなったんですね。
コロナウイルスに暴動。凄くなってきました。人類滅亡エンドが近づいているのではと思ってしまいます。
メラニー(ティッピ・ヘドレン)が鳥に襲われる場面は本物の鳥を使った時もあり、ヘドレンさんも顔にケガをしたと言うのを読んだ事があります。

>眼がえぐられてる

パロディの方を先に知ってしまいました。西岸良平氏の漫画だったかな?

>あおい輝彦と藤岡重慶の共演してる時代劇

ありそうでないです。

>ユーミン主題歌

昭和51年(1976年)です。「こち亀」が始まった年。モントリオール五輪の年。ポール・マッカートニーの「心のラヴ・ソング」が大ヒットした年。
あうち
2020年06月02日 09:29
おはようございまーす。

アメリカの暴動がすごいことになってますねー。
ただアメリカはこれぐらいでグラつくほどヤワな国ではないと思うけど・・・
中国との戦争はあるかもしれませんねー。

メラニーさんも熱演でしたねー。
後半に入ってからどんどん無口になっていってるし笑
目をエグられるシーンはエグい!

1976年かー。まだガキンチョでしたね。
そろそろ007にハマり始めたころかな・・・


蟷螂の斧
2020年06月02日 20:45
こんばんは。

>今回の事件がなければ30年たっても仲良くなれなかったろうし

そこなんですよ。人間は外部に敵がいる方が内部にいる者同士仲良くなります。会社でも軍隊でも内部にいる奴にやられてしまう(裏切りも含めて)方が悲惨じゃないんですか?

>鳥が人間を襲う理由

ヒッチコック監督。案外ウイルスを鳥に置き換えたとか?

>アメリカはこれぐらいでグラつくほどヤワな国ではない

大統領が軍隊を使って抑える事も言ってますね。

>中国との戦争はあるかもしれませんねー。

第三次世界大戦に繋がらないようにして欲しいです。

>メラニーさんも熱演でしたねー。

翌年「マーニー」でのティッピ・ヘドレンさんは如何でしょうか?
あうち
2020年06月02日 22:14
こんばんわー。

ほう、何か内部の裏切り者に罠に落とされたご経験でも・・・?
たしかに無能な味方は最大の敵ともいいますが。

>案外ウイルスを鳥に置き換えたとか?
いや、さすがにそこまでの予知能力は笑
原作だと異常気象で鳥の餌が無くなって人間を襲うみたいなことが書いてありました。
映画でも避難先の店でそんなこと言ってるおじさんがいましたね。
「マーニー」はコネリーの出てるやつですよね?
録画してあるけどまだ見てないのです。
あれにもヘドレンさん出てましたか。

アメリカのデモ隊の中には中国国旗をもってたり中国語を話す人々がいると報告が上がってます。(映像付き)
暴動の背後には中国、という説も出てきました。


蟷螂の斧
2020年06月03日 06:47
おはようございます。

>内部の裏切り者に罠に落とされたご経験でも・・・?

まあ、そんなところです。

>異常気象で鳥の餌が無くなって

環境破壊で異常気象は出てくるけど温暖化はないんですね。

>「マーニー」

書籍やネットで見ると評価は低いです。

>暴動の背後には中国

それこそアメリカが内側からやられるって事じゃないですか。

>「新・鳥」という続編

1993年。テレビ映画。ヘレン役と書いてあります。
あうち
2020年06月03日 09:16
おはようございまーす。

そういえば前にも裏切り者が・・・と、おっしゃていましたかね。
マカロニのように復讐するしかない!

自由世界であれば内部に良からぬものが入りこむのも、ある程度はいたしかたなし・・・
それを完全に止めようとすれば警察国家になってしまいますからねー。
警察国家にもならず、工作員の活動も防ぐ、そのバランスをどこで取るか。
やっぱり重要なのはバランスだと思いますよ。
右翼的思想、左翼的思想、両者それぞれ国民にとって社会にとって必要な考え方がある、偏らずにそのバランスをどうとるか。

そういえば例のコネリー本でもマーニーの評価は低かったですね。
さすがに「鳥」の時代には「温暖化」の概念は・・・

「新・鳥」にも出てるんですか。
見たいような見たくないような・・・

まる
2020年06月03日 10:50
おはようございます。
音楽はバーナード・ハーマンと出てるけど、
効果音のみで斬新でしたね。
ハーマン&ヒッチからは「めまい」「サイコ」「ハリーの災難」
映画音楽特集でリクエストいたします。

ティッピがこれと「マーニー」にかけて
ヒッチから執拗にセクハラされてたのを知った時はショックでした。
でもやっぱりな~と納得もしましたね。
あうち
2020年06月03日 14:23
おはようございまーす。

音楽を使わないで「鳥の羽音」でテーマ曲を構成するというのは印象的でしたね。
最近原作を読みましたが「羽根の音」で恐怖を演出する、というのは原作からいただいたようです。
なんと、またしてもイヤガラセされてたのですか・・・
人間としては最悪なヒッチコック><

「めまい」「サイコ」はすでに入ってますので、「ハリーの災難」を追加しておきまーす。
蟷螂の斧
2020年06月03日 23:03
こんばんは。

>トリ・トリ・トリ! 我人間奇襲に成功せり

うまい!座布団一枚(今頃気付くな!ってーの!)。

>警察国家

確か、あうちさんが仰っていた気がするんですが、室町幕府は警察の力が弱かった。その代わり日本のルネサンス時代だった。鎌倉時代や江戸時代は警察の力が強かったですからね。

>映画音楽

突然思い出したのはドロン&ベルモンド。やはり定番?
https://www.youtube.com/watch?v=PH0rzBSnKzc

イエーイ!
https://www.youtube.com/watch?v=N2OAw4Ia-20
あうち
2020年06月04日 07:58
おはようございまーす。

いつも座布団ありがとうございます><

>室町幕府は警察の力が

それ私じゃないですね笑
そんな知的なこと言えない・・・
でもなるほど、室町時代は義満とか義政とか文化をサポートしたしルネサンスかもしれないですね。

ボルサリーノはすでに入ってましたので「さらば友よ」入れときますね。
あ、「冒険者たち」と同じ作曲家

蟷螂の斧
2020年06月04日 22:38
こんばんは。先ほど「翼よ! あれが巴里の灯だ」を見ました。面白かったです。

>室町時代は義満とか義政とか文化をサポートしたしルネサンス

そうです。ルネサンスと表現されたのは用心棒さんだったかな?

>「さらば友よ」入れときますね。

ありがとうございます。

>あ、「冒険者たち」と同じ作曲家

フランソワ・ド・ルーベ(1939年4月3日 - 1975年11月22日)
ダイビング中の事故によって死去。素晴らしい才能があった人なのに惜しいですね・・・。

この映画は殺し屋・組長・警部の三つ巴かな?
https://www.youtube.com/watch?v=NVVvqikHDZ0
あうち
2020年06月05日 09:42
おはようございまーす。

「翼パリ」は録画しましたので、次回の「実話映画祭り」で取り上げる予定でーす。

あ、動画はシシリアンですね!
以前のレコーダー事故で録画が消えてしまった・・・
音楽はモリコーネなので映画音楽祭りには入ってます!

やっぱりダイビングはこわい!
海底でお宝を探してかもしれませんね・・・
蟷螂の斧
2020年06月05日 20:29
こんばんは。

>音楽はモリコーネなので映画音楽祭りには入ってます!

なるほど!
ハッピーエンドよりも、この映画のような結末の方が好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=k05gJx0gm5E
ここには出て来ませんが・・・(汗)

>「実話映画祭り」

リズ&バートンの「クレオパトラ」とか?

あうち
2020年06月05日 20:45
こんばんわー。

あ、アランドロンのビッグガンでしたら当ブログで取り上げ済・・・と書こうと思ったら、すでに蟷螂さんからコメントいただいてましたね。

クレオパトラが実話かどうか検討の余地あり(汗
今のところチャーチルが主役の「戦争と冒険」、「エリン・ブロコビッチ」、「キャプテン・フィリップス」などが実話の弾として手元にあります。
アルパチーノの「フェイク」も実話ですが、こちらはアルパチ祭りにもっていく予定・・・

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