【ネタバレ】「南海の迷路」デズモンド・バグリイ

NIGHT OF ERROR (1984)
Desmond Bagley


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バグリイ幻の処女作は大人の「宝島」

英国冒険小説のビッグネームの1人、デズモンド・バグリイ
ほとんどハズレのない、いい作家です。
ただ映画化作品にはあまり恵まれず、ポール・ニューマン主演の「マッキントッシュの男」くらいですかね・・・
来日経験もありますが、日本を舞台にした作品をものにする前に、お亡くなりになってしまいました。
バグリイ作品は全てコンプリートしましたので、順次ネタバレしていきたいと思います。
日本では代表作「高い砦」以外すべて絶版という悲しい状況・・・シクシク・・・

「南海の迷路」バグリイの処女作らしいのですが、何が気に入らなかったのか出版社に持ちこむことはせず、第2作「ゴールデン・キール」でデビューとなりました。
なぜでしょうね、現代が舞台なのに帆船で大冒険というロマンあふれるバグリイならではの良作なのですが、何が問題なんじゃろ?
そういう次第で作者の死後に原稿が発見され、我々も読めることになってヨカッタヨカッタ。


*** かんたんなあらすじ ***

あらやだ・・・ 読んでから1年以上たってしまたら内容をかなり忘れてしまった・・・
主人公マイケルは科学者。
亡き父は戦時中軍隊の将校で、父の部下だったコマンド隊員の男たちとは今でも家族のようにつきあっている。
弟のマークはワルで、昔からマイケルとソリが合わなかったが、今は行方不明。
ある日、太平洋ポリネシアの孤島で弟マークが死んだという知らせと、わずかな遺品が送られてきた。
遺品の中の手帳には、暗号のような言葉でお宝っぽいものの所在を示す記述が・・・
だが銃を持った男がマイケルのアパートに侵入、遺品を奪い去った!
平凡な生活を送っていた主人公が突然冒険に巻きこまれる燃える展開、バグリイお得意のパターンです。

弟の死の真相を突きとめるため、そしてお宝をゲットするため、マイケル鉱山王ジョナサン・キャンベルをスポンサーに、父の部下だったコマンド隊員たちを仲間に、帆船エスメラルダ号で南太平洋へと出航する!
手帳に記されたお宝とは、どうもマークが発見したマンガンの大鉱脈らしい。
マンガンそれ自体はさほど高価な鉱物ではないが、マンガン鉱脈には安い鉄鉱とかコバルトとか価値のあるものが含まれているとかなんとか
なぜ帆船で?という疑問の答えは木造帆船は磁気を帯びにくいので海底の鉱脈調査に向いてるし、燃料を気にしなくていいので広い海を行ったり来たりする調査にうってつけとかなんとか

しかし、かつてキャンベルも苦汁を嘗めさせられた南米の悪辣な鉱山会社スワレス・ナバロがギャングのような男たちを雇い、エスメラルダ号を追ってきた!
こうしてタヒチやフィジーに近い広漠たる太平洋を舞台に、手強い敵とやり合いながら、海底調査を続ける主人公チーム
ついに弟の残した暗号を解読、大鉱脈を発見!
が、敵の一味に船を乗っ取られ、そしてやっぱり弟は生きていて、敵として登場!
さらにここで突如、海底火山が大噴火、モリモリと新しい島が盛り上がってくる。
悪人の船は噴火で吹き飛び、エスメラルダ号も辛くも脱出。
救助された弟マークは最後にいい奴になるパターンを踏襲、敵のナイフから主人公の仲間をかばい瀕死の重傷。
最後に兄と心を通わせた後、舷側から燃え立つ海へと身を投げるのであった。
マンガン鉱を採掘できるのかどうかは不明だ。












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