【ネタバレ】「悪党パーカー/人狩り」リチャード・スターク

THE HUNTER (1962)
Richard Stark


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素手でヌッ殺す悪党ヒーローの復讐物語

今は絶版の、非常にハードでボイルドなアクション小説シリーズの第1作、数十年ぶりに再読。
主人公パーカー(ファーストネームは不明)が根っからの悪党、実は優しい人とかそんな設定まるでなし、というのが珍しい。
基本的に殺すのは同じ業界の犯罪者のみですが、不本意ながら無関係の一般人も殺してるし、かなり真っ黒です。
珍しいといえば、アメリカ人らしからぬ、銃をあまり使わず、ゴツイ素手で殴ったり絞めたりして殺す。
「バキ」花山薫を悪党にしたような雰囲気のキャラだなー。

大きな仕事専門のプロ犯罪者パーカーが、ある現金強奪の仕事でヘマをした。
いっしょに組んだマルという男に裏切られたのだ。
しかもパーカーに銃弾を撃ちこんだのは、他ならぬ彼の妻リン
脅されたとはいえパーカーを見捨て、マルの愛人となった、とんでもないビッチだ。
マルリンがカップル・・・ 今週の「ラブライブ・サンシャイン」じゃねえずら!
かろうじて命をとりとめたパーカー、10か月後に復讐の鬼と化して帰ってくる。
まずリンのもとを訪ねると、かつての妻は恐怖のあまり自殺。
リンの線からたどっていくと、復讐のターゲットであるマルは全米最大の犯罪組織「アウトフィット」の下級幹部となっていた。
というより、元から組織のメンバーではあったが、ヘマをして組織の資金に穴を開けてしまい、パーカーと組んで大金ゲット、パーカーをはじめとする共謀者を皆殺しにして組織に金を返し、無事に幹部として復帰できたのだ。
パーカーが生きている」という噂を聞いてガクブルのマル、上司に援軍を要請するも、「お前個人のトラブルに組織の殺し屋を使わせるわけにはいかない、自分でカタつけろ」
組織に見放されたマルパーカーの敵ではなく、サックリとほふられる。

だが、これでパーカーの復讐が終わったわけではない。
マルに奪われた彼の取り分4万5千ドルを組織から返してもらわないとならない。
もちろん組織が返すわけない。
だがパーカーに逆らったために上級幹部が2人殺され、結局取引して、まんまと金を奪われる。
万事うまくいったと思いきや、別件で警官から尋問されるハメになったパーカー、警官の前に4万5千ドルの入ったケースを残したまま、トンズラせざるを得ない事態に。

が、最後は新たな仲間を集め、組織のギャンブル収益金を強奪。
この金でゆっくり、カリブ海のリゾートで羽根を伸ばせるだろう。
もちろん、組織もこのまま黙っているわけはなく、「アウトフィット」とのさらなる抗争は、この後のシリーズに続くのだ。

短いし、キビキビした文体でサクッと読める良品。
だが、シリーズ全部読みたいかといわれると微妙か。
どのみち、入手困難だしね。









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