【ネタバレ】「黄金の銃をもつ男」イアン・フレミング

THE MAN WITH THE GOLDEN GUN (1965)
Ian Fleming


画像



さらば原作ボンド! ちょっと寂しいシリーズ最終作

雪降ってますけど秋の冒険小説祭り第5弾!
原作者イアン・フレミングが急死したため、これが遺作となった「黄金の銃をもつ男」、量的にも質的にも薄めではありますが・・・

前作「007は二度死ぬ」のラストで、記憶喪失となりソ連へと渡ったボンド
1年後、ロンドンの秘密情報部本部へとブラリと帰ってきた!
が、様子がおかしい・・・ 実はKGBによって洗脳され、を暗殺するという任務を帯びていたのである!
と面会するやいなや、ボンドの特殊ピストルから青酸化合物がシャーッと放出。
しかしのデスクは天井からシャーッと降りてきた防弾ガラスに遮られ、無事。
ボンドは精神病院に収容され、再洗脳されることに・・・
なかなか緊迫感のあるオープニングです。
この暗殺未遂の場面はいつか映像化してほしいなあ。

さてボンドを復活させるため、そしてKGBに報復するため、殺し屋スカラマンガの暗殺をボンドに命じる。
直接の雇い主はキューバのカストロ政権だが、KGBからの指令で何人もの英国情報部員を葬ってきた男、フランシスコ・スカラマンガ
サーカス出身で「第3の乳首」があり、黄金でメッキしたコルト45を使う「黄金銃を持つ殺し屋」なのだ。
彼はアメリカのギャングたちを集めて犯罪グループを作り、ジャマイカの砂糖畑を焼き討ちして砂糖をの値を吊り上げたり、いろいろと悪いことをやっている。
ボンドスカラマンガの助手としてグループに紛れこむが、KGBの通報で身元が割れてしまう。
砂糖畑を走る蒸気機関車の上で撃ちあいとなり、マングローブ生い茂る湿地帯にスカラマンガを追いつめるボンド
観念したかに見えたスカラマンガだが、「最後のお祈り」と称して後頭部に隠した「黄金のデリンジャー銃」を抜き放ち・・・ ボンドワルサーと相討ち!
しかしボンドは重傷を負いながらも生き延び、ジャマイカに赴任していたかつての秘書、メアリー・グッドナイトに世話をしてもらうのだった。

ストーリーはあっさりしてるのですが、いくつか過去の作品に言及した部分があって、おもしろい。
まずスカラマンガはかつて、原作「ダイヤモンドは永遠に」に登場したスパングルド・ギャング団の専属殺し屋だったそうな。
そして映画「オクトパシー」のオークション・シーンの原作である短編「所有者はある女性」に登場する、ソ連のスパイとなった女性。
死因は不明ですが、「死にましたよ」ということらしい。
さらに「ドクター・ノオ」のヒロイン、ハニーチャイル・ライダーですが、なんとアメリカの金持ちと結婚し、ボンドとは音信不通とのこと。

本作で復帰したボンド、酒の趣味が大きく変わっていて驚いた。
いつものマティーニはまったく口にせず、ウォーカーズというバーボンをロックでガブガブ飲んでる。
珍しくビールを飲む場面もあり。
だがビールは酒にカウントしないボンドさんであった。


文庫は絶版だがキンドルで読めるのか

007/黄金の銃を持つ男 007シリーズ
早川書房
2015-01-29
イアン フレミング

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この記事へのコメント

蟷螂の斧
2017年02月10日 21:08
高3の夏休み。受験勉強しなければならないのにこの小説を読みました。

>ボンドの特殊ピストルから青酸化合物がシャーッ
>Mのデスクは天井からシャーッと降りてきた防弾ガラスに遮られ

衝撃的な場面です

>このM暗殺未遂の場面はいつか映像化してほしいなあ。

「サンダーボール作戦」だって焼き直ししたんですから、この作品だって・・・

>「キャンディ」てどんなジャンルの映画なんだろ



>意外と人気の観光地より安全だったりしますよ。

僕がそこまで考えるようになるのは無理です。
海外旅行歴は、たった2回・・・・
あうち
2017年02月10日 21:46
うわーキャンディってエロい映画なんですか!
いや、海外は2回行ってれば普通以上じゃないですか。
どちら行かれたんでしょうか。

黄金銃はオープニングだけ面白いですよね!
ダイアナザーデイで北朝鮮に洗脳されたボンドが・・・
って展開やってほしかったなあ。
ヒゲそったら完全に元に戻ってしまうのは、あまりにも・・・
蟷螂の斧
2017年02月11日 07:09
>海外は2回

1回目はイギリスに2週間。ケンブリッジにいました。休日はロンドンやリヴァプールへ
2回目は新婚旅行でグアムです

>うわーキャンディって

そうなんですよまあ、でも1回見れば十分かなって感じです

>ダイアナザーデイで北朝鮮に洗脳されたボンドが・・・

なるほどさすが、あうちさん

>ヒゲそったら完全に元に戻ってしまうのは、あまりにも・・・

そのあたりが監督のセンス・力量ですよね

>ボンドのワルサーと相討ち!

迫力がありましたそしてその前にスカラマンガが蛇を焼き殺して食べる場面も凄かった
あうち
2017年02月11日 10:53
徹子さんが頭からアメちゃん出すのを見ると、頭からデリンジャー出すスカラマンガを思い出してしまいます笑
ケンブリッジいいですね!オクスフォードとかも行ってみたい
ところで旅行の話題が出たところで、女王陛下007のロケ地となった山頂のレストランにストビューで入れるのですが、ボンドワールドなんて博物館も併設してるのです
お時間あったらどうぞ
https://www.google.co.jp/maps/@46.5574572,7.8347686,3a,75y,90.02h,88.52t/data=!3m8!1e1!3m6!1s-38e1AxRFubw%2FV3JDgUcvrcI%2FAAAAAAAAqgo%2FOhH2PE_RxWQOXISLXFvY1UohWHLlBRGgACJkC!2e4!3e11!6s%2F%2Flh4.googleusercontent.com%2F-38e1AxRFubw%2FV3JDgUcvrcI%2FAAAAAAAAqgo%2FOhH2PE_RxWQOXISLXFvY1UohWHLlBRGgACJkC%2Fw203-h100-k-no-pi0-ya19.63486-ro-0-fo100%2F!7i8192!8i4096

https://www.google.co.jp/maps/@46.5571967,7.8363602,3a,75y,278.1h,82.25t/data=!3m7!1e1!3m5!1sgvLkGPQSvO4AAAQzsl584w!2e0!3e2!7i13312!8i6656
蟷螂の斧
2017年02月12日 06:04
ありがとうございます。
前者。きれいですね建物も白い山々も
後者。博物館があるんですか?いいなあ。一度行きたいです。

>ボンドはスカラマンガの助手としてグループに紛れこむ

隣の部屋でボンドはワイングラスを使って盗聴する。ああ言うのもいいですね

>ハニーチャイル・ライダーですが、なんとアメリカの金持ちと結婚

うーん・・・。これは忘れていました・・・
あうち
2017年02月12日 22:44
ワイングラスの盗聴、よく覚えてらっしゃいますね!
本当に聞こえるものなのか、実験したいものです・・・

著者は忘れましたが、ボンドが実在の人物で、引退後のボンドにインタビューする・・・ という趣旨の小説?では、ハニーはアメリカ人と離婚してボンド夫人だったか愛人として登場してました笑
蟷螂の斧
2017年02月13日 18:49
>著者は忘れましたが
>ハニーはアメリカ人と離婚してボンド夫人だったか愛人として登場

それはフレミング以外の人が書いた作品ですか?

>本当に聞こえるものなのか、実験したいものです・・・

そしてスカラマンガが気付いた様子。
すると音を立てずに壁を蹴って椅子ごと元の位置に戻る

>よく覚えてらっしゃいますね!

それと今でも思い出すのは裏表紙折り返しの写真。
映画での空手の場面。
あまり運動神経が良さそうではないムーアの蹴り
あうち
2017年02月13日 22:07
そうです、「ジェイムズボンド伝」みたいなタイトルで
古本屋に売らなければよかったなあ。
確認したらジョン・ピアーソン「007ジェイムズ・ボンド伝」立風書房でした。

その空手のシーンが入ってるのはかなり初期の奴ですね!
自分の持ってるのには表紙しか写真ありません・・・

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