【ネタバレ】「007/カジノ・ロワイヤル」 イアン・フレミング

CASINO ROYALE (1953)
Ian Fleming



007/カジノ・ロワイヤル 【新版】 (創元推理文庫)
東京創元社
イアン・フレミング

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おいなりさんペシペシ! ボンド誕生の原作シリーズ第1弾

もうじき日本にもカジノができるっぽいですね!
警察に逮捕される心配なくバカラとかできるんです・・・
負けたら相手に、「私なら、その金は生きてるうちに使っちまうね」とか言えるんですよ?
マティーニを注文する時に、「シェイクン、ナット・シェイクン」とか言っても許されるんです・・・ そう、カジノならね!
というわけで、当ブログではフレミングもようやく8冊目、原作では第1作目の記念すべきJ.Bデビュー作「カジノ・ロワイヤル」でーすワーイ

第2次大戦中は海軍情報部に所属していたイアン・フレミング、中立地帯ポルトガルのカジノでドイツ軍情報部将校を目撃、敵の資金を奪い取ってやろうとカードで勝負を挑む・・・ が、結果はフレミングのボロ負け。
この時の悔しさを胸に執筆された本作、当初はレイモンド・チャンドラーっぽいハードボイルドを目指してたって、ハヤカワ文庫の「冒険小説読本」みたいのに書いてあった。
なるほど、確かにこの第1作は冒険活劇というより、ハードボイルドちっくですね・・・
お金欲しさに早々と本作の映画化権を売ってしまったフレミング、おかげで2回も映画化されたのはご承知の通り。
新旧のうち新が本物の007シリーズで、旧はタチの悪いパチモンです笑、念のため。

映画版(旧)のエントリー
http://puripuriouch.at.webry.info/201305/article_17.html

映画版(新)のエントリー
http://puripuriouch.at.webry.info/201311/article_2.html

あらすじ

冷戦の時代、世界のどこでも、労働組合というものは当然のようにソ連から指令を受けていたんだ。(秘密でもなんでもない)
共産党も当たり前のように暴力革命を目指していたしね。
今の時代はそんなことなさそうだけど。(ソ連自体が消滅したし)
あ、でも共産党の本質は、隠してるだけで変わってないと思うけどね。
そんな時代のフランスはアルザス・ロレーヌ地方の労組の大物、その名もル・シッフルは、組織の資金に穴を開けてしまった。
もちろんソ連から与えられた資金だ。
資金を流用して売春宿に投資したら、警察のガサ入れがあって、売春宿つぶれてしもた。
これはまずい、というわけでカジノで荒稼ぎして、損失を帳消しにしようという魂胆。
舞台となるのは、フランス大西洋岸のロワイヤル・レゾー、そこのホテル・スプランディドに付属するカジノ・ロワイヤル
どうも架空のリゾートのようだね。

この情報をキャッチした英国情報部、ギャンブルに強くて腕が立つ007ことジェームズ・ボンドを派遣、ル・シッフルを大負けさせようと企てる。
00(ダブルオー)ナンバーは殺しのライセンス、ボンドはこれまで2人の標的を暗殺し、このナンバーを得た。
(なんと、そのうち1人は日本人の暗号専門家なのだ)
ロワイヤル・レゾーに乗りこむボンド、味方は助手のヴェスパー・リンド、フランス情報部のマティス、CIAのフェリックス・ライターなどなど、映画でおなじみの面々。
敵のル・シッフルも、カメラ型爆弾ボンドを爆殺しようとしたり、カジノで勝負の時も手下がステッキにカモフラージュした銃ボンドを狙ったり、いろいろ仕掛けてくる。
「ステッキにカモフラージュした銃」って、後に「ワールド・イズ・ナット・イナフ」に出てきましたね。

バカラで対決するボンドル・シッフル、結果はもちろんボンドの大勝。
なんと、これといってボンドには何の策もなく、ただふつうにカードをして、いいカードが来て勝つだけ。
おもしろくもなんともないぞ!
しかしこの後、映画と同じくヴェスパーが拉致られ、それを追ったボンドも捕まり、おいなりさんをペシペシされる拷問を受ける。
ル・シッフルの車のトランクから、レバーひとつでスパイク付きチェーンが放出され、ボンドのベントレーが大破するのだが、敵の方が「ボンドカー」の原型となる車に乗ってる!)
もはや絶体絶命のボンドだが、そこに現れたのがソ連の公式暗殺機関「スメルシュ」の殺し屋。
組織の金を使いこんだル・シッフルをサクッと始末、しかしボンドを殺す指令は受けてないので、見逃してやる。
そのかわり、拘束されたボンドの手の甲にナイフで、「シュピオン(スパイ)」の頭文字であるロシアのアルファベットの「シュ」の文字を刻みつけるのだった。

ボンドマティスに発見され、病院で療養。
おちんちんは無事だった。
ヴェスパーと恋に落ちるボンド、情報部をやめて結婚する決意。
しかしアドルフ・ゲットラーなる人物が2人の周辺に出没するようになると、ヴェスパーの様子がおかしくなる。(映画版(新)にも登場するこの片目の男、原作にも出ていたとは、すっかり忘れていた)
ある日突然、彼女は睡眠薬を飲んで自殺。
ボンドに残した遺書によると、彼女はソ連のスパイだった。
情報部員の恋人がソ連に捕まり、彼の命と引き換えにスパイ行為を強いられてきたのだが、もうこれ以上は・・・
ボンドは本部に、この件を連絡する・・・ 淡々と事務的に。
「そん畜生(ヴェスパー)はもう死んでるからな」

なるほど、これはハードボイルド、切なくもシブくて非情なエンディングです!
そしてボンドスメルシュとの戦いを決意する。
第2作「死ぬのは奴らだ」に続く!



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