【ネタバレ】 「警官嫌い」 エド・マクベイン

COP HATER (1956)
Ed Mcbain



警官嫌い (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 13‐1))
早川書房
エド・マクベイン

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「太陽にほえろ!」の原点、警察小説というジャンルの始まり

刑事警察ポリスコップ祭り第8弾!
ここからは小説になります・・・ かの有名な87分署シリーズを初めて読みました!
記念すべき第1作「警官嫌い」のご紹介でーす。

注意! アガサ・クリスティー「ABC殺人事件」のネタバレも含みますので、未読の方は気をつけてください。


ニューヨークをモデルにした架空の街アイソラが舞台。
担当する地区が広いうえに人数が少ない87分署の刑事たちは、常に大忙しだ。
ただでさえ忙しいのに、冒頭でいきなり刑事の1人が射殺された!
さらに続いて、もう1人の刑事が!
さらに主人公キャレラ刑事の相方、ブッシュ刑事までもが犠牲に。
ブッシュには、無骨な彼には釣り合わないアリスというアンニュイでセクスィーな嫁さんがいる。
お悔やみを述べにブッシュのアパートを訪れるキャレラ、そこはブッシュにはまったく似合わないエレガントな空間だった。
セクスィーなアリスに誘惑されそうになるが、じっとこらえるキャレラ
彼には聾唖者だが美しく純真なテディという恋人がいるからだ。

しかしアホな新聞記者が、キャレラに関連した記事にテディの名前と住所を載せてしまう。(今では考えられない個人情報の漏えい)
犯人はおそらく警察に恨みを持つ異常者、そして次の標的はおそらくキャレラ刑事なのに・・・ テディが危ないかもしれない!
案の定、殺人犯マーサーテディのアパートに押し入ってキャレラを待ち伏せする。
駆けつけるキャレラテディが決死の覚悟で合図を送ってくれたおかげでマーサーの存在に気づき、いち早く銃を抜いて犯人を撃ち抜いた!
こうして実行犯は無事逮捕したが、この事件には黒幕がいたのである・・・

無骨な亭主と別れたくて仕方なかったセクスィーな人妻アリス、彼女がマーサーを雇って連続殺人をさせていた!
本命はブッシュ殺しだが、異常者の犯行に見せかけるため、刑事を連続して殺害させたのだ。
後に「ABC殺人事件」を読んで、こういうパターンの連続殺人はクリスティーが元祖だと知りました。
ま、大筋をクリスティーからいただいてるものの、本作もじゅうぶん読み応えのある傑作です。
逮捕されても(そして死刑が確実であっても)、平然としてアンニュイなままの悪女アリスのキャラが強烈。
おかげでキャレラテディの印象が薄いぞ。
あと細かい点ですが、「コルト・ディテクティブ・スペシャル」という小型リボルバーを「刑事用拳銃」と訳してるのが気になる・・・
翻訳は007の井上一夫先生ですが。

ともあれおもしろかったので、後のシリーズもおいおい読んでみたいと思います。


エド・マクベイン原作の映画化作品ネタバレ

「天国と地獄」
http://puripuriouch.at.webry.info/201711/article_11.html











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