【ネタバレ】 映画「大脱走」
THE GREAT ESCAPE (1963)
最前線で戦うより収容所にいる方が楽だと思うが、どうでしょう
年末戦争映画祭りも、いよいよ最終回となりました。
戦争映画とちょっとちがうかもだけど、捕虜収容所も戦争の一局面です。
ジョン・スタージェス監督の大名作「大脱走」をお送りします!
原作は実話で、日本ではハヤカワ文庫NF(ノンフィクション)から昔出ていて、読んでブックオフに売りました。
原作では脱走計画のリーダー・通称「ビッグX」を中心に描かれており、マックイーンが演じたキャラは映画オリジナルです。(あんな人は実在しないって)
映画版でビッグXを演じるタレ目の男性・・・ 「キン肉マン」の作者に似ていますが、なんと「遠すぎた橋」のリチャード・アッテンボロー監督と知ってビックリ。
(後に「ガンジー」が助走つけて殴るレベルのアカデミー監督賞受賞)
エルマー・バーンスタインによるテーマ曲「大脱走マーチ」は、いまだにCMでよく耳にする名曲。
脂肪と糖が気になるあなたにサントリー特保
https://www.youtube.com/watch?v=MbsuAbTTsV8
物語の舞台はドイツ軍のとある捕虜収容所、ここに集められた一筋縄ではいかない男たち、管理する所長も大変すぎて頭ハゲそうだ。
不屈の意志を持つ脱走のプロ、「ビッグX」ことロジャー・バートレット少佐が送られてきてから、計画が動き出す。
収容所の地下から掘り進める3本のトンネル。
トンネルほりほり
https://www.youtube.com/watch?v=jKVDdMG37ig
ベッドから板を抜いてトンネルの支柱にしたり、掘り出した砂を小袋に詰めズボンの中からオシッコを漏らすように庭に撒いたり。
トンネルの方向を定める「測量屋」、脱走した後に着る服を作る「仕立て屋」、シャベルなどの道具を作る「製造屋」などなど、各分野のプロが集まって仕事を進めていく。
偽造書類を作る「偽造屋」を演じるのは、初代「顔出しブロフェルド」ことドナルド・プレザンス。
こうして見ると、ほんとに普通のオッサンだな・・・
仕事に精を出しすぎて、脱走直前に失明してしまうという悲劇。
彼を支えるのが、収容所の職員とコネを作ってどんな物でも調達する「調達屋」ジェームズ・ガーナー。
トンネル掘りの達人チャールズ・ブロンソンは崩れたトンネルに埋もれたのが原因で閉所恐怖症になってしまった。
さらにメインのトンネルが発覚してしまう不運にも見舞われるが、予備のトンネルを掘り抜いて、ついに集団脱走を決行!
が、大変なのは、ここからなのです。
ドイツ軍・警察の追跡に、次々と捕まる脱走兵たち。
失明が仇となって偽造屋は射殺された。
ゲシュタポに捕まったビッグXたちも次のチャンスは与えられず、野原で処刑された。
バイクで逃げ回るマックイーンもついに御用。
原作にはない、このシーン
https://www.youtube.com/watch?v=BaFBFmJG-LI
船で逃げたブロンソンと、レジスタンスと合流できたジェームズ・コバーンは無事脱出成功。
ラスト、再び収容所に戻され懲罰房行きとなるマックイーン。
毎度のごとく、ボールを壁にぶつけて1人キャッチボール。
何度捕まっても決してあきらめない不屈の闘志を表現してると思われますが、終戦までここにいるのが一番安全でしょう。
ジョン・スタージェス監督作品のネタバレ
「荒野の七人」
http://puripuriouch.at.webry.info/201612/article_8.html
「鷲は舞いおりた」
http://puripuriouch.at.webry.info/201704/article_22.html
リチャード・アッテンボロー出演作品のネタバレ
「ジュラシック・パーク」
http://puripuriouch.at.webry.info/201607/article_8.html
ドナルド・プレザンス出演作品のネタバレ
「ミクロの決死圏」
http://puripuriouch.at.webry.info/201308/article_11.html
「007は二度死ぬ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201306/article_1.html
「鷲は舞いおりた」
http://puripuriouch.at.webry.info/201704/article_22.html
「ニューヨーク1997」
http://puripuriouch.at.webry.info/201612/article_7.html
スティーブ・マックイーン出演作品のネタバレ
「マックイーンの絶対の危機(SF人食いアメーバの恐怖)」
http://puripuriouch.at.webry.info/201701/article_3.html
「荒野の七人」
http://puripuriouch.at.webry.info/201612/article_8.html
「ブリット」
http://puripuriouch.at.webry.info/201209/article_39.html
「タワーリング・インフェルノ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201308/article_2.html
「ハンター」
http://puripuriouch.at.webry.info/201306/article_7.html
ジェームズ・ガーナー出演作品のネタバレ
「グラン・プリ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201209/article_12.html
「スペース カウボーイ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201710/article_18.html
チャールズ・ブロンソン出演作品のネタバレ
「荒野の七人」
http://puripuriouch.at.webry.info/201612/article_8.html
「特攻大作戦」
http://puripuriouch.at.webry.info/201704/article_19.html
「ウエスタン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201405/article_7.html
「狼よさらば」
http://puripuriouch.at.webry.info/201509/article_1.html
「狼の挽歌」
http://puripuriouch.at.webry.info/201405/article_8.html
「軍用列車」
http://puripuriouch.at.webry.info/201405/article_6.html
「レッド・サン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201304/article_2.html
ジェームズ・コバーン出演作品のネタバレ
「荒野の七人」
http://puripuriouch.at.webry.info/201612/article_8.html
「夕陽のギャングたち」
http://puripuriouch.at.webry.info/201408/article_14.html
最前線で戦うより収容所にいる方が楽だと思うが、どうでしょう
年末戦争映画祭りも、いよいよ最終回となりました。
戦争映画とちょっとちがうかもだけど、捕虜収容所も戦争の一局面です。
ジョン・スタージェス監督の大名作「大脱走」をお送りします!
原作は実話で、日本ではハヤカワ文庫NF(ノンフィクション)から昔出ていて、読んでブックオフに売りました。
原作では脱走計画のリーダー・通称「ビッグX」を中心に描かれており、マックイーンが演じたキャラは映画オリジナルです。(あんな人は実在しないって)
映画版でビッグXを演じるタレ目の男性・・・ 「キン肉マン」の作者に似ていますが、なんと「遠すぎた橋」のリチャード・アッテンボロー監督と知ってビックリ。
(後に「ガンジー」が助走つけて殴るレベルのアカデミー監督賞受賞)
エルマー・バーンスタインによるテーマ曲「大脱走マーチ」は、いまだにCMでよく耳にする名曲。
脂肪と糖が気になるあなたにサントリー特保
https://www.youtube.com/watch?v=MbsuAbTTsV8
物語の舞台はドイツ軍のとある捕虜収容所、ここに集められた一筋縄ではいかない男たち、管理する所長も大変すぎて頭ハゲそうだ。
不屈の意志を持つ脱走のプロ、「ビッグX」ことロジャー・バートレット少佐が送られてきてから、計画が動き出す。
収容所の地下から掘り進める3本のトンネル。
トンネルほりほり
https://www.youtube.com/watch?v=jKVDdMG37ig
ベッドから板を抜いてトンネルの支柱にしたり、掘り出した砂を小袋に詰めズボンの中からオシッコを漏らすように庭に撒いたり。
トンネルの方向を定める「測量屋」、脱走した後に着る服を作る「仕立て屋」、シャベルなどの道具を作る「製造屋」などなど、各分野のプロが集まって仕事を進めていく。
偽造書類を作る「偽造屋」を演じるのは、初代「顔出しブロフェルド」ことドナルド・プレザンス。
こうして見ると、ほんとに普通のオッサンだな・・・
仕事に精を出しすぎて、脱走直前に失明してしまうという悲劇。
彼を支えるのが、収容所の職員とコネを作ってどんな物でも調達する「調達屋」ジェームズ・ガーナー。
トンネル掘りの達人チャールズ・ブロンソンは崩れたトンネルに埋もれたのが原因で閉所恐怖症になってしまった。
さらにメインのトンネルが発覚してしまう不運にも見舞われるが、予備のトンネルを掘り抜いて、ついに集団脱走を決行!
が、大変なのは、ここからなのです。
ドイツ軍・警察の追跡に、次々と捕まる脱走兵たち。
失明が仇となって偽造屋は射殺された。
ゲシュタポに捕まったビッグXたちも次のチャンスは与えられず、野原で処刑された。
バイクで逃げ回るマックイーンもついに御用。
原作にはない、このシーン
https://www.youtube.com/watch?v=BaFBFmJG-LI
船で逃げたブロンソンと、レジスタンスと合流できたジェームズ・コバーンは無事脱出成功。
ラスト、再び収容所に戻され懲罰房行きとなるマックイーン。
毎度のごとく、ボールを壁にぶつけて1人キャッチボール。
何度捕まっても決してあきらめない不屈の闘志を表現してると思われますが、終戦までここにいるのが一番安全でしょう。
ジョン・スタージェス監督作品のネタバレ
「荒野の七人」
http://puripuriouch.at.webry.info/201612/article_8.html
「鷲は舞いおりた」
http://puripuriouch.at.webry.info/201704/article_22.html
リチャード・アッテンボロー出演作品のネタバレ
「ジュラシック・パーク」
http://puripuriouch.at.webry.info/201607/article_8.html
ドナルド・プレザンス出演作品のネタバレ
「ミクロの決死圏」
http://puripuriouch.at.webry.info/201308/article_11.html
「007は二度死ぬ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201306/article_1.html
「鷲は舞いおりた」
http://puripuriouch.at.webry.info/201704/article_22.html
「ニューヨーク1997」
http://puripuriouch.at.webry.info/201612/article_7.html
スティーブ・マックイーン出演作品のネタバレ
「マックイーンの絶対の危機(SF人食いアメーバの恐怖)」
http://puripuriouch.at.webry.info/201701/article_3.html
「荒野の七人」
http://puripuriouch.at.webry.info/201612/article_8.html
「ブリット」
http://puripuriouch.at.webry.info/201209/article_39.html
「タワーリング・インフェルノ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201308/article_2.html
「ハンター」
http://puripuriouch.at.webry.info/201306/article_7.html
ジェームズ・ガーナー出演作品のネタバレ
「グラン・プリ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201209/article_12.html
「スペース カウボーイ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201710/article_18.html
チャールズ・ブロンソン出演作品のネタバレ
「荒野の七人」
http://puripuriouch.at.webry.info/201612/article_8.html
「特攻大作戦」
http://puripuriouch.at.webry.info/201704/article_19.html
「ウエスタン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201405/article_7.html
「狼よさらば」
http://puripuriouch.at.webry.info/201509/article_1.html
「狼の挽歌」
http://puripuriouch.at.webry.info/201405/article_8.html
「軍用列車」
http://puripuriouch.at.webry.info/201405/article_6.html
「レッド・サン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201304/article_2.html
ジェームズ・コバーン出演作品のネタバレ
「荒野の七人」
http://puripuriouch.at.webry.info/201612/article_8.html
「夕陽のギャングたち」
http://puripuriouch.at.webry.info/201408/article_14.html
この記事へのコメント
マックイーンの映画で最後まで観たのは本作と「タワーリングインフェエルノ」、「パピヨン」ですね。
バイクで柵を飛び越えるところはいいですよね。
そういえばパピヨンはまだ見てないなあ。
休憩かと思ったら・・・子供の頃に見てショックを受けました
>「愛と青春の旅立ち」は冒頭の30分くらいで切ってしまったかなあ・・・
案外賛否両論の映画かも?
まあ、暇な時に・・・
でも何度も脱走してれば、いいかげんドイツ側だって見逃してくれないですよね・・・
あの役者がアッテンボロー監督だと知ったのがつい1か月くらい前で笑
ビックリでした。
ロジャーとマック。流暢なフランス語でゲシュタポと会話する。
どうやらうまくいったようだ。ホッとする。ところが・・・。
(日本語で)「お気をつけて。」「ありがとう。」(本当は英語ですが・・・。)
全てが水の泡・・・・
>あの役者がアッテンボロー監督だと知ったのが
僕の場合は逆です。その後、彼が映画監督として成功
驚きました
一瞬の気のゆるみが生死を分ける・・・
鉄道で逃げるというのがそもそも失敗だったような。
アッテンボローが役者をやっていたこと自体、知りませんでしたわー。
囚人・刑務所を題材とした映画で、そう言う人がよく出てきますね。
>鉄道で逃げるというのがそもそも失敗だったような。
しかし、空から逃げようとしても・・・「顔出しブロフェルド」
>船で逃げたブロンソンと、レジスタンスと合流できたジェームズ・コバーンは無事脱出成功
「荒野の七人」同窓会?
>アッテンボロー
監督作品「コーラスライン」
年増女が妙に色っぽかったです
2人とも本作では平凡な人間で印象が薄かったような(実話だから仕方なし)
顔出しブロフェルドは収容所に残ってれば無料で治療してくれたかもしれないのに・・・
うちの父は徴兵された後、すぐに結核になって終戦まで江田島の病院でタダで治療を受けていたというラッキーな人・・・ 戦前生まれなのに戦場も空襲も知らないという笑
「コーラスライン」てミュージカルでもあったような?
死ぬよりはマシですな
>実話だから仕方なし
「荒野の七人」では強い男
>戦前生まれなのに戦場も空襲も知らないという笑
だからこそ、あうちさんが生まれた
良かったですね
ブロンソンもコバーンも割とあっさり死んで残念!
でもカッコいい死に方をすれば生き残ったキャラより記憶に残るし・・・
そういえば「荒野の七人・真昼の」見ました!
意外におもしろかったです笑
「砂漠の流れ者」もまだ途中ですが、なかなかイイ!
どちらも来春ごろには取り上げるつもり
あうちさんが仰る通りです
>そうですねー生まれてよかった笑
その通りです
>カッコいい死に方をすれば生き残ったキャラより記憶に残るし・・・
ブロンソンが、そうでしたね
また、「七人の侍」で死んだ役の俳優の方が長生き
>そういえば「荒野の七人・真昼の」見ました!
>意外におもしろかったです笑
そうでしょう?
「ねるとん」があるし
あうちさん。
いつもレスをありがとうございます
「ねるとん」ですか・・・ 「パンチDEデート」の「ごたいめーん」を思い出しましたが笑
ユルブリンナー→リーバンクリーフはハゲつながりかと思ったら、リーバンに髪の毛があってビックリ!
そうなんですよ
もっとビックリするのがシリーズ第3作「新荒野の七人 馬上の決闘」
随分太って髪がフサフサしたジョージ・ケネディを見た男が「お前、クリスだろ?」
どう見ても別人です・・・
>「パンチDEデート」の「ごたいめーん」
ありましたねー
>掘り出した砂を小袋に詰めズボンの中からオシッコを漏らすように庭に撒いたり。
他の映画で、その場面のパロディがありました
こないだまでけっこうBSで放送してたのですが・・・
ジョージケネディのクリスは無理ありすぎ!
>砂を撒くパロディ
まさか本当におしっこ漏らすとか・・・
小学館の学習雑誌に連載されてた野球漫画で、同じ方法でキャッチャーがタイムをとってピッチャーのところまで行く時に水をまき・・・ それが太陽の熱で蒸発してピッチャーの投げた球がユラユラ揺れるという魔球が出てきました笑
「砂漠の流れ者」見終わりました!
まさか、あのような死に方をなさるとは(泣
>まさか、あのような死に方をなさるとは(泣
そうなんです
>まさか本当におしっこ漏らすとか・・・
違います。「ショーシャンクの空に」です。
>それが太陽の熱で蒸発してピッチャーの投げた球がユラユラ揺れるという魔球が出てきました笑
巨人の星とはまた違った魔球
>ジョージケネディのクリスは無理ありすぎ!
体格が良くて肉弾戦では強いけど、銃の撃ち合いや戦術では無理があるかも?
でも、脚本は全4作の中では一番良いと言われています
ショーシャンクは録画してあるので、来年中には取り上げます!
ジョージケネディは脇役のイメージしかなかったので、主役というのはビックリ。
録画しとけばよかったな・・・
でもディスク容量の問題があったんですねー(涙
そうなんですよ
>ショーシャンクは録画してあるので、来年中には取り上げます!
すごい映画でした
>ジョージケネディは脇役のイメージしかなかった
いろいろな映画に出ていますよね
ホラー意外にも名作多いし、多才な人です。
ただ小説長過ぎなのが欠点・・・
ジョージケネディといえば角川映画・・・
未読です。すみません
>ジョージケネディといえば角川映画・・・
「人間の証明」
ドラマの方が良かったです。
>バイクで逃げ回るマックイーンもついに御用。
有刺鉄線で血まみれ
心配しながら見ました。
でも・・・安全策
人間の証明TV版もどこかで再放送しないかなあ。
無料BSで「大都会」とか「あぶないデカ」とか再放送してるんで、もしかしたら・・・
バイクのシーンはやはり何か細工してますよね?
本物の鉄線だったら肉がズタボロに・・・
ゴム製だったそうです
>人間の証明TV版もどこかで再放送しないかなあ。
>無料BS
我が家はCATVのチャンネル銀河だったかな?
数年前に録画しました
>「真昼の決闘」がおもしろかったので2作目3作目も見たくなりました。
「続荒野の七人」
ペキンパー作品の常連。ウォーレン・オーツがメンバーの一人です。
チャンネル銀河というのは初耳ですね・・・
というかうちの方はCATVやってないのかなあ?
ウォーレン・オーツも名前はよく見ますが顔が出てこないですね・・・
「夜の大捜査線」で最初に出てくる警官だったような・・・
そうです。
主役では「ガルシアの首」が有名です
>でもゴムでもあの勢いでぶつかると痛そうですね。
同感です。
あうちさん。
今年もお世話になりました。
ありがとうございます
良いお年をお迎え下さい。
蟷螂さんからコメントいただくようになってから、すでに数年が過ぎてしまったでしょうか・・・ 時の流れ、恐るべし!
来年もよろしくお願いいたします。
なんと、あの顔で主役をやってるですか。
「ガルシアの首」はTVでやってくれたら必ず録画ですね!