【ネタバレ】 映画「地下室のメロディー」
MELODIE EN SOUS-SOL (1963)
なんということでしょう、お札を拾いたい
春のサスペンス劇場もいよいよ最終回となりました。
トリを飾るのは犯罪サスペンスの古典的名作、アンリ・ヴェルヌイユ監督の「地下室のメロディー」でございます。
ベテラン(ジャン・ギャバン)と若手(アラン・ドロン)の2大スター共演の、カジノからの現金強奪計画。
若いせいかドロンがガチのクズのチンピラにしか見えない笑
管理人はどうもドロボウの映画は感情移入できなくて好きじゃないのですが(殺し屋は好き)、本作は音楽のカッコよさと鮮やかなラストで、どうにか見ることができました。
ミシェル・マーニュによるテーマ曲(ジャズ)、「おっ知ってるわ!」となる有名曲
https://www.youtube.com/watch?v=RNYKJ28YtRk
どこかで聞いたことあると思ったら、ホンダ・プレリュードのCM曲でした。
4WSなつかしい!
https://www.youtube.com/watch?v=v_gRX-Z6JBQ
いや、もっと最近のCMでも使用されてるんじゃない?
出所したばかりのプロの犯罪者シャルルは、妻の止めるのも聞かず、次なるヤマを張る。
地道な労働なんか、やってられるか!
カンヌのカジノの見取り図が手に入ったし、売上金を狙うことにする。
相棒に選んだのは、ムショで同房だった色男フランシス。
出所後は仕事もしないでプラプラ、お袋を泣かせるようなクズ男。
セレブに変装し、高級車でカンヌのホテルに乗りつける2人。
カジノを経営するホテルではバレエ・ショーもやっており、ダンサーの1人をたらしこんで恋人にするフランシス。
これで裏方に出入りしても怪しまれない。
バレエ公演の最終日、恋人のダンサ-とはケンカしてしまったが、フランシスは予定通り舞台の裏方からハシゴを上がって屋上に出る。
そこから通気口に入って、えっほえっほとカジノ天井を這うエアーダクト内部を移動。(映画評論家の町山先生によると、エアーダクト内部に忍びこむのは本作が元祖とか)
見ているだけで疲れます・・・ 肉体労働をほとんど担当するフランシス、ご苦労様です。
そこからエレベーターのシャフトに出て、地下室へと下る・・・
地下には金庫室があって、今日は経営者が売上金を回収に来る日。
そこを襲ってホールドアップ、シャルルとともに大量の現金を運び出す。
計画は成功した!
と思ったら・・・ 思わぬ落とし穴が。
事件を報じる新聞に、バレエ・ショーの写真が。
地下室襲撃の前、ケンカ別れした恋人のダンサーが気になったフランシスは、「時間まで部屋で待機していろ」というシャルルの指示を無視して、のこのこ恋人の舞台を見に行ってしまったのだ・・・
写真にはフランシスの姿がバッチリ写っていた!
もちろんショーの客として写ってるだけで、ただちにメンが割れるわけではないが、知ってる人が新聞を見たら素性はバレてしまうだろう。
「このバカ者! こうなったら現金を隠して、ほとぼりが冷めるまで隠れ家に潜伏するほかない」
シャルルの命令でビーチのサマーハウスに隠した現金入りのバッグを取ってくるフランシス、だがホテルのまわりは刑事たちがウロウロしていて・・・
やむをえずバッグを、無人のプールの底に沈める。
警察が引き上げたら回収しよう・・・ だが。
バッグの留め金が壊れたのか、中からお札がドカドカと溢れ、水面に浮きあがってくる。
紙幣で埋め尽くされたプールを見て、まわりの人たちはビックリ仰天。
プールサイドで客のフリをしながら、なんともいえない顔のシャルルとフランシス。
ここでENDですが、この後2人は逃げきったのか逮捕されたのか・・・
犯罪はアカン、真面目に働け、という教訓ENDでしょうか?
ま、お金は欲しいですよねー。
アラン・ドロン出演作のネタバレ
「太陽がいっぱい」
http://puripuriouch.at.webry.info/201412/article_3.html
「サムライ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201701/article_5.html
「世にも怪奇な物語」
http://puripuriouch.at.webry.info/201212/article_12.html
「レッド・サン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201304/article_2.html
「エアポート'80」
http://puripuriouch.at.webry.info/201508/article_5.html
「ビッグ・ガン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201712/article_22.html
なんということでしょう、お札を拾いたい
春のサスペンス劇場もいよいよ最終回となりました。
トリを飾るのは犯罪サスペンスの古典的名作、アンリ・ヴェルヌイユ監督の「地下室のメロディー」でございます。
ベテラン(ジャン・ギャバン)と若手(アラン・ドロン)の2大スター共演の、カジノからの現金強奪計画。
若いせいかドロンがガチのクズのチンピラにしか見えない笑
管理人はどうもドロボウの映画は感情移入できなくて好きじゃないのですが(殺し屋は好き)、本作は音楽のカッコよさと鮮やかなラストで、どうにか見ることができました。
ミシェル・マーニュによるテーマ曲(ジャズ)、「おっ知ってるわ!」となる有名曲
https://www.youtube.com/watch?v=RNYKJ28YtRk
どこかで聞いたことあると思ったら、ホンダ・プレリュードのCM曲でした。
4WSなつかしい!
https://www.youtube.com/watch?v=v_gRX-Z6JBQ
いや、もっと最近のCMでも使用されてるんじゃない?
出所したばかりのプロの犯罪者シャルルは、妻の止めるのも聞かず、次なるヤマを張る。
地道な労働なんか、やってられるか!
カンヌのカジノの見取り図が手に入ったし、売上金を狙うことにする。
相棒に選んだのは、ムショで同房だった色男フランシス。
出所後は仕事もしないでプラプラ、お袋を泣かせるようなクズ男。
セレブに変装し、高級車でカンヌのホテルに乗りつける2人。
カジノを経営するホテルではバレエ・ショーもやっており、ダンサーの1人をたらしこんで恋人にするフランシス。
これで裏方に出入りしても怪しまれない。
バレエ公演の最終日、恋人のダンサ-とはケンカしてしまったが、フランシスは予定通り舞台の裏方からハシゴを上がって屋上に出る。
そこから通気口に入って、えっほえっほとカジノ天井を這うエアーダクト内部を移動。(映画評論家の町山先生によると、エアーダクト内部に忍びこむのは本作が元祖とか)
見ているだけで疲れます・・・ 肉体労働をほとんど担当するフランシス、ご苦労様です。
そこからエレベーターのシャフトに出て、地下室へと下る・・・
地下には金庫室があって、今日は経営者が売上金を回収に来る日。
そこを襲ってホールドアップ、シャルルとともに大量の現金を運び出す。
計画は成功した!
と思ったら・・・ 思わぬ落とし穴が。
事件を報じる新聞に、バレエ・ショーの写真が。
地下室襲撃の前、ケンカ別れした恋人のダンサーが気になったフランシスは、「時間まで部屋で待機していろ」というシャルルの指示を無視して、のこのこ恋人の舞台を見に行ってしまったのだ・・・
写真にはフランシスの姿がバッチリ写っていた!
もちろんショーの客として写ってるだけで、ただちにメンが割れるわけではないが、知ってる人が新聞を見たら素性はバレてしまうだろう。
「このバカ者! こうなったら現金を隠して、ほとぼりが冷めるまで隠れ家に潜伏するほかない」
シャルルの命令でビーチのサマーハウスに隠した現金入りのバッグを取ってくるフランシス、だがホテルのまわりは刑事たちがウロウロしていて・・・
やむをえずバッグを、無人のプールの底に沈める。
警察が引き上げたら回収しよう・・・ だが。
バッグの留め金が壊れたのか、中からお札がドカドカと溢れ、水面に浮きあがってくる。
紙幣で埋め尽くされたプールを見て、まわりの人たちはビックリ仰天。
プールサイドで客のフリをしながら、なんともいえない顔のシャルルとフランシス。
ここでENDですが、この後2人は逃げきったのか逮捕されたのか・・・
犯罪はアカン、真面目に働け、という教訓ENDでしょうか?
ま、お金は欲しいですよねー。
アラン・ドロン出演作のネタバレ
「太陽がいっぱい」
http://puripuriouch.at.webry.info/201412/article_3.html
「サムライ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201701/article_5.html
「世にも怪奇な物語」
http://puripuriouch.at.webry.info/201212/article_12.html
「レッド・サン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201304/article_2.html
「エアポート'80」
http://puripuriouch.at.webry.info/201508/article_5.html
「ビッグ・ガン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201712/article_22.html
この記事へのコメント
>中からお札がドカドカと溢れ、水面に浮きあがってくる。
子供の頃に購読した雑誌「小学○年生」
このネタを使ったクイズがありました
>第2部になってから登場したドーベルマン刑事のソックリさんのことですかね
牙亮かな?小さな子供が彼を見て「あっ
鉄板ネタは切手の裏に毒を塗る、氷で殴る・・・などでしょうか。
牙亮、その名を久々に聞いた・・・笑
そういえばドーベルマン刑事も最終回で死にましたね。
一つ前の話ではハッピーエンドだと思ったのに・・・
しかし、長い年月が過ぎてから復活
>氷で殴る
刑事コロンボで、そう言うのがありました
>鉄板ネタ
この言葉を初めて知りました。ありがとうございます
それはカンベンしてほしいですが笑
もしかして「リッキー台風」でチラッとゲスト出演?したことではないですよね?
ひとつ前のラストでは女刑事にプロポーズするんですよね。
あの女刑事も不幸な人です・・・
鉄板ネタの使い方がまちがってたかもしれないので気をつけてください笑
ペーパーバックで2巻まで発売されました
>あの女刑事も不幸な人です・・・
恋愛運・金運・健康運・・・etc.
いろいろあります
平松先生、金のためならなんでもやるなあ。
女刑事、生き残っただけでも幸いですが・・・
先ほど「死刑台のエレベーター」を初めて見ました
>平松先生、金のためならなんでもやるなあ。
まあ、仕方ないですね
そう言えば、本宮先生も「男一匹ガキ大将」や「俺の空」の焼き直しをした事がありました。
金には困っていないと思いますが。サラリーマン金太郎が大ヒットしたし
でも、焼き直しもまた良いものだと思いました。
なんと「男一匹ガキ大将」まで・・・
「俺の空」は昔から刑事編とかありましたよね。
焼き直しで良かったと思えるのは・・・ うーん、パッと思いつかないや・・・
失敗作はたくさん出てきますが・・・