【ネタバレ】 映画「MON-ZEN もんぜん」

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めざせ門前! ドイツ人兄弟が禅の修行で来日

日本ロケ作品祭り第2弾、当ブログ初のドイツ映画でーす。
女流監督ドーリス・デリエのちょっとレアな作品、しかし日本ロケをした欧米の映画の中ではトップクラスの良作なのではないでしょうか?
かなり昔に見たのに、今でもクッキリとストーリーを覚えてるんですよねえ。
出演者は知らない人ばかりですが・・・

トレーラー
https://www.youtube.com/watch?v=lBQyCvxMPyk

ドイツにドイツ人兄弟が住んでいた。
兄はシステムキッチンの営業マン、しかしある日、妻と子供が彼を見捨てて家を出ていってしまう。
弟は怪しい風水師、念願だった日本旅行に行くのでウキウキだ。
本場の禅寺で禅の修行をするため、今日まで貯金に励んできたのだが・・・
傷心の兄に「俺も連れてってくれー」と泣きつかれ、仕方なく兄弟で日本へゴー!

こうして東京にやってきた2人。
今では世界的スポットとなった渋谷スクランブル交差点が、いち早く登場した作品でもありますね。
「まるで別の惑星に来たみたいだ・・・」
渋谷あたりでそんな気分になれるとは、正直うらやましい。
だが交差点の人混みで、2人は離れ離れになってしまう。
しかもホテルの名前も住所もメモしてないので、帰り方がわからない!

・・・管理人もキプロスのリマソルという海辺の町で、これと同じ経験をしたことある。
ただし東京とちがい、道は1本(海岸沿いの道)だけ。
一本道でどうすれば道に迷うのか、その話はまたいずれ・・・

完全に迷子となった兄弟のサバイバル生活が前半のハイライト。
兄はキャンプ用品売り場でテントを万引き、空き地でテント生活に突入。
弟は回転寿司を食い逃げする。(おいおい・・・)
さいわい、ヤマモト・ジョージに弟子入りするため日本に住んでいたデザイナー志望のドイツ人女性に発見され、どうにか助かる2人。
彼女の紹介でドイツパブ?で働き、旅行資金を貯めなおす。(結局ホテルに帰れず荷物は取り戻せなかった?)

親切な女性に別れを告げ、いよいよ本来の目的である禅の修行のため、石川県・能登半島の「門前」を目指す。
これは総持寺祖院(かつての大本山)がある「門前」という町のことで、モン・ゼンという発音がフランス語で「私の禅」という意味になるので、監督が気に入ったようだ。
ちなみに曹洞宗の大本山・総持寺は横浜市鶴見区に移転しており(石原裕次郎の葬儀を行ったお寺ね)、跡地が「祖院」として存続している。
なぜ東京から近い大本山に行かず、わざわざ能登半島まで行ったのか。
まあそれは映画的に絵になるからでしょうか?

ここからは総持寺が全面協力、兄弟役の俳優2人がリアルで禅の修行に挑戦するドキュメンタリー・タッチの展開。
登場するお坊さんは役者でなく、すべて本物。
ちょっと厳しい修行の中、2人は「自分を発見」したのか?
とりあえず兄の心の傷は癒えたようだ。

修行を終え、温泉でくつろぐ2人。
弟は「実は僕はゲイなんだ」とカミングアウト、兄はそれを受け入れる。
東京に戻ると、帰りの飛行機便が出る日まで、再び空き地でテント生活を始めるのであった。

総持寺のお坊さんたちが、とてもフレンドリーでした。
こういう外国人の修行者に慣れてるんだろうね。
欧米の日本ロケで能登半島というのもレアだし、渋いですね。


その他の日本ロケ作品、こんなのもあります
「007は二度死ぬ」
https://puripuriouch.at.webry.info/201301/article_9.html
「サイレント・ストレンジャー」(日本未公開)
https://puripuriouch.at.webry.info/201304/article_3.html
「ザ・ヤクザ」
https://puripuriouch.at.webry.info/201703/article_11.html
「ブラック・レイン」
https://puripuriouch.at.webry.info/201411/article_13.html
「八十日間世界一周」
https://puripuriouch.at.webry.info/201801/article_16.html
「GODZILLA ゴジラ(2014年版)」
https://puripuriouch.at.webry.info/201803/article_9.html
「ラーメンガール」
https://puripuriouch.at.webry.info/201902/article_8.html











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この記事へのコメント

綾小路清隆(仮名)
2019年02月13日 22:18
「ベルリン 天使の詩」(ニコニコ動画で人気の総統閣下の人、ブルーノ、ガンツが主演)のヴィム、ベンダース監督が「東京物語」の舞台を撮影した「東京画」というドキュメンタリーがありましたね。鎌倉の小津安二郎監督の墓参りをしたり、舞台の尾道が出てきますが、東京の映像として尾道が写ってしまったりする部分があるようです…
この映画に笠智衆を始め、出演者は何名か出てきますが、ベンダース監督がお会いしたかったという原節子は何度待てど現れなかったというエピソードがあるみたいです(原節子が亡くなった時のニュース番組でそういうエピソードが出てきた)
あうち
2019年02月13日 22:24
ヒトラー閣下、ニコニコで人気なんですか・・・

小津安二郎の映画、どのへんがそんなんいいいんでしょうねえ。
見たことないけど。
原節子は年老いてしまったから会いたくなかったのかしら
綾小路清隆(仮名)
2019年02月13日 22:37
個人的におすすめなドイツ映画は、「パーフェクトストーム」やリメイク版「ポセイドンアドベンチャー」の監督、ウォルフガング、ペーターゼン監督の「Uボート」ですね。今や潜水艦映画の金字塔でもあり、
潜水艦映画のお手本にもなった映画ですね(これ以前にも潜水艦映画はあったが…)戦争映画を語るサイトにもよく出てきますね。
後、ニコニコ動画の総統閣下シリーズの元ネタの映画「ヒトラー最期の12日間」もドイツ映画がヒトラーを思い切り描いた映画でした(ヒトラー役のブルーノ、ガンツは名演との声が高い)ただし、ヒトラーが激昂するシーンは一部のセリフが空耳に聞こえるようでパロディ動画が人気ですね。かつてはヒトラーの演説動画やスターリンの演説動画がパロディの題材でした(高校の時に「ヒトラーは「けいおん」を熱く語るようです」という動画とかよく観たなあ…)実際の「ヒトラー最期の12日間」は全く笑えない映画だったなあ…
あうち
2019年02月13日 23:35
あ、Uボートは知ってる!
だいぶ前から放送を待ってます。
「ヒトラー最期の12日間」は有料ちゃんえるではよくやるんだけど、なかなか無料でやってくれません。
そういえばヒットラーがけいおんキャラとからんでる画像を見たことある笑

イタリアはけっこう好きなんですがドイツはいまいち興味を感じなくて・・・

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