【ネタバレ】 映画「ドクトル・ジバゴ」

DOCTOR ZHIVAGO (1965)



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ここまで壮大なスケールで描くと「不倫も文化」

「歴史に翻弄された人々の映画」第2弾!
巨匠デヴィッド・リーン監督の大作「ドクトル・ジバゴ」をお送りします。
なぜかタバコ農家の物語と思いこんでましたが笑、ロシア革命の話だったんですね。
同じくリーン監督の「アラビアのロレンス」で強烈な印象を残したオマー・シャリフがタイトル・ロールの「ジバゴ先生」を演じていますが、今回は主役なのに印象薄いというか、普通の人だなあ。
振り返ってみると、ジバゴ先生は不倫しただけで他に何もしてませんよね笑
まあ偉人の物語ではなく、革命に翻弄された一市民の生涯なので、過度な期待はしてはいけないのでしょう。

主人公が地味なかわりに、いつまでも脳裏に残るのはモーリス・ジャールの音楽。
映画音楽史上不朽の名曲「ラーラのテーマ」がこちら
https://www.youtube.com/watch?v=4Yd2PzoF1y8

ボーカル付きもある 「サムホウェア・マイ・ラブ」(なんで歌うのはいつもアンディ・ウィリアムスなの?)
https://www.youtube.com/watch?v=YrRMQsnSvAE

主人公の医学生ジバゴは、医師となって恩師の娘(だっけ?)トーニャと結婚。
トーニャを演じるのは、あのチャールズ・チャップリンの実の娘、ジェラルディン・チャップリン
さらにジェラルディンの娘も女優になって、「007/慰めの報酬」にチラッと出てましたね。

もう1人の主人公が母子家庭の少女ラーラ(少女には見えないがジュリー・クリスティ)。
母の愛人、弁護士コマロフスキーロッド・スタイガー)が彼女に目をつけており、ある夜レイプされてしまう。(コマロフスキーはコマスの好きー)
ラーラは怒りMAX、パーティー会場でコマロフスキーに銃弾をブチこんでしまうくらい気丈なのだが、あの「ラーラのテーマ」とはイメージが合わないんだよなあ。
かけつけたジバゴコマロフスキーを治療(急所は外れていた)、ここでジバゴラーラと出会い、いろいろと事情を察するのであった。

やがて第一次大戦が勃発、軍医として従軍したジバゴは戦地で、看護婦として働くラーラと再会。
苦労を共にするうち、ジバゴラーラに道ならぬ恋をしてしまうが、すでに夫がいるラーラはお断りーぬ。(というか戦場で行方不明になった夫を探すため、ラーラは看護婦になったのです)
残念ながら2人はお別れ。

ここからやっと面白くなってきますが、そのころロシアでは革命が起きて、ソヴィエト政権が樹立。
モスクワの実家に戻ったジバゴだが、妻と新婚生活を送った立派な家は没収され、労働者どもが占拠する臭いアパートになっていた。
家族ともども狭い部屋に押しこめられ、さらにジバゴの書いた詩が「反革命的・ブルジョアくさい」という理由で当局からも目をつけられる。
そんな彼を救ったのが、この時初めて出会った腹違いの兄、軍部の実力者・エフグラフアレック・ギネス)。
悪人のような雰囲気だが、いい人だった。
彼のススメでジバゴ一家はモスクワを離れ、ウラル山脈の向こうのだだっ広い土地を目指すのであった。(そこにジバゴ家の別荘がある)

貨車に多くの移民たちとともに押しこめられ、長い距離を列車(シベリア鉄道?)で旅するこの一連の場面、歴代映画の「移動」シーンでも屈指の名場面と言えるでしょう。
それにしてもソ連は怖いなあ、共産党は怖いなあ。
旅の途中で冷酷な殺戮者に変貌していたラーラの夫と出会い、「奥さんが探してましたよー」と伝えるジバゴだが、「革命が大事。妻のことなど、どーでもいいわ」という返答。(ということは奥さんは、いただいちまっても・・・)

ようやく到着。
ジバゴ家の別荘は地方政府に没収されており、チンケな小屋で義父とトーニャと3人で暮らすことになる。
ある日、町まで出かけたジバゴは偶然、図書館で働くラーラと再会、たちまち不倫へゴー!
ラーラのどこがそんなに魅力的なのか、よくわからん・・・
さらにラーラのもとに通う途中、パルチザンに拉致されてしまうジバゴ。(このパルチザン、ソ連側なのか反政府側なのか、よくわからんな)
行方不明になってる間、妻トーニャと義父は国外に脱出しており、ようやく戻ってきたジバゴを迎えたのはラーラだった。
妻もいなくなったし、心置きなく不倫パワー全開。

だが、そこに現れる意外な人物・・・ それはコマロフスキー
ラーラの夫が処刑され、ラーラにも危険が迫ってるから、ウラジオストックから国外に逃げなさい、ほらウラジオ行きの汽車のキップ」
「私は後から行くから」とコマロフスキーラーラを預け、馬車を見送るジバゴ。
彼にはコマロフスキーの世話になる気はサラサラないのだった。
これっきりラーラとは別れ別れになってしまう。

別れ(なぜ別れた?)
https://www.youtube.com/watch?v=2EKDKks9qtA

数年の時が流れ、とある町に流れ着いたジバゴ
路面電車の乗ってる時、ラーラの姿を見かける・・・ あわてて電車を降り、追いかけるが、心臓の発作でポックリお亡くなりになってしまうのだった。(切ない・・・)
ラーラもまた後に収容所で死亡。

これ
https://www.youtube.com/watch?v=zvA-7VuKQCU

ジバゴの腹違いの兄エフグラフは、弟とラーラの間に生まれた娘を探し求めること数年、ついに成長した彼女を探し当てる。
彼女に両親の物語を語って聞かせ、援助を申し出るエフグラフ
だが彼女には愛する恋人もいて、助けは必要ないのであった。
おしまい。
原作小説を読まないと、よくわからんところもいろいろあるな。


デヴィッド・リーン監督作品ネタバレ
「戦場にかける橋」
http://puripuriouch.at.webry.info/201704/article_21.html
「アラビアのロレンス」
http://puripuriouch.at.webry.info/201607/article_2.html
「ライアンの娘」
https://puripuriouch.at.webry.info/201804/article_18.html

オマー・シャリフ出演作品ネタバレ
「アラビアのロレンス」
http://puripuriouch.at.webry.info/201607/article_2.html

アレック・ギネス出演作品ネタバレ
「戦場にかける橋」
https://puripuriouch.at.webry.info/201704/article_21.html
「アラビアのロレンス」
https://puripuriouch.at.webry.info/201607/article_2.html
「名探偵登場」
https://puripuriouch.at.webry.info/201705/article_5.html
「レイズ・ザ・タイタニック」
https://puripuriouch.at.webry.info/201507/article_7.html
「スターウォーズ エピソード4/新たなる希望」
https://puripuriouch.at.webry.info/201808/article_5.html

ロッド・スタイガー出演作品ネタバレ
「夕陽のギャングたち」
http://puripuriouch.at.webry.info/201408/article_14.html
「夜の大捜査線」
https://puripuriouch.at.webry.info/201711/article_10.html


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この記事へのコメント

蟷螂の斧
2019年12月16日 06:08
おはようございます。この映画ちょっと前に見ました。とにかく長かった!

>長い距離を列車(シベリア鉄道?)で旅するこの一連の場面

この場面が一番印象に残ります。

>あ、あの人、菊川怜だったのか・・・

彼女は女優になるべきだったのかなあ・・・?

>梅宮さん亡くなりました

何度も手術・治療の人生だったんですよね?裕次郎もそうでした。
あうち
2019年12月16日 10:27
おはようございまーす。

列車のシーンを含め、なかなかの名作ですよね。
しかしなぜラーラと別れたのか、よくわからん・・・
テーマ曲も名曲ですよね。

菊川怜、残念ながらもうとっくにピークを越えてしまいましたね・・・

癌になって、よく大仕事をこなせるなあ、と感心します。
自分だったらステージ1の手術しないで治るレベルの癌にかかっても自殺したくなるかも・・・
蟷螂の斧
2019年12月17日 05:34
おはようございます。

>なぜラーラと別れたのか

コマロフスキーと関わるのが嫌だから?コマロフスキーを演じたロッド・スタイガー。猪俣勝人先生が褒めていました。「性格俳優という言葉は彼の為にある言葉。」

>ジュリー・クリスティ

「天国から来たチャンピオン」ではウォーレン・ベイティと共演。

>残念ながらもうとっくにピークを越えてしまいましたね・・・

綺麗な人だけど、ドラマでの台詞は棒読み。ちょっとなあ・・・と言う人が多かったです。

>自分だったら

僕も同じです。僕は小心者ですから。
あうち
2019年12月17日 11:10
おはようございまーす。

ロッド・スタイガーといえば「夜の大捜査線」が有名ですが、セルジオ・レオーネ監督の「夕陽のギャングたち」が大好きなのです。
共演はジェームズ・コバーンでコバーン最高傑作だと思ってます。

あのラーラの女優さんがもう少し魅力的だと、いれこむジバコ先生の気持ちもわかったかもしれないですが・・・
ジバコ先生は自分よりコマスキーの方がラーラを幸せにできると考えて彼女を預けたんですかねー。
ともかく大変な時代、ロシアに生まれなくてよかった・・・
蟷螂の斧
2019年12月18日 06:19
おはようございます。

>セルジオ・レオーネ監督の「夕陽のギャングたち」

あの映画いいですねー!
2年後ロッド・スタイガーは「ロリ・マドンナ戦争」で暴力的で嫌な親父を演じていました。

>ともかく大変な時代、ロシアに生まれなくてよかった・・・

どの時代、どの場所に生まれて育つか?それって大きいです。

>心臓の発作でポックリお亡くなり
>ラーラもまた後に収容所で死亡。

虚しい、儚いです・・・。
あうち
2019年12月18日 13:10
おはようございまーす。

「夕陽ギャング」はテーマ曲もモリコーネ最高傑作と思います。
「ロリ・マドンナ戦争」、聞いたことありますけどヤバそうなタイトル笑

心臓でポックリ行くのは悲しいラストのような気もしますが、寝たきりにならずポックリいくのは幸せ者・・・
蟷螂の斧
2019年12月19日 06:18
おはようございます。

>「ロリ・マドンナ戦争」

暴力的な映画です。ペキンパー監督映画とはちょっと違った過激さがあります。

>ジェラルディン・チャップリン

お父さんにちょっと似てますね。

>アレック・ギネス

名優の風格。
あうち
2019年12月19日 10:16
おはようございまーす。

ロリコンとマドンナが戦争するようなイメージ笑
放送されたらチェックします!

ジェラルディンは「愛の哀しみのボレロ」で主役級でしたが、歌が上手かったです。
さらにその娘が007に出るとは・・・

「スターウォーズ」でアレックギネスと三船敏郎の対決が実現していたら・・・

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