【ネタバレ】 映画「ノーカントリー」

NO COUNTRY FOR OLD MEN (2007)







公園にコーエン兄弟がいたよ

コーエン兄弟が製作・監督・脚本の「ノーカントリー」撮影も終盤に差しかかったころ。
重いケースを持ち上げようとしたコーエン弟が、「いたたっイテーッ 腰椎ヘルニアになってもーた!」
「だいじょうぶか弟!?」
青ざめる兄、そこへ秘書が電報をもって駆けこんできた。
コーエン兄、大変です! 銀行に預けてあった製作費が底をつきました!」
「なにいーっ」
さらにシガー役のハビエル・バルデムが、「スペインのママが危篤状態になってしもたはもん。緊急に帰国せねばならんちょりす」
次々と襲いくる緊急事態に、ガックリ肩を落とすコーエン兄
「これからクライマックスの撮影なのに・・・ 撮影続行不可能だよ・・・」

こうなったら予定していたベルシガーの最後の戦いをカット、適当に意味ありげなセリフで誤魔化すしかない・・・ 中途半端なラストになってしまうけど。
これには主演ベル役のトミー・リー・ジョーンズも憤慨して、「私の見せ場がまったくないではないか。この惑星では、こういう事態がしばしば起こる」
ところがどっこい。災い転じて福となす・・・

クライマックスに来るはずだった銃撃戦がカットされたことから、観客も批評家も「あれ?これは単なるアクション映画ではないぞ? 何か深いメッセージがある・・・」
考察厨の間で話題を呼び、ついにはアカデミー作品賞・監督賞を受賞!
これにはコーエン兄弟も笑いが止まらない。
「けーけっけっけ! 批評家なんてチョロイもんじゃのう。ありもしない『作者の意図』とやらを好きなだけ考察してればええよ。こっちは大金が転がりこんでウハウハじゃー!」
笑い転げていた兄は、ふと真顔に戻ると、興行収益のドル札がギッチリ詰まったバッグを見下し、「念のため、この金・・・ 通風孔に隠しておくか」

というわけで長々と管理人の妄想を書き連ねてしまいましたが、アウトロー映画祭り第3弾「ノーカントリー」(原題:老人のための国はない)をお送りします。
ベトナム帰りのモスジョシュ・ブローリン)がケダモノを狩ろうと荒野をぶらついてると、とんでもない現場に出くわしたよ。
複数の死体と車が転がっており・・・ 銃撃戦があったに間違いない。
そこはメキシコ・マフィアとアメリカ・マフィアの麻薬取引現場、ふとしたことから頭に血が上って殺し合ったんだねー。
唯一の生存者(死にぞこない)が「水・・・」とヘルプ求めるのを無視して、車のトランクに入っていた現ナマどっさり詰まりんぐケースをかっさらってトンズラするモス

ヤバイ金をいただいてしまった・・・ しかも生存者が気になって水をもって現場に戻ったりするから、ちょうど現場検証していたマフィアと鉢合わせ、追われるハメに。
嫁さんを実家に帰し、自らは現ナマケースを持って逃走するモスだが・・・ 実はケースには小型発信器がついていたので、アメリカ・メキシコ双方のマフィアから追っ手がかかる。
アメリカ組の雇った殺し屋が、本作の真の主人公と言える最強の殺人マシーン、その名はシガー
演じるはスペインの名優ハビエル・バルデム、その真に迫る鬼畜演技で数々の賞を受賞、さらには007シリーズの悪役にも抜擢されました。
殺しの凶器が珍しい道具で、「家畜をほふる時に使う、圧縮空気で太い針が飛び出すボンベみたいなもの」(正式名称は何?)
弾丸が出ないので証拠が残らない(ただし至近距離でないと使えない)というスグレもの。(優れてるか?)
さらに殺す相手が重要でない時は(無理に殺す必要がない時は)コイントスで殺すかどうか決めるという、人の命をもてあそぶ極悪非道ぶり。
本作はこの殺し屋シガーを鑑賞するための映画と言っても過言ではありません。

モスは必死の逃走、シガーを相手になかなかがんばるが、最後はとうとう仕留められてしまう。(殺害シーンはカット)
せっかく逃がした嫁さんも殺されてしまう。(殺害シーンはカット)
なんという非情さ・・・ が、その直後、交通事故に巻きこまれたシガーは利腕を複雑骨折。
死神のごとき殺し屋も、自らの一瞬先の運命は見通せないのだ・・・
これ 事故ったー
https://www.youtube.com/watch?v=YXVOWDyAM6w

よし、今のシガーなら勝てる!
主人公の保安官ベルトミー・リー・ジョーンズ)よ、モス夫妻の仇を取れ!
だがシガーにビビッてしまった保安官、引退を決意。
最近見た夢の話などをダラダラしゃべってるうちにEND。
END?
いや、これ保安官が恐怖に打ち勝ってシガーと対決しないとおかしいだろ?

まず頭に浮かんだのは、「レコーダーの動作不良で最後まで録画できなかったのではないか」ということ。
以前にレコーダーがクラッシュして、録画してあった映画100本近くが消えてしまったことがありましたが、クラッシュ前に正常に録画できないなど数々のトラブルがありました。
次に何か大事件が起きて、放送が途中で打ち切られたのではないかと疑いましたが、どれもちがいました。
正真正銘、これで映画は終わってしまったのです。
うーん、激しくガッカリ・・・
ラスト直前まで面白かったからこそ、途中で打ち切られてガッカリしているのです。

こういう罪作りな映画ばかり撮ってると、いつか観客の恨みを買って消されることになるよ・・・
などと言ってたら、とつぜん「コーエン兄弟、自室で死亡」のニュースが飛びこんでまいりました。
2人とも額を撃ち抜かれてますが、銃弾は発見されず・・・
なぜか通風孔のカバーが外され、床にはカバーを留めるネジとともにコインが置かれていたそうです・・・


ハビエル・バルデム出演作品ネタバレ
「007/スカイフォール」
https://puripuriouch.at.webry.info/201305/article_10.html
「コラテラル」
https://puripuriouch.at.webry.info/201905/article_19.html

トミー・リー・ジョーンズ出演作ネタバレ
「スペース カウボーイ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201710/article_18.html
「マラヴィータ」
https://puripuriouch.at.webry.info/201806/article_10.html
「JFK」
https://puripuriouch.at.webry.info/201808/article_13.html
「ある愛の詩」
https://puripuriouch.at.webry.info/201904/article_10.html


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この記事へのコメント

綾小路清隆(仮名)
2019年11月05日 14:15
コーエン兄弟の映画は2000年代以後にようやく大ヒットに恵まれるようになったそうで、
本作は「オー!ブラザー」からのコメディ要素を薄めた作風ながら映画賞を賑わせたそうです。この後の「バーン、アフター、リーディング」は再びコメディに戻りこの映画以上の大ヒットに恵まれたとか♪
90年代まで映画祭の常連だけど興業収入は赤字の連続で、どこか「万引き家族」の是枝映画と共通してますなあ(是枝監督もコーエン兄弟とジャンルは違ってもどこか同じ所があるって語ってた)
あうち
2019年11月05日 19:16
私も今回初めてコーエン兄弟の作品を見ました。
もう1本(タイトル忘れたけどコメディー)が録画してありますので、いずれ取り上げる予定です。
それにしても本作のバイオレンスを見た後で、兄弟がもともとコメディー畑の人と聞くと妙な感じがしますなあ。
是枝監督見たことないんですけど、似てるんですか・・・
綾小路清隆(仮名)
2019年11月05日 20:27
初監督が低予算のサスペンス「ブラッド、シンプル」で、この映画がサンダンス映画祭(ロバート、レッドフォードが主催者の映画祭で、70年代末からの歴史がある映画祭)で絶賛され、以後はコメディとサスペンスを中心に活躍してますね。一方で読書家だったこともあり、ハードボイルドや古典文学の翻案した映画も多く、2000年代の大ヒット「オー!ブラザー」は「オデュッセイア」の翻案らしいです。「ビッグ、リボウスキ」はチャンドラーの「大いなる眠り」の翻案みたいですが、どちらも未見ですね。
あうち
2019年11月05日 20:51
ほう、なかなかインテリな兄弟なんですなあ。
マトリックスの兄弟みたいに性転換とかしないといいですが・・・
オデュッセイアの映画は見てみたいですね、ちゃんと怪獣とか出てくるかな?(そういう映画ではなさそう)

レッドフォードは映画祭も主催してたのか、映画界への貢献度がすごいな・・・

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