【ネタバレ】 映画「赤ひげ」

赤ひげ(1965) 東宝

赤ひげ[東宝DVD名作セレクション]
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血圧130こえたら? これで皆も喜ぶであろう

名コンビ黒澤明三船敏郎祭りも最終回、山本周五郎原作の「赤ひげ」をお送りします。
「青ひげ」は殺人鬼ですが、「赤ひげ」は「医は仁術」を体現する熱血ドクター。
三船演じる赤ひげのキャラクターの魅力こそ本作を支える大きな柱なんですが、意外と出番少ないのね。
ビックリしたのが女郎屋で用心棒たちを相手の大立ち回り。
人体の構造を知り尽くした医者ならでは、敵の手足をバキバキ折ってしまう赤ひげ先生の暴れっぷりがスゴイ。(その後で「医者がこんなことをしてはイカン!」と自分で言うのは笑えますが)
これ、「必殺仕置人」山崎努が演じる「念仏の鉄」の戦い方そのままじゃないですか。
こんなところに原点があったとは・・・(さらにもっと後、「グラップラー刃牙」のドクター格闘家・鎬紅葉もこんな風に戦うよね)
その山崎努が珍しく?心の清らかな病人役で登場、安らかに死んでいくのも見どころ。

原作は未読ですが短編集だろうな、と容易に察せられまする構成。
いろいろなエピソードをつなぎ合わせた物語、映画よりもTVドラマの方が向いてるかもなー。
長崎での留学を終えたエリート加山雄三は、幕府直営病院の医師として出世街道をスイスイ行けるものと思っていたら、小石川診療所で働くよう辞令が出た。
小石川もけっこう上級な病院じゃね?という気もするが、この物語では貧乏な庶民向けの「営利より社会福祉」をモットーとした診療所ということになっている。(でも敷地はかなり広い)
もちろん所長は赤ひげこと三船敏郎雄三は今日から所長の右腕となって死ぬ気でバリバリ働け!
だが雄三は勝手に自分の勤務先を決められたうえに、長崎での研究ノートまで赤ひげに取り上げられてしまい(最新医療の知識は独占するものではなく皆で共有するのだ!)、そのうえ江戸で待ってるはずの許嫁まで彼を見捨てて他の男に走ってしまうし、とにかく不愉快でおもしろくない。
こうなったら白衣も着ないしルールにも従わないし、赤ひげに徹底的に逆らってやる!

が、次々と病人は運びこまれてくるし、病気だけでなく患者の人生の面倒まで見ないといけないし、とにかく大忙しの毎日。
個々の患者のエピソードはけっこうベタな人情話なので割愛させていただきますが、いろいろな経験が雄三を成長させ、しだいに赤ひげに敬意を抱くようになっていく。(ベタな展開)
そしてついに一家心中の悲劇から哀れな子供を救い出した!
はーめでたしめでたし。
今では立派に右腕を務めるようになった雄三、だが当初の希望が通って幕府直営の偉い人専用病院への転属が決まった。
「イヤです!私は赤ひげ先生のもとでまだまだ働くんです!」
またしても駄々をこねる雄三、「バカもの!後悔するぞ」と赤ひげも困り顔。
(実はお前より優秀な新人が来ることになったから、お前には出ていってほしいんだよねー)というオチだったらおもしろかったんですけどね・・・
どうも善人ばかりの人情話というのは苦手です。

その他にも志村喬笠智衆東野英治郎常田富士男菅井きん西村晃土屋嘉男などの豪華出演陣ですが、どこに出てたのか覚えてないや・・・


黒澤明監督作品のネタバレ
「羅生門」
https://puripuriouch.at.webry.info/201804/article_20.html
「蜘蛛巣城」
https://puripuriouch.at.webry.info/201905/article_a13f175cfa.html
「用心棒」
http://puripuriouch.at.webry.info/201706/article_5.html
「椿三十郎」
http://puripuriouch.at.webry.info/201802/article_5.html
「天国と地獄」
http://puripuriouch.at.webry.info/201711/article_11.html
「隠し砦の三悪人」
https://puripuriouch.at.webry.info/201811/article_4e790ff509.html
「七人の侍」
https://puripuriouch.at.webry.info/201904/article_dacafe317f.html

黒澤作品以外の三船敏郎出演作品ネタバレ
フランケンハイマー監督の「グラン・プリ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201209/article_12.html
テレンス・ヤング監督の「レッド・サン」
http://puripuriouch.at.webry.info/201304/article_2.html
スピルバーグ監督の「1941」
http://puripuriouch.at.webry.info/201302/article_3.html
「人間の証明」
http://puripuriouch.at.webry.info/201705/article_6.html
「日本の首領(ドン) 野望篇」
http://puripuriouch.at.webry.info/201511/article_1.html

加山雄三出演作品ネタバレ
「椿三十郎」
https://puripuriouch.at.webry.info/201802/article_5.html
「八甲田山」
http://puripuriouch.at.webry.info/201411/article_12.html
「エスパイ」
http://puripuriouch.at.webry.info/201310/article_18.html

山崎努出演作品ネタバレ
「天国と地獄」
https://puripuriouch.at.webry.info/201711/article_11.html
「八つ墓村」
http://puripuriouch.at.webry.info/201509/article_6.html
「ラーメンガール」
https://puripuriouch.at.webry.info/201902/article_8.html


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この記事へのコメント

綾小路清隆(仮名)
2019年11月22日 20:39
実はこの映画、読書家な黒沢明ならではの色んな文芸作の要素がミックスした映画らしいです。
山本周五郎はこの映画を観て大いに絶賛したそうです。おもにこの映画の要素になってるのが、ドストエフスキーだったかトルストイだったかの「貧しき人々」やゴーリキーといった海外の文豪作の要素がミックスされてるみたいです(トルストイの小説で全巻あるのは「戦争と平和」ですが、まだ全巻読んでません)ゴーリキーも読んだことないです…
あうち
2019年11月22日 23:08
ウイキによると後半のエピソードがドストエフスキーからいただいたみたいですね。
ロシア文学とかまったく読んだことありませんが、戦争と平和を読んでおられるとはスゴイ!
とりあえずもう少し短くしてほしいですね、ロシアの小説・・・
綾小路清隆(仮名)
2019年11月22日 23:52
ちなみに、この映画の前にゴーリキーの小説を江戸時代に翻案した「どん底」を製作してます。
この映画も製作には「蜘蛛巣城」の成功で自信があったと言われてますが、楽しい時代劇とは程遠いらしく、今でも評価や好き嫌いの多い黒澤映画だとか(まだ未見ですが)「まあだだよ」が遺作になってしまった黒澤監督もその映画の後には「戦争と平和」、「カラマーゾフの兄弟」、「罪と罰」、「アンナ、カレーニナ」といったロシア文学の翻案を企画または構想してた説があるらしいですね(生前に家族や常連俳優に語ってたり、読書しながらメモを書いてた姿を目撃されていたとか…)
黒澤版の「戦争と平和」って…想像つかないですねえ…
あうち
2019年11月23日 00:16
あ、どん底ってゴーリキーでしたか。
今思いましたがゴーリキー原作のドラマをゴーリキあやめが主演したら面白いですね。
それほどロシアに入れこんでたのか黒澤監督、そういえば黒澤の残した脚本をロシアで映画化したみたいのありましたね。
テルスウルーザとか、そんな感じのタイトル。
綾小路清隆(仮名)
2019年11月23日 17:41
三船敏郎とのコンビ期間と言われてた50年代に唯一三船敏郎が出演してない「生きる」という映画。何年か前にスピルバーグ監督、トム、ハンクス主演でリメイクとか、スコセッシとデニーロのコンビ復活でリメイクかと言った情報があったそうですが、いまだに続報がありませんなあ(デニーロに志村喬の役が会うのかなあ…)
WOWOWでやってる「ハリウッドエクスプレス」という映画情報の番組によると、今後は「暴走機関車」のリメイクや「どん底」のリメイクがありそうとか…
黒澤明かスティーブン、キング頼みが続きそうですね、ハリウッドはって言ってました(月末の注目作は「シャイニング」の待望?の続編「ドクタースリープ」が公開されます…
あうち
2019年11月23日 21:13
「生きる」も録画しておいたのに、レコーダーのクラッシュでパアになってしまいました・・・
デ・ニーロならなんでもできそう笑
「レナードの朝」で難病の役も経験済みですしね。
「暴走機関車」もリメイクするのか・・・
あれでじゅうぶんな気もするけど・・・

最近「シャイニング」のアクセスが増えてると思ったら、続編が作られてたのですね。
それにしてもいまだにキング頼みとは・・・
後継者が出てこないんですかねー。

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