【ネタバレ】 「銀河パトロール隊」 E・E・スミス
GALACTIC PATROL (1937)
Edward E. Smith

銀河パトロール隊 レンズマン・シリーズ
「スターウォーズ」の原点、スペースオペラ最高峰かな?
読書の秋、SF小説7冊一気読み3本目!
うーん懐かしい、小学生の時に図書館で借りて以来の「レンズマン」シリーズ第1作「銀河パトロール隊」をお送りします。
もともと学校の図書室に第6作を子供向けにリライトした「銀河系防衛軍」(だっけ?)が置いてあって、それでハマったんだったな。
その後、公立図書館でハヤカワ文庫を発見、「キャプテン・フューチャー」に続いて「レンズマン」を読み始めたのでした。(その次は「ジェイムスン教授」シリーズ、懐かしい・・・)
今読んでみると、えらく読みづらい笑
よく小学生でこんな文章読んでたなー。
原作自体が古い、翻訳が古い、さらに理系が書いてる読みにくい文章、という三重苦。
それでも壮大なスケールとイマジネーションに、ありし日のワクワク感が甦ってきます。
あらためて「スターウォーズ」に似通った世界観で驚きましたが(レンズマン=ジェダイ、レンズ=フォースと置き換え可能)、そういえば初めて読んだ時は「スターウォーズ」製作前だったから、まったく意識してなかったな。
ハリウッドはどうしてこれを映画化しないかなー?
映像化といえば、実は日本でアニメ化してるんですよねー。
アニメ映画「SF新世紀レンズマン」、なんと主題歌がアルフィー。
これ
https://www.youtube.com/watch?v=nR0ygVScCLI
で、その後にTVアニメ「GALACTIC PATROL レンズマン」が製作され、こちらは最初の何回か見たけど、面白くなくて切りました。
NHKでアニメ化された「キャプテン・フューチャー」の方がマシ・・・
TV版主題歌(アルフィーではない) いかにも80年代アニソン
https://www.youtube.com/watch?v=ge6kDJ9I6x8
ではまず「レンズマン、ホワーット?」という方のため、シリーズの後の方で明かされる中二病心くすぐる壮大な設定からご説明しましょう。
この宇宙には正義の宇宙人と悪い宇宙人がいるんじゃー!
神に等しい力を持つ正しい宇宙人=アリシア人と、宇宙の支配を目指す邪悪な宇宙人=ボスコニア人の果てしない争いが、はるかウン千億年前くらいから続いていたっぽい。
アリシア人は地球をはじめ幾千の星を「正義の星」となるよう導いて、ボスコニアを滅ぼす勢力に育てようとする。
一方のボスコニアもそれらの星の歴史に干渉、破滅させようとする。
たとえば地球では暴君ネロとかヒットラーはボスコニアに操られていたっぽい。
で、アリシア人は育ててきた文明の中から正義感あふれるヒーローっぽい人を選別、「レンズ」と呼ばれるレンズっぽい物質を授けてきた。(地球人以外の異星人にも、勇気ある正義っぽい人には与える)
このレンズは宇宙の平和を守る「レンズマン」の認識票、複製もできないし成分の調査もできない謎の物質でできている。
このレンズを使うとテレパシーで異星人と会話できるし、無線機代わりに通信もできる。(実はそれ以上の力が秘められているのじゃ・・・)
そして今、銀河パトロール学校を首席で卒業した青年キムボール・キニスン(キム)はレンズを授与され、新米レンズマンとなって宇宙海賊ボスコーンとの戦いの最前線へ飛びこんでいくのだった。
第1巻の時点では、ボスコーンは地球を超越する科学力を有しているものの、単なる宇宙の犯罪集団と考えられており、背後にボスコニア文明などが控えていようとはアリシア人以外誰も知らない。
キムはドラゴンのようなヴェランシア人のウォーゼル、樽のようなリゲル人のトレゴンシーといた異星人レンズマンに協力してもらいながら、ボスコーンと熾烈な戦いを繰り広げる。(ウォーゼルもトレゴンシーも本格的な活躍は次巻以降)
車輪人間の惑星では重傷を負ってしまうキム、だが美人看護婦クリス(後の嫁)に看病されて復活!
最終決戦の前に神秘の惑星アリシアに飛び、レンズマンとしてもう一段高見にいたるため、アリシア人に指導してもらう。
この「修行」の場面がヨーダのもとで訓練を受けるルークを思い出すんだよな・・・
その結果、人間を自在に操ってしまう強力なテレパシー、強力な透視力といったレンズが秘めたさらなる力をものにするキム。
ついにボスコーン本拠の惑星を惑星を突きとめ、首領ヘルマスを倒したバンジャーイ
そして第2巻「グレーレンズマン」へと続く!
今読んでもなかなか楽しめたし、続刊が手に入ったらまたレビューしまっせー。
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クリスタルガイザー 500ml×24本 [並行輸入品]

キリン 生茶 525mlPET ×24本
Edward E. Smith

銀河パトロール隊 レンズマン・シリーズ
「スターウォーズ」の原点、スペースオペラ最高峰かな?
読書の秋、SF小説7冊一気読み3本目!
うーん懐かしい、小学生の時に図書館で借りて以来の「レンズマン」シリーズ第1作「銀河パトロール隊」をお送りします。
もともと学校の図書室に第6作を子供向けにリライトした「銀河系防衛軍」(だっけ?)が置いてあって、それでハマったんだったな。
その後、公立図書館でハヤカワ文庫を発見、「キャプテン・フューチャー」に続いて「レンズマン」を読み始めたのでした。(その次は「ジェイムスン教授」シリーズ、懐かしい・・・)
今読んでみると、えらく読みづらい笑
よく小学生でこんな文章読んでたなー。
原作自体が古い、翻訳が古い、さらに理系が書いてる読みにくい文章、という三重苦。
それでも壮大なスケールとイマジネーションに、ありし日のワクワク感が甦ってきます。
あらためて「スターウォーズ」に似通った世界観で驚きましたが(レンズマン=ジェダイ、レンズ=フォースと置き換え可能)、そういえば初めて読んだ時は「スターウォーズ」製作前だったから、まったく意識してなかったな。
ハリウッドはどうしてこれを映画化しないかなー?
映像化といえば、実は日本でアニメ化してるんですよねー。
アニメ映画「SF新世紀レンズマン」、なんと主題歌がアルフィー。
これ
https://www.youtube.com/watch?v=nR0ygVScCLI
で、その後にTVアニメ「GALACTIC PATROL レンズマン」が製作され、こちらは最初の何回か見たけど、面白くなくて切りました。
NHKでアニメ化された「キャプテン・フューチャー」の方がマシ・・・
TV版主題歌(アルフィーではない) いかにも80年代アニソン
https://www.youtube.com/watch?v=ge6kDJ9I6x8
ではまず「レンズマン、ホワーット?」という方のため、シリーズの後の方で明かされる中二病心くすぐる壮大な設定からご説明しましょう。
この宇宙には正義の宇宙人と悪い宇宙人がいるんじゃー!
神に等しい力を持つ正しい宇宙人=アリシア人と、宇宙の支配を目指す邪悪な宇宙人=ボスコニア人の果てしない争いが、はるかウン千億年前くらいから続いていたっぽい。
アリシア人は地球をはじめ幾千の星を「正義の星」となるよう導いて、ボスコニアを滅ぼす勢力に育てようとする。
一方のボスコニアもそれらの星の歴史に干渉、破滅させようとする。
たとえば地球では暴君ネロとかヒットラーはボスコニアに操られていたっぽい。
で、アリシア人は育ててきた文明の中から正義感あふれるヒーローっぽい人を選別、「レンズ」と呼ばれるレンズっぽい物質を授けてきた。(地球人以外の異星人にも、勇気ある正義っぽい人には与える)
このレンズは宇宙の平和を守る「レンズマン」の認識票、複製もできないし成分の調査もできない謎の物質でできている。
このレンズを使うとテレパシーで異星人と会話できるし、無線機代わりに通信もできる。(実はそれ以上の力が秘められているのじゃ・・・)
そして今、銀河パトロール学校を首席で卒業した青年キムボール・キニスン(キム)はレンズを授与され、新米レンズマンとなって宇宙海賊ボスコーンとの戦いの最前線へ飛びこんでいくのだった。
第1巻の時点では、ボスコーンは地球を超越する科学力を有しているものの、単なる宇宙の犯罪集団と考えられており、背後にボスコニア文明などが控えていようとはアリシア人以外誰も知らない。
キムはドラゴンのようなヴェランシア人のウォーゼル、樽のようなリゲル人のトレゴンシーといた異星人レンズマンに協力してもらいながら、ボスコーンと熾烈な戦いを繰り広げる。(ウォーゼルもトレゴンシーも本格的な活躍は次巻以降)
車輪人間の惑星では重傷を負ってしまうキム、だが美人看護婦クリス(後の嫁)に看病されて復活!
最終決戦の前に神秘の惑星アリシアに飛び、レンズマンとしてもう一段高見にいたるため、アリシア人に指導してもらう。
この「修行」の場面がヨーダのもとで訓練を受けるルークを思い出すんだよな・・・
その結果、人間を自在に操ってしまう強力なテレパシー、強力な透視力といったレンズが秘めたさらなる力をものにするキム。
ついにボスコーン本拠の惑星を惑星を突きとめ、首領ヘルマスを倒したバンジャーイ
そして第2巻「グレーレンズマン」へと続く!
今読んでもなかなか楽しめたし、続刊が手に入ったらまたレビューしまっせー。
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この記事へのコメント
本自体が紛失してしまい、面白かった記憶はあれど、タイトルも主人公も思い出せず15年ほどどっかでモヤモヤしておりました。
このサイトにはたまたま寄ったのですが、レンズマン、車輪人間、という単語が目に入った瞬間のフラッシュバックときたら、、
ありがとうございました!
こんな単純なタイトルだったとは!!
お役に立てて何よりです・・・
蔵書にレンズマンがあるとはステキなお父様!
私も子供のころ読んで、変わった小説だなあと思いました。
正義の側、悪の側にそれぞれ後見となる文明が出てくるんですが、正義の側の後見人が圧倒的に強いw
悪の側はもう徹底的にやられて気の毒になるほどでした。
アニメ版はそのへん全然ストーリーにのせてなくて面白くなかったですね。
アニメは第1話くらいしか見てないのですが、背景となる設定の描写がないのですか・・・ それはツマランですねー。
見なくてよかった・・・
みなさん、子供のころに読まれる方が多いみたいですね。