【ネタバレ】 映画「告白小説、その結末」
D'APRES UNE HISTORIE VRAIE (2017)

告白小説、その結末(字幕版) - エマニュエル・セニエ, エヴァ・グリーン, ヴァンサン・ペレーズ, ロマン・ポランスキー, オリヴィエ・アサイヤス, ロマン・ポランスキー
「ミザリー」と「ファイトクラブ」を足して2で割った感じ?
夏のサスペンス劇場も最終回、せしぼ~ん、ふろま~じゅ、せせぽわ~る!(訳:今回はフランス映画です)
ロマン・ポランスキー監督のミステリアスな「告白小説、その結末」をお送りします。
思えば当ブログの映画ネタバレはポランスキー監督「ローズマリーの赤ちゃん」からスタートしたのでした。
ようやく3本目のポラ映画。(近いうちに「戦場のピアニスト」もやりますよ!「テス」はもちょっと後)
本作ではヒロインの女流作家を監督の妻(後妻だよね?)エマニュエル・セニエが演じていますが、ポランスキー夫人と言えば、どうしても思い出すのがシャロン・テート、そしてその凄惨な最期・・・
近年になってタランティーノ監督が「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で実話を映画してましたが(よく映画化できたなあ・・・)、ポランスキー監督をラファル・ザビエルチャ、夫人のシャロン・テートをマーゴット・ロビーが演じています。(ブラピがポランスキーで、ディカプリオがシャロン・テートかと思ってた?)
話がゴチャゴチャしてまいりましたが、クエンティン・タランティーノ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でラファル・ザビエルチャが演じたロマン・ポランスキーが監督、その妻でマーゴット・ロビー演じたシャロン・テートの死後、後妻となったエマニュエル・セニエが主人公デルフィーヌを演じた「告白小説、その結末」のあらすじをまとめたいと思います。
デルフィーヌは自殺した母の生涯を赤裸々につづった告白小説でベストセラー作家の地位に。
栄光と引きかえに、「身内の恥をさらして有名作家になるとは、恥を知れ」みたいな匿名の手紙も届いて、気分は鬱に。
だまらっしゃい! 作家は利用できる素材はなんでも利用するんだよ!
タランティーノ監督なんて身内でもないくせにシャロン・テートの凄惨な事件をネタに映画を作ってるぞ。(その話題から離れようよ・・・)
新作が期待されるデルフィーヌだが、鬱な気分ばかり溜まっていって、WORD(マルC、マイクロソフト)を立ち上げても一言の文章も打てず・・・ 「明日にするわ」
その気持ちわかる! 明日がんばればいんだ!
ところでポランスキーって「昔の監督」というイメージが頭にあったので、作中に電子メールだのフェイスブックだの出てくると違和感バリバリ笑(だってシャロン・テート事件が50年以上前だよ?)
さて物語が本題に入るのは、デルフィーヌのサイン会に美しく知的な1人の女性が現れてから・・・
名前を訪ねると、「エル(彼女)」という答え。
エル、知ってるか 死神は林檎しか食べない(それはちがうエル)
この「彼女」を演じるのが「007/カジノ・ロワイヤル」で悲劇的最後を遂げる(あ、ネタバレしちゃった)エヴァ・グリーン。
うううううんん(苦悩)、エヴァ・グリーンあんまり好きじゃない・・・たぶん眉毛がキライ。
自らもゴーストライダーの仕事をしているというエル、デルフィーヌの熱心なファンでグイグイ迫ってくる。
2人はたちまち意気投合、ついには同居、エルはデルフィーヌの秘書気取りでスケジュール管理まで始める。(レズビアン的な雰囲気もあるが・・・ オバサン同士だから尊くない!)
だんだん図々しさがエスカレートしていくエルに辟易するデルフィーヌだが・・・(お、「ミザリー」を思い出す展開)
エルの身の上話を聞いて、その波乱万丈さに魅せられてしまう。
ピコーン「これだ! エルこそ私の次回作のネタになるべき素材!」
正直に話して取材させてもらえばいいのに、次回作のことは隠したまま、エルを誘導してその半生を語らせようと企むデルフィーヌ。(後で訴えられるよ!)
よからぬことを考えてるのは、鋭いエルにはお見通しのようだが・・・
このあたりで感じる違和感・・・ いや、「彼女」と名乗った時から予感はしていたが・・・
このエルさん、主人公以外とはまったく会話してないのです。
これはアレだね、「主人公の分身」パターンではないのか?
で、ある日デルフィーヌはアパートの階段から転落、右足を骨折。(完全なる事故、たぶん)
折れた足で階段を上がる生活はキツイので、エルが用意したカントリーハウスに引っ越し。
エル、知ってるか カントリーハウスはひとけのない田舎にある
ここで本性を表すエル、デルフィーヌを半ば監禁、スマホも取り上げ、毒の入った料理を食わす・・・ 完全に「ミザリー」!
折れた足を引きずり決死の脱出、車に引かれそうになってドブに落ちるデルフィーヌ・・・ 翌朝、工事の人が凍死寸前の彼女を発見した!
無事に保護されたデルフィーヌのもとへ、別居中の夫がかけつける。
何度もスマホでエルと話していたはずだが、「いや、僕は1度も話したことはないよ」
エルはどこかに消えてしまった・・・
というスッキリしないオチ。
やっぱりエル=もうひとりの自分だろ。
でもエルが実在しない人間なら、彼女の生い立ちを小説にしてもまったく問題がない、ということになります。(デルフィーの潜在意識が作り出したファンタジーだからね)
デルフィーにはまったく記憶はないのだが、いつの間にか新作は執筆され、出版社に送られ、ベストセラーになっていた・・・
サイン会にはファンが押し寄せ密集クラスター・・・
これは作家にとって夢のような結末。
小人さんが靴を修理してくれていた!的な
ロマン・ポランスキー監督作品ネタバレ
「ローズマリーの赤ちゃん」
http://puripuriouch.at.webry.info/201209/article_7.html
「チャイナタウン」
https://puripuriouch.at.webry.info/201804/article_12.html
エヴァ・グリーン出演作品ネタバレ
「007/カジノ・ロワイヤル」
https://puripuriouch.at.webry.info/201311/article_2.html
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告白小説、その結末(字幕版) - エマニュエル・セニエ, エヴァ・グリーン, ヴァンサン・ペレーズ, ロマン・ポランスキー, オリヴィエ・アサイヤス, ロマン・ポランスキー
「ミザリー」と「ファイトクラブ」を足して2で割った感じ?
夏のサスペンス劇場も最終回、せしぼ~ん、ふろま~じゅ、せせぽわ~る!(訳:今回はフランス映画です)
ロマン・ポランスキー監督のミステリアスな「告白小説、その結末」をお送りします。
思えば当ブログの映画ネタバレはポランスキー監督「ローズマリーの赤ちゃん」からスタートしたのでした。
ようやく3本目のポラ映画。(近いうちに「戦場のピアニスト」もやりますよ!「テス」はもちょっと後)
本作ではヒロインの女流作家を監督の妻(後妻だよね?)エマニュエル・セニエが演じていますが、ポランスキー夫人と言えば、どうしても思い出すのがシャロン・テート、そしてその凄惨な最期・・・
近年になってタランティーノ監督が「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で実話を映画してましたが(よく映画化できたなあ・・・)、ポランスキー監督をラファル・ザビエルチャ、夫人のシャロン・テートをマーゴット・ロビーが演じています。(ブラピがポランスキーで、ディカプリオがシャロン・テートかと思ってた?)
話がゴチャゴチャしてまいりましたが、クエンティン・タランティーノ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でラファル・ザビエルチャが演じたロマン・ポランスキーが監督、その妻でマーゴット・ロビー演じたシャロン・テートの死後、後妻となったエマニュエル・セニエが主人公デルフィーヌを演じた「告白小説、その結末」のあらすじをまとめたいと思います。
デルフィーヌは自殺した母の生涯を赤裸々につづった告白小説でベストセラー作家の地位に。
栄光と引きかえに、「身内の恥をさらして有名作家になるとは、恥を知れ」みたいな匿名の手紙も届いて、気分は鬱に。
だまらっしゃい! 作家は利用できる素材はなんでも利用するんだよ!
タランティーノ監督なんて身内でもないくせにシャロン・テートの凄惨な事件をネタに映画を作ってるぞ。(その話題から離れようよ・・・)
新作が期待されるデルフィーヌだが、鬱な気分ばかり溜まっていって、WORD(マルC、マイクロソフト)を立ち上げても一言の文章も打てず・・・ 「明日にするわ」
その気持ちわかる! 明日がんばればいんだ!
ところでポランスキーって「昔の監督」というイメージが頭にあったので、作中に電子メールだのフェイスブックだの出てくると違和感バリバリ笑(だってシャロン・テート事件が50年以上前だよ?)
さて物語が本題に入るのは、デルフィーヌのサイン会に美しく知的な1人の女性が現れてから・・・
名前を訪ねると、「エル(彼女)」という答え。
エル、知ってるか 死神は林檎しか食べない(それはちがうエル)
この「彼女」を演じるのが「007/カジノ・ロワイヤル」で悲劇的最後を遂げる(あ、ネタバレしちゃった)エヴァ・グリーン。
うううううんん(苦悩)、エヴァ・グリーンあんまり好きじゃない・・・たぶん眉毛がキライ。
自らもゴーストライダーの仕事をしているというエル、デルフィーヌの熱心なファンでグイグイ迫ってくる。
2人はたちまち意気投合、ついには同居、エルはデルフィーヌの秘書気取りでスケジュール管理まで始める。(レズビアン的な雰囲気もあるが・・・ オバサン同士だから尊くない!)
だんだん図々しさがエスカレートしていくエルに辟易するデルフィーヌだが・・・(お、「ミザリー」を思い出す展開)
エルの身の上話を聞いて、その波乱万丈さに魅せられてしまう。
ピコーン「これだ! エルこそ私の次回作のネタになるべき素材!」
正直に話して取材させてもらえばいいのに、次回作のことは隠したまま、エルを誘導してその半生を語らせようと企むデルフィーヌ。(後で訴えられるよ!)
よからぬことを考えてるのは、鋭いエルにはお見通しのようだが・・・
このあたりで感じる違和感・・・ いや、「彼女」と名乗った時から予感はしていたが・・・
このエルさん、主人公以外とはまったく会話してないのです。
これはアレだね、「主人公の分身」パターンではないのか?
で、ある日デルフィーヌはアパートの階段から転落、右足を骨折。(完全なる事故、たぶん)
折れた足で階段を上がる生活はキツイので、エルが用意したカントリーハウスに引っ越し。
エル、知ってるか カントリーハウスはひとけのない田舎にある
ここで本性を表すエル、デルフィーヌを半ば監禁、スマホも取り上げ、毒の入った料理を食わす・・・ 完全に「ミザリー」!
折れた足を引きずり決死の脱出、車に引かれそうになってドブに落ちるデルフィーヌ・・・ 翌朝、工事の人が凍死寸前の彼女を発見した!
無事に保護されたデルフィーヌのもとへ、別居中の夫がかけつける。
何度もスマホでエルと話していたはずだが、「いや、僕は1度も話したことはないよ」
エルはどこかに消えてしまった・・・
というスッキリしないオチ。
やっぱりエル=もうひとりの自分だろ。
でもエルが実在しない人間なら、彼女の生い立ちを小説にしてもまったく問題がない、ということになります。(デルフィーの潜在意識が作り出したファンタジーだからね)
デルフィーにはまったく記憶はないのだが、いつの間にか新作は執筆され、出版社に送られ、ベストセラーになっていた・・・
サイン会にはファンが押し寄せ密集クラスター・・・
これは作家にとって夢のような結末。
小人さんが靴を修理してくれていた!的な
ロマン・ポランスキー監督作品ネタバレ
「ローズマリーの赤ちゃん」
http://puripuriouch.at.webry.info/201209/article_7.html
「チャイナタウン」
https://puripuriouch.at.webry.info/201804/article_12.html
エヴァ・グリーン出演作品ネタバレ
「007/カジノ・ロワイヤル」
https://puripuriouch.at.webry.info/201311/article_2.html
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この記事へのコメント
後、ポランスキー映画で観たのはピアース、ブロスナンが政治家役を演じたユアン、マクレガー主演映画の「ゴーストライター」ですねえ。ユアン、マクレガーがブロスナンのゴーストライターをやるはめになって色々な事件が起きるスリラー映画ですねえ。
公開は10年ぐらい前ですが、話題になって注目されたのは公開から5年近くたって、あの佐村河内騒動が起きてからだったそうで…
あえて違いを言えば、こっちの映画では自伝か回顧録を巡る話であちらは作曲を巡る話ってぐらい(映画観て大分たってるので曖昧ですが…)
そんな映画があったとは、チェックしてみます。
佐村河内騒動ってもっと10年以上昔では?
だいぶ懐かしい記憶・・・