【ネタバレ】 映画「トラ・トラ・トラ!」
TORA! TORA! TORA! (1970)

トラ・トラ・トラ! (字幕版) - Martin Balsam, Joseph Cotton, E.G. Marshall, James Whitmore, Jason Robards, So Yamamura, Tatsuya Mihashi, Takahiro Tamura, Eijiro Tono, Koreya Senda, Richard Fleischer, Toshio Masuda, Kinji Fukasaku
我、奇襲に成功せり! あとは知らーん
来週から、またしても入院になります。
今度は教育入院といって、合宿のような形で糖尿病の学習をするもので、手術とかないので気楽です。
血糖値が130まで下がったのですが(最初は440!笑)、やはり不安なので、この際しっかりと勉強して健康な生活に努めたいと思います。
というわけで、しばらく更新はお休み・・・ コメントの返信はできますが、いまだにスマホからの文字入力が苦手なので笑、じゃっかん不自由になりますので、ご了承ください。
それでは戦争と軍隊の映画祭り第1弾!
日米合作の名作「トラ・トラ・トラ!」をお送りします。
アメリカ側の監督はリチャード・フライシャー・・・ 「猿の惑星」の人かと思ったら、それはフランクリン・J・シャフナー監督だった。
「フラ」と「シャ」がつくからゴッチャにしてましたわい・・・
日本側の監督は深作欣二、舛田利雄。(2人とも映画版「必殺」に関わってますな)
おかげで日本サイドから見ても納得のいく作品になりました。(逆にアメリカ人が見たら欲求不満プリプリだろうな)
キャストはアメリカ側は大した人が出てないなあ、ジェイソン・ロバーズ、ジェームズ・ホイットモアしか知ってる人がいない。
一方の日本側は連合艦隊司令官・山本五十六大将に重厚感あふれる山村聡。
南雲中将に「水戸黄門」東野英治郎。
颯爽としてカッコいい飛行隊長に「助け人走る」田村高廣。
お、東條英機には悪役俳優・内田朝雄ですか。(これだけはアメリカ側に配慮して悪人ぽく描く気が満々ですな)
その他に「怪傑ハリマオ」三橋達也、「ゴジラはまかせろ」藤田進、「カネゴンのパパ」浜田寅彦、「深作監督に愛された男(ホモ的な意味ではなく)」室田日出男、「からくり人のラスボス」須賀不二男などなど、渋い顔ぶれ。
ウイキに書いてあったけど、志村喬、山崎努、宮口精二、辰巳柳太郎、渥美清 、藤原釜足、中村敦夫、マコ岩松などが出る予定だけど出なかったり、出たけどカットされたりしたそうだ。(必殺シリーズ出演者が多いなあ)
音楽は久々のジェリー・ゴールドスミス。日本ぽいオープニング曲
https://www.youtube.com/watch?v=bqzGk-5VQw8
ストーリーは史実に沿ってるので、まあ簡単に。
連合艦隊司令官に就任した山本五十六、人類史上初の空母による機動部隊の襲撃を敢行すべく、プランを練る。(というか参謀に練らせる)
「日本がアメリカに勝つにはこれしかない!」という計画ができ上がった・・・ それはアメリカの前進基地ハワイの真珠湾近海までコソーリと機動部隊を進めておいて、宣戦布告と同時に攻撃を仕掛ける・・・
真珠湾に停泊していたアメリカの空母は壊滅、日本と講和を結ぶしかなくなる・・・ というもの。
だが、これには2つの「計算違い」があった・・・ 日本にとっては致命的な手違いが・・・
まだ開戦になるかどうかわからんが、とりあえず南雲中将の指揮で機動部隊は真珠湾そばまでやって来た。
アメリカとの交渉は決裂した!
「新高山登レ1208」(12/8に真珠湾攻撃決行せよ)の通信が届いた!
戦闘機か爆撃機かわからんが飛行部隊、出撃!
ここから先の戦闘シーンがすごい。
日本人にとっては、珍しく胸がスカッとする戦争映画。(不謹慎でスマンね)
【予告】この夏、特別企画「ストビュー散歩・東海道本線(東京-神戸)全駅途中下車の旅」開催します!
連合艦隊へ運命の「ニイタカヤマノボレ」の通信を送った、あのスポットも登場!
こうして日本大勝利となって、機動部隊は引き上げていくのだが・・・
2つの手違い、1つ目・・・ 在米日本大使館のスタッフが無能だったため(というより時間がなさすぎだった?)アメリカ政府に送るはずの宣戦布告のお手紙を英語に訳す作業が遅れてしまい、戦闘が終わってから宣戦布告する形になってしまった。
これではアメリカ人の目には卑劣な「宣戦なき奇襲」と映るだろうし、アメリカ国民の怒りに火をつけるだろう。(と、アメリカ人の心理に詳しい山本長官は考える)
2つ目の手違い、これは運が悪かったとしか言いようがないが、真珠湾にアメリカの空母はいなかった・・・(理由は忘れた)
戦艦みたいのはけっこう沈めたが、空母を取り逃がしてしまったので、この先マズイことになるだろう・・・
初戦には大勝したものの、長官の表情は暗い。
「このままでは済むまい・・・」と予感するところでEND。
まさしく、日本は大変なことになってしまうわけですが。
山本長官もニューギニアで墜落して亡くなってしまうし・・・
東條英機らはA級戦犯となって処刑されるし・・・
【予告】この夏、特別企画「ストビュー散歩・東海道本線(東京-神戸)全駅途中下車の旅」開催します!
巣鴨プリズンで処刑された東條英機らA級戦犯の遺骨は、その後どうなったのか?
あのスポットも登場します!(つい先ほど知ったばかりです)
というわけで、今日はここまで。
皆さま、退院後にまたお会いしましょう。
リチャード・フライシャー監督作品ネタバレ
「ミクロの決死圏」
https://puripuriouch.at.webry.info/201308/article_11.html
「ソイレント・グリーン」
https://puripuriouch.at.webry.info/201209/article_38.html
「キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2」
https://puripuriouch.at.webry.info/201805/article_3.html
山村聰出演作品ネタバレ
「必殺仕掛人」
https://puripuriouch.at.webry.info/201410/article_2.html
「必殺仕掛人・梅安蟻地獄」
https://puripuriouch.at.webry.info/201609/article_7.html
「必殺仕掛人・春雪仕掛針」
https://puripuriouch.at.webry.info/201302/article_4.html
「吉原炎上」
https://puripuriouch.at.webry.info/202001/article_12.html
「世界大戦争」
https://puripuriouch.at.webry.info/201805/article_18.html
「ゴジラvsキングギドラ」
https://puripuriouch.at.webry.info/202005/article_9.html

フジミ模型 1/700 帝国海軍シリーズ No.17 日本海軍航空母艦 翔鶴 フルハルモデル FH-17

フジミ模型 1/700 帝国海軍シリーズ No.20 日本海軍航空母艦 瑞鶴 フルハルモデル FH-20

ハセガワ 1/350 日本海軍 戦艦 長門 昭和十六年 開戦時 プラモデル Z24

トラ・トラ・トラ! (字幕版) - Martin Balsam, Joseph Cotton, E.G. Marshall, James Whitmore, Jason Robards, So Yamamura, Tatsuya Mihashi, Takahiro Tamura, Eijiro Tono, Koreya Senda, Richard Fleischer, Toshio Masuda, Kinji Fukasaku
我、奇襲に成功せり! あとは知らーん
来週から、またしても入院になります。
今度は教育入院といって、合宿のような形で糖尿病の学習をするもので、手術とかないので気楽です。
血糖値が130まで下がったのですが(最初は440!笑)、やはり不安なので、この際しっかりと勉強して健康な生活に努めたいと思います。
というわけで、しばらく更新はお休み・・・ コメントの返信はできますが、いまだにスマホからの文字入力が苦手なので笑、じゃっかん不自由になりますので、ご了承ください。
それでは戦争と軍隊の映画祭り第1弾!
日米合作の名作「トラ・トラ・トラ!」をお送りします。
アメリカ側の監督はリチャード・フライシャー・・・ 「猿の惑星」の人かと思ったら、それはフランクリン・J・シャフナー監督だった。
「フラ」と「シャ」がつくからゴッチャにしてましたわい・・・
日本側の監督は深作欣二、舛田利雄。(2人とも映画版「必殺」に関わってますな)
おかげで日本サイドから見ても納得のいく作品になりました。(逆にアメリカ人が見たら欲求不満プリプリだろうな)
キャストはアメリカ側は大した人が出てないなあ、ジェイソン・ロバーズ、ジェームズ・ホイットモアしか知ってる人がいない。
一方の日本側は連合艦隊司令官・山本五十六大将に重厚感あふれる山村聡。
南雲中将に「水戸黄門」東野英治郎。
颯爽としてカッコいい飛行隊長に「助け人走る」田村高廣。
お、東條英機には悪役俳優・内田朝雄ですか。(これだけはアメリカ側に配慮して悪人ぽく描く気が満々ですな)
その他に「怪傑ハリマオ」三橋達也、「ゴジラはまかせろ」藤田進、「カネゴンのパパ」浜田寅彦、「深作監督に愛された男(ホモ的な意味ではなく)」室田日出男、「からくり人のラスボス」須賀不二男などなど、渋い顔ぶれ。
ウイキに書いてあったけど、志村喬、山崎努、宮口精二、辰巳柳太郎、渥美清 、藤原釜足、中村敦夫、マコ岩松などが出る予定だけど出なかったり、出たけどカットされたりしたそうだ。(必殺シリーズ出演者が多いなあ)
音楽は久々のジェリー・ゴールドスミス。日本ぽいオープニング曲
https://www.youtube.com/watch?v=bqzGk-5VQw8
ストーリーは史実に沿ってるので、まあ簡単に。
連合艦隊司令官に就任した山本五十六、人類史上初の空母による機動部隊の襲撃を敢行すべく、プランを練る。(というか参謀に練らせる)
「日本がアメリカに勝つにはこれしかない!」という計画ができ上がった・・・ それはアメリカの前進基地ハワイの真珠湾近海までコソーリと機動部隊を進めておいて、宣戦布告と同時に攻撃を仕掛ける・・・
真珠湾に停泊していたアメリカの空母は壊滅、日本と講和を結ぶしかなくなる・・・ というもの。
だが、これには2つの「計算違い」があった・・・ 日本にとっては致命的な手違いが・・・
まだ開戦になるかどうかわからんが、とりあえず南雲中将の指揮で機動部隊は真珠湾そばまでやって来た。
アメリカとの交渉は決裂した!
「新高山登レ1208」(12/8に真珠湾攻撃決行せよ)の通信が届いた!
戦闘機か爆撃機かわからんが飛行部隊、出撃!
ここから先の戦闘シーンがすごい。
日本人にとっては、珍しく胸がスカッとする戦争映画。(不謹慎でスマンね)
【予告】この夏、特別企画「ストビュー散歩・東海道本線(東京-神戸)全駅途中下車の旅」開催します!
連合艦隊へ運命の「ニイタカヤマノボレ」の通信を送った、あのスポットも登場!
こうして日本大勝利となって、機動部隊は引き上げていくのだが・・・
2つの手違い、1つ目・・・ 在米日本大使館のスタッフが無能だったため(というより時間がなさすぎだった?)アメリカ政府に送るはずの宣戦布告のお手紙を英語に訳す作業が遅れてしまい、戦闘が終わってから宣戦布告する形になってしまった。
これではアメリカ人の目には卑劣な「宣戦なき奇襲」と映るだろうし、アメリカ国民の怒りに火をつけるだろう。(と、アメリカ人の心理に詳しい山本長官は考える)
2つ目の手違い、これは運が悪かったとしか言いようがないが、真珠湾にアメリカの空母はいなかった・・・(理由は忘れた)
戦艦みたいのはけっこう沈めたが、空母を取り逃がしてしまったので、この先マズイことになるだろう・・・
初戦には大勝したものの、長官の表情は暗い。
「このままでは済むまい・・・」と予感するところでEND。
まさしく、日本は大変なことになってしまうわけですが。
山本長官もニューギニアで墜落して亡くなってしまうし・・・
東條英機らはA級戦犯となって処刑されるし・・・
【予告】この夏、特別企画「ストビュー散歩・東海道本線(東京-神戸)全駅途中下車の旅」開催します!
巣鴨プリズンで処刑された東條英機らA級戦犯の遺骨は、その後どうなったのか?
あのスポットも登場します!(つい先ほど知ったばかりです)
というわけで、今日はここまで。
皆さま、退院後にまたお会いしましょう。
リチャード・フライシャー監督作品ネタバレ
「ミクロの決死圏」
https://puripuriouch.at.webry.info/201308/article_11.html
「ソイレント・グリーン」
https://puripuriouch.at.webry.info/201209/article_38.html
「キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2」
https://puripuriouch.at.webry.info/201805/article_3.html
山村聰出演作品ネタバレ
「必殺仕掛人」
https://puripuriouch.at.webry.info/201410/article_2.html
「必殺仕掛人・梅安蟻地獄」
https://puripuriouch.at.webry.info/201609/article_7.html
「必殺仕掛人・春雪仕掛針」
https://puripuriouch.at.webry.info/201302/article_4.html
「吉原炎上」
https://puripuriouch.at.webry.info/202001/article_12.html
「世界大戦争」
https://puripuriouch.at.webry.info/201805/article_18.html
「ゴジラvsキングギドラ」
https://puripuriouch.at.webry.info/202005/article_9.html

フジミ模型 1/700 帝国海軍シリーズ No.17 日本海軍航空母艦 翔鶴 フルハルモデル FH-17

フジミ模型 1/700 帝国海軍シリーズ No.20 日本海軍航空母艦 瑞鶴 フルハルモデル FH-20

ハセガワ 1/350 日本海軍 戦艦 長門 昭和十六年 開戦時 プラモデル Z24
この記事へのコメント
スケジュールを見ると、毎日講義みたいのは1時間しかやらなくて、スカスカな感じ・・・
コロナ予防のため病院から一歩も出られないというのがキツイ。
明日からスタートで、次の月曜が退院となります。
スマホからでもコメント返信しますよ!
「黒澤明とトラ、トラ、トラ」というマニア向け本も有りました。
音楽は当初、武満徹だったが、黒澤明の辞退を機に降りてジェリー、ゴールドスミスに交代したとか…
他にもこの映画の借金苦の中で「ポセイドンアドベンチャー」を製作したFOX映画もスゴいですなあ…
トラ、トラ、」の借金完済に10年かかったそうな…
よほどの不入りだったんですね笑
当初は黒澤明が監督の予定。山本五十六などの軍人役としてプロの俳優でなく演技の素人を大量に起用したことが大きな話題を呼んだとウィキに書いてありますね。
>キャストはアメリカ側は大した人が出てないなあ
否定できません・・・(苦笑)。
海軍大将役はマーティン・バルサム。「ショーン・コネリー/盗聴作戦」に出ていた人です。
ほう、それは山本五十六などをアマチュアが演じる予定だったということですか?
実現しなくてよかったです。。。
黒澤監督も無謀なこと考えますなあ
ジェイスン、ロバーツがどこに出てるか分からない。。。
何故かこの歌が記事を読みながらリフレインしていたのですが、それは例の「我奇襲に成功せり」の暗号が、ず〜っと「ニイタカヤマノボレ」と思うていたからでせう。トラど言ったらタイガーマスクでんかな。佐山とダイナマイトキッドの闘いは面白かった。佐山マスク剥がれかけましたな。
んで、あーそう映画の話でしたね。
脚本を黒澤が書いただけあるなぁて感じ。CG無し時代の大作にふさわしく、実機が飛ぶ戦争ものとしては、コッポラ「地獄の黙示録」に迫る迫力でねーでしたかなね。あと私、本物のレストアしたゼロ戦が飛ぶショーを見に行ってるんす。
遠目だったから似てるか解らないけど。ゼロ戦好き!
なわけで暁に空母を離艦してゆくゼロ戦に、甲板員が万歳万歳!と見送るシーンで燃えましたな。行けゼロ戦、アメ公をイテこませ!!
そういう愛国な気分になりますな。それはジープの機銃で必死に応戦する米兵の姿にアメリカ人も思うのでは。
新高山って台湾にあるんですってね・・・富士山より高いって。
ところでニイタカヤマノボレの通信を発した無線基地を愛知県内に発見しました。(現在は無線博物館みたいになってる)
行ってみたいなー。
ゼロ戦ってよくわからないんですよねー。
靖国神社の博物館に展示してあるのがゼロ戦かな?
日本の戦闘機はぜんぶゼロ戦なのかな・・・ 飛燕とか月光とかあると思うけど。
あの虎タトゥーを彫られる科学人て宇宙探検隊の科学者の子孫たちがエグかったすよねぇ。「退化した文明人」てのが。
でもパルの映画、宇宙戦争もタイムマシンもレトロだけど良き雰囲気だった記憶あります。
でもスピルバーグの方が好き