【ネタバレ】 映画「パンズ・ラビリンス」

EL LABERINTO DEL FAUNO (2007)


パンズ・ラビリンス (字幕版) - イバナ・バケロ, セルジ・ロペス, マリベル・ベルドゥ, ダグ・ジョーンズ, ギレルモ・デル・トロ, ギレルモ・デル・トロ, ギレルモ・デル・トロ
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美味しいパンを食べまくる迷宮ではありません

ノンジャンルで映画を見ていく最終回!
GYAOが過去のアカデミー関連作品を無料配信してくれてたので、緊急で「パンズ・ラビリンス」(原題:パンの迷宮、撮影賞・美術賞受賞)を見ました!
寿司屋のカウンターに座るだけでトロが出てくるギレルモ・デル・トロ監督、これが真の実力か!
単なる特撮オタクのロリコン野郎ではなかったのか・・・(いや、ロリコンはまちがいないでしょ)
暗い、そしてダーク!
ハビエル・ナバレテのテーマ曲も悲しい。
こんな悲しい曲だと、誰もハッピーエンドだとは思わないよね?
https://www.youtube.com/watch?v=JktNRlNTfMs

現実とファンタジー、2つの物語が重なり合う不思議な構造。
そしてラストも2通りに解釈できますが・・・
まずは「現実世界」、スペインの歴史には疎いのですが、過去の大変だった時代。(フランコ独裁時代?)
軍部が独裁でブイブイ言わせ、民衆は苦しんでいた。
不気味な森の中の館、そこはレジスタンス掃討を進めるビダル大尉セルジ・ロペス)の前進基地でもある。
この大尉がいい感じで狂ってて、ナイス悪役。(ナイフで切り裂かれた口を自分で縫うシーンはゲロゲロ)

そこへ大尉の妻となるべく嫁いでくる女性カルメンアリアドナ・ヒル)。
娘のオフェリアイバナ・バケロ)というコブつき、しかもお腹には大尉の子も身ごもっている。
大尉婦人として歓迎されるカルメンだが、オフェリアにとって大尉は冷酷で恐ろしい「新しい父」だった。
生まれてくる我が子のことが気がかりな大尉オフェリアなんか邪魔っけ!(オフェリアの実の父は大尉によって殺害された、という匂わせが)
家政婦リーダーのメルセデスマリベル・ベルドゥ)だけはオフェリアに優しくしてくれるが、彼女の正体はレジスタンスのスパイ。
周囲の森に潜伏してるレジスタンスの頭目は、彼女の弟なのだ。
物語が進むにつれ、追いつめられていくレジスタンス。
捕えた捕虜を残虐に拷問する大尉メルセデスの正体も暴かれる時が来る・・・

そんなこんなで、読書好きで空想好きの少女オフェリアにとっては目をそむけたくなるような、苛酷な現実が周囲に広がっている・・・ もうイヤ!
で、もう1つの「ファンタジー」側面ですが、ある日オフェリアは昆虫の姿をした妖精と出会い、その案内で古代遺跡の迷宮に入りこむと・・・ そこにはギリシャ神話の牧神パンが待っていた。
悪魔的要素もあり「パニック」という言葉の語源となったパンさまですが、見るからに邪悪・・・ まさか、この神が「いい人」だったなんて!
「あなたは王女様! 帰っていらしたのですか!」
オフェリアの顔を見てパンは驚くのであった。(あんたの顔の方が驚くわ)

パンの語る、いかにもファンタジーな設定・・・
「昔々、地下の世界に魔法の国があったよ、王女様が地上に出てみたよ、光がまぶしくて死んじゃったよ・・・ でも幾世代の後、王女の魂は輪廻転生して人間の子供として甦るであろう! 父王はいつまでも娘の帰ってくるのを待っている、そしてこの迷宮は地上にただ1つ残った、魔法世界への入口」
「わーい!私、王女なの? 魔法の国へ連れていって」
「その前に、あなた様が真の王女様かどうか、3つの試練を乗り切らなければイカン!」
こうしてオフェリアは、やるべきことを指示してくれる「真っ白いページの本」や、どこでもドアを作り出す「魔法のチョーク」をもらって、恐るべき試練に挑む!

特に「第2の試練」に登場する「手目人間」は怖い!
https://www.youtube.com/watch?v=WtRRLqmVk4k

こうしたファンタジー世界は、果たしてオフェリアがつらい現実から逃れるために作りだした「空想」なのか?
世間一般の評価では、そういうことになってるらしいですが・・・
んががが、体調が悪化した母カルメンのベッドの下に魔法のマンゴラゴラを置いたら回復したり、魔法が「リアル」であると匂わせる描写も多々あるのです。
第2の試練で失敗したオフェリアは、王女の資格を失ってしまう。
さらにベッド下のマンドラゴラも大尉に見つかって、それを取り出したとたん母の容態は悪化、さらにそれを暖炉で燃やしたら、母死んじゃった!(子供は無事に出産)

ついにメルセデスも御用となり、拷問にかけられるところを一瞬のスキをついて脱出、大尉をナイフで切り刻んで森へ逃走。(大尉まだ生きてる)
オフェリアの前に再びパンが現れ、「最後のチャンスをやろう。赤ん坊を連れて例の迷宮まで来なさい」
魔法のチョークを使って大尉の部屋に侵入するオフェリア、赤ん坊を拉致してダッシュ、だが大尉も追ってくる!
ここでも魔法の力で大尉の追跡をかわすような描写が・・・
迷宮の中心部、聖なる泉でパンと対面するオフェリア。
パンはナイフを渡し、「無垢なるもの(赤ん坊)の血を泉に捧げるのです。そうすれば王国への扉が開く」
「イヤ!」思いっきり拒否のオフェリアパンぐぬぬ「王国への帰還を拒絶されるのか!もう知らん!勝手にやって!」
ここでパンは消える。と同時に、大尉が現れる。
赤ん坊を取り返し、オフェリアを射殺する大尉・・・ 彼もまた、遺跡の出口で待ち構えていたレジスタンスらによって報復されるのだった。(赤ん坊はメルセデスが育てるようだ)

泉のわきに転がるオフェリアの遺体に涙するメルデデス・・・ だがオフェリアの血が泉へと滴り、魔法の王国への門は開かれたのである!
パン「赤ん坊のかわりに自らの血を捧げる、これが正しい選択だったのじゃ・・・ あなたは最後のテストに合格した」
パンの真の姿が「善良な神」だった、というのが意外!
オフェリアの魂は両親と再会、王女として玉座に君臨した・・・

果たして、これは死にゆくオフェリアが見た「夢」なのでしょうか?
それなら悲しすぎるバッドエンドということになりますが・・・
管理人としては「リアル」である、つまりハッピーエンドだと解釈します。
だって特撮オタのロリコンのデル・トロ監督だし・・・


ギレルモ・デル・トロ監督作品ネタバレ
「パシフィック・リム」
https://puripuriouch.at.webry.info/201812/article_1.html


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この記事へのコメント

太郎
2021年04月07日 17:24
ふーん。フランコそんなに悪いかなぁ?
知人がフランコ死後のスペインに行ったら、出会う人すべてが、俺ソシアリストと、みーんな社会主義者を自認してた。でも資本主義は変わらなかった(笑)
ヒトラーにどれだけ乞われようと義理あろうと、会談の昼食後のシェスタを取り、ヒトラーにシビレを切れさせて帰らせたの有名。
そのお陰で二次大戦に参戦せず、敗戦国としてにもならないで済んだ。
そして無政府主義のジョージ・オーウェルの「カタロニア讃歌」であれほど貧困に描かれたスペインを、観光立国させて豊かにしてきます。
インバウンドにかつて敵の国際義勇兵団だったヘミングウェイを利用して(笑) 
へいへいと闘牛を「危険な夏」で賛歌したヘミングウェイ、おまえ「誰がために鐘は鳴る」はどうした?? キューバ好きとか、こいつ主張はどーでも良いのね。快楽主義者(笑)
まー、そういう訳で、スペイン内戦は傷跡深かったすが、それをグダグダ言いたがるのは、左巻きの日本文化人すよ。フランスでパテシエしてる従妹の旦那のダチ公に、アメリカズカップのスペイン代表のスキッパーがいるけど、
フランコねぇ……まぁ俺らの秩父のはタマネギとマヨネーズのサンドウイッチ(日本での梅干し日の丸弁当に相当する)しか食えない国だったし、それを観光や外資を入れて立国したのは人民戦線の連中でなくフランコ親父だからねぇ…… って言ってるんだよね。五木寛之とかスペイン好きは、日本の主にハードボイルド系作家に多くて、ても、この人たちの人民戦線贔屓のスペイン感は、現実のスペイン人たちとズレてるんだよね。
だいたいさぁ、近代に出遅れた農本主義国だったスペインの田舎で、政権寄りだからって、アカいがいの一般市民を虐殺したりしていたら、地位を継承してゆけないでないの。ナチの親衛隊みたいな大尉とか、現実を見てない(笑)
あうち
2021年04月07日 22:23
あ、スミマセン
本当にフランコかどうかはわからないのです・・・
でもたぶんフランコ時代じゃないかなあ。
第二次大戦中にスペインが何をしていたのが、フランコが何をしたのか、よく知らんのですよ・・・
ピカソのゲルニカってフランコを批判した絵なんでしたっけ?

監督のデルトロはスペイン人ですね(てゆーかスペイン映画)
あ、今思い出したけど作中で「これはフランコ政権の作ったパンだ!」と宣伝しながら軍人が村人にパンを配ってましたね。
やっぱりフランコが悪役でしたね笑

ま、やっぱり映画関係者は左巻きが多いから、ということではないでしょうか。

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