【ネタバレ】映画「太陽がいっぱい」

PLEIN SOLEIL (1960)



太陽がいっぱい 最新デジタル・リマスター版 (Blu-ray)
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2011-05-28

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完全犯罪を目指すアラン・ドロンの青春の光と影

寒いし、たまには名作映画のネタバレでもするか。
パトリシア・ハイスミス原作のクライム・サスペンスをフランスの巨匠ルネ・クレマン監督が映像化、まだ若造のアラン・ドロンが主演、出世作となった。
フランス映画ですが南イタリアを舞台にしており、音楽がニーノ・ロータですので、「ゴッドファーザー」に共通する「陰影の濃い哀愁漂ってる感」が強い。
犯罪者の活動を描いてるだけなのに名作というのも同じです。

貧しいが知恵の回るイケメン青年トム・リプリーアラン・ドロン)は、学生時代からの友人で金持ちドラ息子のフィリップを迎えに、ナポリへとやって来た。
イタリアで遊びまわるバカ息子をアメリカに連れ戻せば、5000ドルの礼金を払うとフィリップ父に依頼されたのだが・・・
フィリップ、まったく帰る気なし。
仕方なくフィリップとその恋人マルジュにつきまとうトム、実はマルジュが好き。
フィリップのクローゼットを勝手に開け、高級ブランドのシャツや靴を見つけ、思わず身につけてしまうトム・・・ そこをフィリップに見つかり、気まずい空気。
金も服も女も、フィリップの全てをいただいてやる感がトムの全身からみなぎる。

3人でフィリップ所有のヨットに乗り、海へ繰り出す。
だんだんトムがうざくなってくるフィリップ魚の食べ方でバカにしたり、上半身裸のまま海に流す太陽地獄のリンチにかけたり、トムの扱いがひどくなってくる。
だがひたすら、ギラつく目で「チャンス」を待つトムであった・・・
ある日、マルジュフィリップとケンカ、ヨットを降りる。
待ちに待ったチャンスが来た!
海の上で2人きり、トムはフィリップをナイフで刺し、死体を布にくるんでロープで縛り、海に流す。

ついにトムの犯罪活動が始まった。
フィリップに成り済まし、彼のサインを修得、銀行から金を引き出すことに成功。(サインの練習をする場面は「ジャッカルの日」のような冷徹なプロフェッショナルぶり)
フィリップが恋しくなってきたマルジュにも接近、「彼はもう君を愛してないよ」と吹きこむ。
フィリップの友人(やはり金持ちでイヤな男)が訪ねてきてバッタリ、バレそうになったので撲殺、死体を捨てる。
警察の追及をかわしながら、フィリップ第2の殺人の犯人に仕立て上げる。
ついにマルジュをものにし、勝利目前のトム
南イタリアのビーチで太陽の光を浴びながら、「今日は最高の日だ・・・ 太陽がいっぱいだ」

だがフィリップの父親がイタリアに乗りこんできて、マルジュとともにフィリップのヨットを処分しようと、業者立会いのもと、浜辺に引き上げる。
おや? スクリューにロープがからまってるぞ?
そのロープを引っ張ると・・・ 布にくるまりロープで縛られた「何か」が海から出てきた!
それは海に捨てたはずのフィリップの遺体・・・ マルジュの悲鳴が響き渡る。

そんなことも知らずにビーチで横になり、飲み物を飲んでるトム
警察がカフェのオバさんに、「あの男をここへ呼んでください」
オバさんが「リプリーさん!電話ですよ」と嘘の呼びかけ、トムはグラスを置いて、カフェの方へ・・・
輝く太陽と青い海・・・ 哀愁あふれる名主題曲が流れ、END

どう考えてもトムはもうおしまいですが、原作ではトム・リプリーの活躍がシリーズ物になってるのだ!
この危機を切り抜けることができたのか?
それにしてもトム、金を手にしたらグズグズしないでドロンすればよかったのに・・・(昭和時代なら受けたギャグ)

ひとつ気になったのが、トムフィリップ父にタイプライターで偽の手紙を書く場面。
アメリカ人がアメリカの父に手紙を書くのにフランス語を使ってるって、おかしいよね?












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